「景色に負けないくらいの世界を」 みつき

5月4日

●景色に負けないくらいの世界を

 午後から、つつじ祭りのリハーサルに行きました。
 現地に行くのは初めてだったのですが、ゆりかちゃんやあけみちゃんから話を聞いていたとおりのステージだったなあと思います。
 ステージが四角ではないので、正面を向いているかどうか分かりづらかったり、出はけの距離が長かったり、砂利の上を走ったり踊るのにも、少し動揺してしまいました。今日、実際の動きを確認したり、踊らせてもらえたことが、本当にありがたかったです。

 客席のほうからステージを見せてもらったとき、誰がどこで何をしているのか、端の方まで見えました。出はけやスタンバイなどもお客さんに見られているということを、1番気にかけたいです。常に気持ちをキープしていたいし、出はけの歩き出しからも美しく見せられるようにしたいです。

 ステージの周りには、白色、赤色、ピンク色のつつじがぽんぽんと咲いていて、隣には川が流れていました。ちょっと見上げれば、色とりどりの鯉のぼりが、いくつも空を泳いでいました。本当に素敵な場所だなあと感じたし、まぶしいくらいの太陽と、青空の下で踊るのは、気持ちがスカッとするのを感じました。

 この場が初めてだとか、慣れないことを慣れないと思わせないような大きさと余裕を持って、堂々と振る舞いたいです。

 集合の時間、お父さんが話してくださったことがうれしかったです。
 わたしたちが目指している優しい生き方や気持ちを、たくさんの人に伝えるということが、表現する意味だということ。
「コンサートのようにセリフはなくても、それを伝えなくてはいけないよ」
 と教えていただけて、そのときその場にあるわたしたちのすべてで、伝えたいです。

 明日、お客さんが来てくださっても、このつつじ祭りの会場、癒されるような景色のなかにふさわしく、負けないくらいの大きな『世界』をつくります。