6月27日(火)「ナスの未来を決める、三本仕立て & 勝間田天神涼みへ向けて、勝央音頭の練習スタート」

6月27日のなのはな

 昨日の雨が嘘のようで、曇りだけど一時、日差しも出るような暑い1日でした。
 梅雨の期間、少しの雨の止み間が、畑に出られる貴重なチャンスです。

 午前から、これは30度を超えるだろうと思われる天候。
 そんな中、キャベツの収穫へ行きました。やはり、雨の影響か玉が大きくなっていて、最後に定植した第3弾のキャベツも、もう収穫できるサイズになっていました。

 

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 キャベツを1玉収穫しようと、包丁を芯に入れ、外葉をはがすと、水が滴り落ちてきます。
 自然の雨の力で、みずみずしく身がぎゅっとしまったキャベツを収穫できてうれしかったです。
 今日は全部で約100玉をとることができました。それでもまだまだとれそうなので、また収穫に行けるのが楽しみです。

 収穫が早く終わり、その後はナスの手入れをしに梅見畑へ。
 ナスの気になっていた草取りと、この時期に重要な三本仕立てをしました。
 草取りは、雨後だったので、手で取るのが一番きれいで速くできて、約1時間で終えられて気持ちがよかったなと思います。

 そして、ここからは、ナスにとってこのタイミングしかできない重要な手入れ。三本仕立てにするための脇芽摘みです。
 これから、ナスの株が育つために、伸ばしたい三本の枝を残し、そのほかの脇芽をとります。
 株がまだ小さいうちは、一番花、二番花を今の段階でとっておき、株に実をつけられる体力がついてきたら、花をつけます。

 

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 株を成長させたい大事な時期に脇芽摘みをすることで、これからの未来のナスにとって、育ちやすくなると思います。
 少し緊張感のある作業ではあるけれど、やっていると楽しくて、なおかつスピーディに進めることができました。
 花をとってしまうのはもったいないような気もしますが、次に成熟するまでつける花を見られる日が楽しみです。
 7月の末に、ナスの収穫ができるかなと思うので、それまで追肥、草取り、水やりと、こまめにしたいです。

(さき)

 

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「午後からは、盆踊りの練習をします」
 そう作業発表を聞いたとき、夜の闇の中に浮かぶ、赤提灯の明かりと、その下で勝央音頭保存会の揃いの浴衣を着て、夜道を踊り歩く、夏祭りの景色が浮かんできました。

 勝央町勝間田天神涼みの道中踊りは、旧出雲街道勝間田宿の石畳の道を踊りながら練り歩きます。長い間、コロナ禍の影響で中止になっていましたが、この夏、ふたたび開催されることになり、勝央音頭保存会の一員として、私たちも道中踊りに出演させていただくことになりました。

 

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 1曲ずつ、振りを丁寧に確かめていくことから練習は始まりました。少人数で3チームを作り、一人ひとりが確実に覚えられる流れを、ゆりかちゃんが考えて組んでくれました。
 練習は、踊り4曲のなかでもメインとなる、『勝央音頭』から行いました。手の振りから、足の動き、両方合わせて手足の動き、というように、ポーズを1個ずつ確認していきました。

 和踊りはダンスと比べて、曲調がゆっくりなので、ポーズ一つひとつもはっきりしているように感じます。両の手で円をつくる、お月様のポーズや、浴衣の袖をそっと押さえるような上品なポーズもあり、一つひとつの決めポーズに意味が込められているのはフラダンスと同じだと思いました。
 振り入れは大体20分ほどで終え、そのあとは円になり、曲に合わせて踊ることになりました。少人数でしたが、小さな円を作ると、和踊りらしい光景に何だかじんわりときました。曲に合わせて踊り始めると、一度にその世界に引き込まれ、実際に浴衣を着て、夜道を練り歩いているような気分になり、気持ちが高まりました。

 

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 この日は4曲中、2曲を覚える目標で、続く2曲目は『サンサン勝央』を踊りました。こちらも『勝央音頭』に似ていて、お月様のポーズから始まる踊りですが、振りの中間で腰、胸、耳の横の3か所で下から打ち付けるように両手を叩く、低いところから高くなるところが見せ所の、少し難しい振りもある曲です。覚える振り自体は少ないですが、一つひとつのポーズの決めが難しいなと感じます。ですが、今回初めて踊る子たちもゆりかちゃんの丁寧は説明ですぐに覚えて、そのあとは曲に合わせて一緒に踊ることができました。

 みんなが、「すごく楽しい」と笑っていたことが、わたしも同じ気持ちで、とても嬉しかったです。
 今日は振りを思い返すことまででしたが、これから7月の天神涼みに向けて、振りを揃えて踊れるように習慣練習をしていくことを、ゆりかちゃんが伝えてくれました。わたしも以前、お父さんに教えてもらったポイントや揃えたところを、もう一度思い出して踊れるようになりたいと思いました。

 

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 なのはなでダンスをたくさん踊らせてもらい、ダンスの魅力もたくさんあるけれど、ダンスとはまたひと味違った、和の踊りにわたしは強く惹かれるものがあります。ポーズから横顔の見せ方、目を伏せる加減まで、品があって美しいなと感じます。長く受け継がれる日本の伝統だからこそ、昔の人たちの文化を守る思いから作られた美しさなのかなと思います。その文化を、勝央音頭保存会の一員として、繋げていきたいです。

 夜道に浮かぶ赤提灯と、揃いの浴衣に赤い紅を差して。待ち望んだ天神涼みの開催が心から嬉しいです。みんなと踊りの世界を楽しんで、これからの練習に力を入れていきます。

(るりこ)

 

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〈夜7時から、図書室では、藤井先生のアコースティックギター教室が開かれました〉
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〈藤井先生から頂いたイチジク、“バナーネ”の剪定枝を使って挿し木をし、苗を育てています。根付いた挿し穂から、新芽や葉が伸びてきています!〉