「吹き矢の実行委員をして」 のん

5月7日

○キャンプ
 今日はキャンプ最終日でした。4月の上旬から準備が始まり、教習があったり、ツツジ祭りの練習があったりするなか、みんなと用意してきたキャンプが、終わってしまった、ような、無事に終わってほっとしたような。そんな感じです。

 キャンプ準備序盤は教習で日中にいられなかったこともあり、あまり参加できていなかったけれど、なつみちゃんを中心に進めてくれていて、教習が終わってからは、さやちゃん中心に恐竜の的や背景を作り進めてくれていました。本当にありがたかったです。

 今日の午前中は、私たちが実行委員をする吹き矢でした。たけちゃんの持っている恐竜の絵本をモチーフにして、私がいなかったときにみんなが作ってくれた可愛い的でやらせてもらいました。

 なかなか全員が揃って打ち合わせすることができなくて、矢の回収の流れを伝え損なっていた人がいたり、マイクを準備していなくて実行委員の声が届きにくかったり、団体戦のルール説明がぐだぐだになったり、悔しい部分もあったけれど、楽しかった、と食事のコメントやお風呂で言ってくれる人がいて、救われました。

 まえちゃんがマイクを途中で差し出してくれて、そこから刺さった矢の点数を読み上げる声が、3投を終えたチームの人をねぎらうみんなの賑やかな声があっても届いて、体育館の空気がまとまっていくのを感じたし、鳴り物のタンバリンも、1つでもあったら盛り上がりが違うんだな、と感じたり、ちょっとしたことでスムーズさや漂う空気が全然違うんだ、と痛感しました。

 反省もたくさんあるけれど、みんなとできて嬉しかったです。ゆずちゃんが集計のフォーマットをエクセルで作ってくれて、一瞬で集計してくれて、私の「合計は……?」と言う声にすぐに答えてくれました。読み上げられてから間髪入れずに答えられるように入力し続けるのは、すごく緊張しただろうな、と思うけれど、ずっと変わらずそれをしてくれていました。

 さやちゃんは、何も打ち合わせをしていなかったマイクを、回し始めてから毎回必ず笑顔で私のところに戻してきてくれました。準備中も、最後まで的のことや細かい準備を一緒に気にかけてくれていて、本当に救われました。

 なつみちゃんは、名人戦の恐竜風船を面白がって作ってくれたり、序盤に中心になって進めてくれました。本番中も、団体戦の得点の発表の仕方がどうしたらもっと良くなるかを考えながらやってくれていました。

 みつきちゃんもさやちゃんと一緒に的の製作をしてくれたり、寸劇を一緒に面白がってやってくれました。やよいちゃんは手計算で集計の確かめ算をしてくれて、毎回の試合で、最高得点が誰だったかを教えてくれて、盛り上げるのを助けてくれました。

 良いときも悪いときもあったけれど、なんだかんだこのメンバーでできて楽しかったです。

 試合で見ていて面白かったのは名人戦で、風船が割れる、割れない、で決着が目で見て分かるのがスカッとしたし、緊張感があって見ていてわくわくしました。団体戦はチーム自慢の的をみんなに楽しんでもらえて嬉しかったです。

 お父さんや大竹さんがハイリスクハイリターンなティラノの心臓を狙ってくださって、盛り上がって、本当にありがたかったです。お母さんが見事、卵の風船を射抜いたのもすっごく格好良かったです。実行委員は緊張するけれど、みんなの盛り上がる楽しそうな様子をずっと見ることができるのは役得だな、と思います。

 また明日、しっかり反省をまとめて、次に繋げたいです。

○夜の集合
 夜の集合で、能動的に生きる、ということをお父さんが話してくださいました。誰のためにやるのかを考えてやる。米の選別をするなら、そのお米を食べてくれる人のことを考える。評価される人、治してもらう人、何かされる人ではなく、する人になる。

 私はそれを聞いて、誰のため、というのが、ともすると評価してくれる人のため、になってしまう、と思いました。その「誰のため」というのをもっと先のところに置いたら、評価が気にならないんだ、と思いました。肝に銘じておきたい、と思いました。