「自分から離れて、新しくなることを楽しむ」 ななほ

6月14日

 村田先生のお誕生日は、何があっても絶対に忘れません。なぜかというと、私が簿記部8期生だったころ、村田先生が、
「僕の誕生日は、足して20です」
 と言われていたからで、6+14の数字を見ると、
「あ、村田先生のお誕生日だ!」
 と思います。

 場所は離れているけれど、朝食の席では、村田先生のお誕生日の話題で盛り上がり、バースデー黒板の村田先生の似顔絵がとてもそっくりで、みんなと村田先生のお誕生日をお祝いできたことが嬉しかったし、時間も空間も超えて、気持ちが村田先生のもとへ、届いていたらいいなと思います。

 話は変わるのですが、最近、私が課題に感じていることの1つに、「自分から離れて、新しくなることを楽しむ」とあります。
 これまでにもお父さんとお母さんから、殻を破ること、良い子やできる子の枠から抜け出したらもっと心も身体も使いやすくなるよと教えていただいてきたけれど、今の私にはもう少し、越えなければいけない壁があるのを感じています。
 でも、良い意味で新しい自分になって、良い意味でみんなの期待を裏切って、「ななほちゃんって、こういう子だよね」というものを一度、ぶち壊してみたら、もっとみんなのために私が神様から与えられた能力や身体を100パーセント、使えるだろうなと感じています。

 そういう風な気持ちでここ2日間、過ごしてみると、今まで以上に声を出すこと、ダンスを踊ること、変な顔をすることが楽しいなと感じます。
 変な顔というのもただふざけて遊んでいるわけではありません。ちょうど、父の日の会に向けてまちちゃんチームでダンスを練習しているのですが、今日はダンスでも、コーラスでもなく、顔の振り入れをまちちゃんがしてくれて、チームのみんなと大笑いしながらも、真剣に顔の振り入れをしていきました。

 まだ、詳しいことは当日のお楽しみなのですが、(私って、こんな顔ができるんだ!)(こんな顔、今までしたことない)(あ、この顔、5歳の頃にしたことがあるけれど、それ以降、やろうとも思ってこなかったな)と思うくらい、久しぶりに変な顔をしてみると、案外、楽しかったです。

 最初は恥ずかしかったのですが、まちちゃんやチームのみんなが全員、変な顔をしていると私も変な顔がしやすかったし、私が変な顔をしても誰も、馬鹿にしたり恥ずかしく思わったりせず、逆に「いいね!」と肯定してくれると、変な顔を通して、自分の中で閉ざしていた何かが、急に開けたような感覚になりました。

 私はこれまで、良い子じゃなければいけない、周りの人に恥をかかせるようなことはしていけないと思ってきて、無意識の中で上品じゃないと馬鹿にされる、だから馬鹿にされるようなことは絶対にしないと思ってきたし、いつも綺麗な服装で、綺麗な表情で、綺麗な言葉遣いじゃなければならないという風に自分の枠を狭くしていたところがあったけれど、今回、ダンスを踊ったり、表情を作ってみて、
(こんな世界もあるんだな)
(これをしても、許されるんだな)
 と感じています。

 まだ、私は自分を守るための縛りやルールを無意識に作ってしまっているところがあるのですが、周りからの評価を気にしないで、もっとみんなのために動けるように、幅を広げていきたいです。
 いつでも、みんなのためなら面白い罰ゲームができる、みんなのためなら変な顔をできる、みんなのためならどんな人も演じることができるというように、心の幅を広げていたいです。

 考えてみると、お父さんお母さんとか、あゆちゃんはいつだって、そうしているから、必要に応じてその場その場に合った立ち居振る舞いや表情がすぐにできるのだと思ったし、時には真剣に真正面から向き合ってくれたり、時に羽目を外して遊んだり、笑わせてくれたりするんだなと思って、本当に自分から離れて、評価を気にせずにいたら、喜怒哀楽の幅も広がって、もっとなのはなファミリーのみんなや、未来のなのはなファミリーのために(ひいては、社会のために)繋がるのかなと思い、その心持ちで変わっていきたいなと思いました。

