「桃の実とともに」 ふみ

5月13日

 桃の摘果をしました。
 2巡目の方法をあんなちゃんが教えてくれて、残す実を絞るので、1巡目よりもさらに緊張もしました。

 最初に、開墾17アールの加納岩白桃の摘果をしました。
 大きくて美しい実を残すときに、日当たりの良い悪い、大きくなって現実的につけられないところ、虫くい、傷、大小差、変形など、色々判断基準があって、難しくも感じます。

 30センチくらいの枝に1つ、葉100枚に一つの実と考えることをあんなちゃんが教えてくれて、枝に3つ4つ実がついているときに、実を見て、位置をみて、摘果をして1つ、2つと実を取ると、ふわっと枝が上に上がり、実は5センチくらいだけれど、1つの実がそれだけの重さがあるんだなと感じました。

 あんなちゃんが、枝の先のほうばかり残すと、枝の先端が垂れ下がってしまったり、収穫をするときに、桃に枝あたりがつきやすいと教えてくれたことがあって、今5センチくらいの実でも1つ摘果しただけで、枝が上にふわっと上がるから、収穫できるくらいになると、相当の重さがあるんだと感じました。

 古畑の白鳳と紅清水を摘果するときに、あんなちゃんが、紅清水の木は、大玉になりやすいから、多めに実を残すことを教えてくれました。
 そして、枝によっても違いがあり、「この枝はそんなに大きくならないから、普通基準の摘果で大丈夫」と、あんなちゃんが例年の傾向から教えてくれて、一つの木のなかでも枝によって実のなり方が違うのだと知りました。

 丸くて、美しい実を見つけると、すごく嬉しい気持ちになりました。
 美しい実が、大きくなって、だれかの笑顔に繋がるのだと思うと、一つひとつの実が大切に感じます。

 摘果をする時間がありがたくて、桃の実とともに、私も成長していきたいです。

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 夜は、のぞみちゃんと一緒にソフトバレーができて嬉しかったです。
 のぞみちゃんのネット際のプレーや、サーブが格好良くて、のぞみちゃんが毎週来てくれたら嬉しいなと思いました。