「誰かのため、仲間のため」 みつき

5月14日

●誰かのため、仲間のため

 今日は、母の日でした。
 古吉野には、卒業生のみんなからのお花がたくさん届いていました。
 食堂の黒板も、お母さんの似顔絵や、お母さんの好きなもので埋め尽くされて、とっても賑やかになりました。
 今日のご飯は、りゅうさんや台所さんのスペシャルメニューで、目玉焼き丼や鮭フライ、デザートには酒粕アイス!
 集合の最後には、サプライズで、練習をしていた『ハナミズキ』を、お母さんお父さんを囲んで、みんなで肩を組んで歌いました。
 すぐそばで、お母さんお父さんの笑顔、みんなの笑顔があふれていました。お母さんをお祝いする気持ちでいっぱいの1日が、本当にあったかくてしあわせで、今も、ふわふわとした気持ちに包まれています。

 お母さん。
 なのはなのみんなのお母さんで居てくださって、いつもありがとうございます。

 お母さんとお父さんに出会えて、わたしは、本当に良かったと思います。
 けれど、なのはなに来られて良かったと感じるとき、いつも、今もなのはなを探して求めている、誰かのことも、思い浮かびます。
 わたしが回復して、自立していくことでできる道が、誰かのもとへ繋がっていると思うと、絶対に諦めたくありません。わたしが今どれだけ未熟であっても、うまく動くことができなくても、それでも前を向いて、進んでいこうと思えます。
 お母さんが、「1人でもいい、誰かたった1人のために、回復するんだよ」と、話してくださった言葉があるからです。

 今日の集合のお話でも、お父さんが、
「誰かといっしょに何かをしていきたいと決めたら、症状は邪魔になって、必要なくなるんだよ」
 と話してくださいました。
 そして、続けて、お母さんが、「お母さんは、ただ、一緒に優しい世の中を作っていく仲間集めをしているんだよ」と話してくださいました。

 お母さんは、「誰かのために良く生きたい」という気持ちでしか動いていないのだと感じました。
 今、なのはなで生活させてもらっていること、そのひとつひとつが、誰かのためでしかない。お母さんお父さんがかけてくださる言葉も、向けてくださる笑顔も、いつか、わたしが仲間に与えられるように、仲間を守れるように、成長していきます。

「みつきの未来は、絶対、明るいです」
 誕生日を迎えたとき、お母さんが、はっきりおっしゃってくださいました。
 その言葉を、いつも心に持っています。わたしも、誰かの未来を明るくできるように、生きていきます。

 お母さんのことが、大好きです。
 いつも読んでくださり、ありがとうございます。おやすみなさい。