6月19日(月)「桃の夏のはじまり 『はなよめ』初収穫 & 柔らか土で楽しく 白大豆の植え付けと、ジャガイモ掘り」

6月19日のなのはな

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 はなよめの収穫を開始しました。
 収穫に際して、緊張する気持ちと、いよいよ始まるという意気込みがあります。
 少し前の予測では、今週末頃から採りはじめるくらいだと思っていたのですが、
 数日前から気温30度以上の日が多くなり、ぐっと成熟が進んだのを感じました。

 

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 初日のこの日は、奥桃畑のはなよめをメインで採りました。
 桃のメンバーのみんなも、収穫に向けて、心して臨んでいるのがわかって、同じ気持ちで桃に向かえることが嬉しかったし、心強かったです。
 収穫は1年ぶりになるため、前年に一緒に収穫をしていたメンバーも多かったのですが、感覚を思い出すことを、この日のテーマにしました。

 はじめにみんなで収穫基準を確認しました。桃の収穫は、桃の作業の中でも難しい作業ですが、その難しさの一つが、見極めです。
 樹熟しで採りたいので、果皮の色の抜け具合や、香り、雰囲気などで、総合的に判断します。光の当たり具合によって、まだ採り頃でなくても熟れているように見えたり、果皮の色が完全に抜けるまで待ちすぎると過熟になってしまうため、感覚を研ぎ澄ませて見極める必要があります。

 

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 まず、数個、試しに採ってみて、包丁で切って、一切れずつ食べてみて、熟れ具合を確認しました。
 その年の生育のしかたや、天候によっても、どこを樹熟しの一番ベストな採り頃にするかが変わってくるので、この確認はとても大事だと感じます。

 その後、ペアになって、2人で確認しながら採っていってもらいました。
 判断に迷う場合は、声をかけてもらい、一緒に見ました。

 

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 収穫の難しさの2つめは、当たりを出さないように採ることです。
 これも、桃が柔らかく熟れている樹熟しで採るため、採るときに少し枝に当たっただけで、傷ついてしまいます。
 当たりの出ないような採り方というのには、コツがあるのですが、それもみんなで共有しました。
 しかし一番は、心を使うということだと思います。一番いい採り頃を見極めて、いかに傷つけずに採るかということは、心を研ぎ澄ませることが必要です。

 あとは、それぞれの人が、感覚を取り戻したり、慣れていけたらいいなと思います。

 

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〈早朝の収穫を経て、日中には袋がけ作業も進めました。夏の気温のなか、木陰で、黄色スイカ“シュガームーン”のスムージを飲み、一休み〉

 

 この日は開墾17a畑のはなよめとあわせて、約80玉、収穫しました。
 どの品種も、シーズンはじめは、種割れから熟れていくため、この日採った桃は種割れや変形が多かったですが、予想どおりです。
 これから、良い実が熟れていき、味も乗っていくことと思います。
 良いスタートが切れたのではないかと思います。

(あんな)

 

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〈夜には選果ハウスに糖度計をセットしました〉

 

***

 

 午前の時間に、白大豆の植え付けをしました。

 朝食前に、まえちゃんと、最近植え付けた黒大豆やササゲなどに水やりをしようと待ち合わせていると、今日の午前のはじめに白大豆の植え付けをすることになったのでライン引きに行こうと言ってくれました。ジャガイモ掘りの1日だと思っていたけれど、ジャガイモ掘りに行く前にみんなで白大豆の植え付けをしてから行くことを教えてもらい、午前が楽しみになりました。
 畑に120センチ間隔でラインを引き、ジャガイモ掘りの準備と同時並行でスコップや水やりの準備などをして、みんなと下町川の畑に行きました。

 

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 今日は、下町川下畑に白大豆の植え付けをしました。
 あゆちゃんのかけ声で、植え付けが流れるように進んでいきました。
  畑に着くと、須原さんがトラクターをかけてくれた畑の土がさらさらとしていて、
「これは畝作りをしたいね、絶対に楽しいね。でも今日は畝立てなくていいのか、残念」
 なんて笑って、畑の中に行くまでの道中も嬉しかったです。でも、土がさらさらで、植え付けも手で簡単に植え穴を掘りながらすることができ、やっていて気持ちよかったなと感じます。

 

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 苗床の白大豆のネットをはぐると、ピンピンしている苗。すぐに掘り起こし、各ラインに沿ってメジャーを伸ばして、そこに根を当てて40センチ間隔に苗を置いていく人、そして一列置かれたら、「移動します」の声が飛び、植え付けがはじまりました。あゆちゃんの声が畑の中で音楽のように流れて進み、その中での植え付けが気持ちよかったなと感じました。

 みんなで水やりもして、気持ちよく作業も終わり、豆のポーズで写真撮影。畑を出るときは、みんなと気持ちをひとつに、次のジャガイモ掘りへと力が湧いてきたなと感じます。

(どれみ)

 

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***

 

 ジャガイモ堀りのときがやってまいりました。
 なのはなでは、メークイン、アンデス、デストロイヤー、出島を育てており、今回堀った山畑はメークインです。

 午後は、非常に暑く、まさに夏の天候でした。畑の土も乾いており、掘り上げた芋に土もそんなにつかなくて、とてもよいタイミングで掘れてよかったなと思います。

 大人数のみんなで、4人1組となり、一斉にスタートです。

 

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 土にスコップを入れた瞬間の気持ちよさといったら、何とも言えません。
 土が柔らかいところが多く、ワンアクションでスコップが奥までささり、一発で掘ることができました。

 メークインは、土のなかに広がって芋がなるタイプで、スコップをさす場所によっては傷がつきやすいということを意識し、冒険はせずに、常に畝肩にさすようにしました。そうすると、芋も守られ、どんなに広がっていても、スコップでザクッと切ってしまうことがなかったです。

 

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 ペアのももかちゃんと息を合わせ、せーの! で掘ると、そこから、きれいな黄金色のジャガイモが、宝石が沸き上がるように、ぶわっと出てきて、とてもうれしかったです。
 やっぱり、ジャガイモ堀りはずっとやっていられるくらい楽しいなと思いました。
 土がやわらかいとなお、楽しいと感じます。

 夜の集合で、畝が高かったり、追肥がちゃんと施されていたりと、様々な条件によって芋のつきのよしあしが決まることをお父さんに教えてもらいました。
 そのことを聞いて、あらためて思い出すと確かにそうだと思って、感慨深かったです。

 春ジャガイモの収穫、あと残すは、一番広い保育園前畑と、新いいとこ畑です。最後まで、みんなと協力し、ジャガイモ堀りを楽しみたいです。

(さき)