・6年生子ども園

 6年生教室で勉強をしていると、毎日、たけちゃんとたいちゃん、ゆりちゃんとおとちゃんが来てくれて、6年生がとても賑やかになり嬉しくなります。本当に6年生がこども園みたいです。

 昨日は、ゆりちゃんとカラーペンを使って遊びました。
「ゆりちゃん、見てみて。赤色と青色を混ぜると、ほら、何色になった?」
 と聞くと、
「わあ、むらさき」
 と喜んでくれたり、ゆりちゃんも一緒に色を重ねてみて、いろんな色を作ったのが楽しかったです。

 また、お母さんが提案してくださり、あゆみちゃんが運んできてくれたナナポンの小屋も大人気で、3人がナナポンの小屋に入って遊んでいる姿がとても可愛いし、毎日、おやつを分け分けしてくれて、毎日、「ねえ、一緒に遊ぼう」と声をかけてくれて、本当にかわいいなと思います。

 今日も、たけちゃんとたいちゃんを送りにたけちゃんハウスまで行くと、たけちゃんが、
「ななほちゃんも、遊んでいく。ななほちゃんは、ママとパパと遊んでいく。ななほちゃんも一緒に遊ぶ」
 と言ってくれたり、ひでゆきさんが玄関に出てきてくださったときにたけちゃんが、「ただいま、ななほちゃんで~す!」とパパに紹介をしてくれたのも可愛かったです。

 結果的に一緒に遊ぶことはできなかったのですが、たけちゃんがママの話を聞いてすぐに気を取り直して、「また明日ね。バイバ~イ!」と手を振ってくれるのも優しいなと思いました。
 本当にたけちゃんにとっては、毎日が新鮮で面白くて、毎日がイベントのように楽しくて、何でもない日バンザイなんだと思うと、私も日々、その気持ちで過ごしていたいと感じます。

 最近は、ゆりちゃんも毎日、なのはなへ来てくれて、ゆりちゃんとたけちゃんが一緒に遊んでいたり、順番こを覚えて汽車や、車の乗り物に乗っていたり、おしゃべりしたり、ぎゅっとしたりしているのがとても可愛いです。
 ゆりちゃんもなのはなが大好きで、毎日、夕方になると、
「ゆり、今日1人でなのはなに泊まっちゃおうかな。かあかは帰っても、ゆり、お姉ちゃんたちと泊まろうかな」
「ゆり、今日なのはなでごはん食べる。ゆり、お風呂も入っていくんだよ」
 と言っていて、とても可愛いし、たけちゃんとゆりちゃん、たいちゃんとおとちゃんがなのはなにいてくれて、なのはなで育っていく姿を側で感じられることが幸せだなと思います。

 今日は3時間、激しいダンスを踊り続けて汗びっしょりです。でも、その分、今からお風呂に行くのも、今晩眠るのもいつも以上に楽しみだなと思います。

・最後に
 勉強のことになるのですが、5月に受けた1回目の試験の結果が発表されました。まだ、ネット上なので詳しい点数は、試験の答案用紙と共に郵送で送られてくると思うのですが、4科目全部、合格していて嬉しかったです。
 科目試験は60点以上が合格で、60点から70点がC評価、70点から80点がB評価、80点から90点がA評価、90点から100点がS評価なのですが、1回目の試験では、造形表現論がA評価で、健康科学、言葉とこどもの文化、表現とこどもの運動がS評価でした。

 次の試験は7月2日なので、また、父の日の会が終わったら試験勉強とスクーリングに向けてのピアノの練習も頑張りたいなと思うし、スクーリングが終わったらみんなと畑に出られる日も増えるかなと思い、とても楽しみです。