「絶対に必要なこと」 りんね

6月3日

〇雨後の見回り

 今朝は、まりのちゃんたちと吉畑手前ハウスの苗出し、水やりをした後、担当作物の見回りへ行きました。

 一昨日の夜から昨日にかけて、かなりの降水量がありました。
 カボチャ、キャベツ、イチジクの畑を回って、どの作物も雨前より一回り大きく成長していました。病気の気配はなく、それなりにコンディションが良くて、嬉しかったです。

 カボチャは、うなぎとりの2枚は全体的に、少し葉色が薄めでした。雨が降ったことで根が肥料に届いて、これから色が濃くなることもあるかと思うので、経過を観察したいと思いました。また、えびすカボチャで生育の良い1株に、1番花が咲いていました。これからが楽しみです。
 梅林手前の粉雪姫カボチャは、葉色は濃かったです。1番果も、ピンポン玉より少し小さいくらいになってきました。
 けれどその代わり、黄色い花へ集まってくるのか、ウリハムシが大挙して押し寄せていました。1株に3匹以上、畑中に小さな、オレンジのウリハムシが見受けられました。カボチャの葉にも、ぽつぽつと小さいけれどかなりの勢いで虫食いの穴が開き始めていて、これは放っておけない、と感じました。

 イチジクは、嬉しいことに、今まで勢いが足りないと感じていた木も、この雨でぐんと新芽を成長させていました。ぐんと生えたため、根本や幹から直接生えてきた芽は、芽かきが必要なほど。いい枝に養分がいくように、明日の朝芽かきをしたいと思いました。

 畑を走って見回った朝の時間。鏡張りになった田んぼに、那岐山と空が映っていて、なんてきれいなんだろうなと思いました。

 夜、お父さんに相談させてもらって、粉雪姫カボチャのウリハムシ対策、そして畑の水問題の対策も、決まりました。すごく、嬉しかったです。
 B-2チームのノートに、やりたいことを書き出すと、かなり多かったです。ウリハムシ対策、お花の鉢上げ、イチジクの芽かき、そして雨前にできればスイカの定植、堤防作り。余裕あればプラスアルファで、他にもいくつか進めたい。
 優先順位をつけて、確実にできるように、ほしちゃん、さとみちゃんたちと協力していきたいです。

〇田植えの応援

 午後は、お父さん、永禮さんの田植えの応援に、みんなと行きました。
 お父さんは桃横田んぼで田植え機の上から、にっこりと笑って手を振ってくれて、とても嬉しかったです。まっすぐに田植え機を走らせ、ノンストップで高速ターンする姿が、本当にかっこいいなと思いました。
 カチャコン、カチャコン、と田植え機の4本の爪が、苗を植えていくのが、いつまでも見ていられると感じました。

 永禮さんは、諏訪手前田んぼ下で田植えをしてくれていました。稲の補充をする畦にみんなでいたので、そのたびに永禮さんが笑顔で、「帰りました」と声をかけてくれました。
 みんなで応援に行くと、「今年2番目に嬉しかったです(1番目は誕生日会)」と言ってくださり、とても嬉しかったです。

 応援隊の車は、のぞみちゃんがキャラバンを運転してくれていました。そのため、私はおとちゃんを抱っこさせてもらっていました。
 抱っこしていて、ともかく、かわいかったです。生後約3か月。ぱっちりと開いた瞳は、初めて見る景色を、何もかも新鮮に映しているからか、キラキラとしていました。
 涼しい風に、ふさふさの髪の毛をそよがせて、心地よさそうに眠っている姿の、愛らしいこと。赤ちゃんって、本当に尊い存在だと感じました。
 のぞみちゃん、ゆりちゃん、おとちゃんが、なのはなにたくさん来てくれることが、とても嬉しいです。

〇夜の集合

 夜の集合で、お父さんがアメリカにいる卒業生のえりさちゃんと、話したことを教えてくれました。
 えりさちゃんが大学で学んだ“公衆衛生”の授業。私は公衆衛生、という言葉をはじめて知りました。
 一人ではなく、みんなで、衛生を守っていくことに意味があるということ。その考え方は、なのはなファミリーの考え方と同じということでした。
 摂食障害は、人との関係を継続して良好に取り続けることが、できない病気、ともいえる。一人では決して回復できない。
 内にこもらず、人との良好な関係を取り続けること、みんなで回復していくことが、絶対に必要なこと、と教えてもらいました。
 私は、一人になりやすい、内にこもって、人との関係をいつの間にか無くしてしまう、という傾向が強いと思いました。そこを直していくこと、人との関係を大切にすることが、すごく重要なのだと感じました。
 大切なことを教えてもらえて、嬉しかったです。

 今、日記をリビングで書いていて、窓の外に、白く光を放つ月が見えます。満月かな、と思いました。すごく綺麗で、見ていると心が澄んでいくように感じました。
 明日は、みんなで手植えをすると思います。とても楽しみです。