「播種日和」 ななほ

5月12日

 

 

 今日はお父さん、お母さんと朝から永禮さんも来てくださって、播種ができて嬉しかったです。

 私も1時間程度だったのですが、勉強の合間にえみちゃんと一緒に播種に行って来て、みんなの流れの中で一緒に作業できた時間が嬉しかったです。
 今年は播種と桃の摘果とで別れて作業をしていたため、播種自体の人数は例年に比べると少なかったのですが、あゆちゃんが播種機を回している中、播種機が休むことなく動き続けていて、それが永遠とみていたくなってしまうくらい、かわいらしく面白いなと思いました。

 なつみちゃんが焼土を補充して、ちさとちゃんが種もみを補充して、それらが均等にトレーに落ちていくのは、小さな工場のようでした。

 また、そのトレーをグラウンドへ運んでいくと、永禮さんやどれみちゃんが満面の笑みで受け取ってくれて、そこからグラウンドに並べられ、お母さんたちの左官屋さんによってトレーの周囲がきっちりと固められ、しなこちゃんやまりのちゃんが防除をしてくれていて、すぐにまえちゃんたちがミラシートをかけていて、私たちも人力の大きな工場みたいでした。
 播種の流れに乗って私もトレーを運んだり、手が空いた時間に中庭の草取りをしたりするのが楽しくて、天気のいい中、播種ができたことが嬉しかったです。
 この数日間、まえちゃんたちが種もみの芽出しをしてくれていて、食事の席で芽だしの様子を聞かせてもらっていたのですが、まえちゃんたちが数時間おきに芽出しの様子を見て、管理や発芽の調節をしながら、いい状態で播種まで準備をしてくれていて、その姿がかっこよかったです。

 また、稲の苗が成長して、みんなと水やりをするのが楽しみだし、これから田んぼの季節が始まっていくと思うと、気持ちがすっきりするようで嬉しいです。
 話は変わりますが、午後に30分だけだったのですが、みんなのウナギとり畑の畝立てのヘルプに行けたことが嬉しかったです。ちょうど、勉強もきりがよかったこともあり、思い切って、畑まで走っていくのが気持ちよかったし、畑へ着くと、永禮さんや大人数のみんなが笑顔で迎えてくれました。

 そのあとも、せいこちゃんたちと苗当番をしたり、晩白柚とバナナの水やりをしたり、お母さんとたけちゃんが遊んでいるところに合流したり、とても充実した午後でした。

 晩白柚とバナナは基本的に毎日、150リットルほどの水をあげているのですが、これからの時期は水やりの量も増やしていきたいので、水やりバディを見つけたいなと思いました。でも、今のところはとても順調に生育していて、バナナも新芽がたくさん出てきているのが嬉しいです。

 それと、古畑でも昨年、花が咲き終わった後に落ちた種から、コモンマロウの芽が出てきていて、静かに大きくなっています。今年も、密かにコモンマロウをえみちゃんを誘って摘みにいきたいなと思います。

 短い日記ですが、明後日が試験なので、夜も勉強をします。おやすみなさい。