4月18日(火)「3人で綺麗にした、畑の景色 ◆ 3つのミッション駆け抜ける午後! ◆ 気付けば4人のティーリーフ塗り」

4月18日のなのはな

 暖かくなってくると、野菜の成長も早くなりますが、草の伸びも早くなり、順に畑を廻って、草刈りを進めています。
 今日は、崖崩れハウス周りから、上に上って、崖崩れ畑、中畑、半分畑、ビワの木畑の草刈りをしました。

 まよちゃんとよしみちゃんと3人で協力して、1人1枚ずつ畑を担当しながら進めました。
 私は、畑の草刈りが久しぶりで、久しぶりに斜面や溝を刈ることができて、嬉しかったです。

 

P4187854

 

 美意識を持ちつつスピーディーに進めていくことを心がけました。
 草が残らないように、刃の角度を調整し、際まで綺麗に刈ると、とても気持ちが良いなと思いました。
 一定のリズムと潔い気持ちで、黙々と草を刈っていると、スムーズに刈り進めることができたと思いました。

 途中、給油をするため、エンジンを止め、畑を見渡すと、草が列になって倒れ、畑が綺麗になっている様子が、嬉しくなりました。まよちゃんや、よしみちゃんも、黙々と刈ってくれていて、2人の姿に、私も頑張ろうという気持ちになりました。

 

P4187869

 

 気づけばビワの木畑に入り、丁度、切りよく刈り終わることができました。ビワの木畑から崖崩れハウスまでの坂道には、なのはなの畑が続いているのですが、すべての畑の畦が綺麗に刈り込まれて並んでいると、気持ちが良くて、嬉しい気持ちになりました。

 よしみちゃんは、
「今日は、この季節に入って、半日ずっと草刈りをするのが初めてで、凄く楽しかった」
 と言ってくれて、まよちゃんは、刈っている姿も表情も綺麗で、とても嬉しい気持ちになりました。
 3人で協力して草刈りをできて、たくさん進めることができ、楽しくて、嬉しかったです。

 

P4187866

 

 最近では、草刈り機が使えるようになった人が増えたことも嬉しいです。
 やるたびに上手くなっていけるよう、これからも草刈りを極めていきたいと思います。

(ひろこ)

 

20230418_113700
〈野畑では、小松菜の追肥、中耕、防除、草敷き、ネットがけをテンポにのって進めていきました!〉
20230418_112807
〈手作りのクエン酸石灰を、エンジン噴霧器で散布しました〉

 

***

 

 午後の作業は、盛りだくさんのラインナップ。籾殻の肥料入れ、キャベツのネット掛け、レタスの定植という、3つのミッションがあり、一つひとつに目標を立てて終わらせていきました。

 まず、1か月後に夏野菜が植わる滝川横畑に、籾殻をまきました。
 午前中のうちに、軽トラックで籾殻を運び、畑のなかに6つの籾殻の山を作ってありました。午後の作業では籾殻をバイキング方式でとることができ、その山の近くにまけるので、とても効率が良かったです。

 

20230418_145240

 

 籾殻の運搬には、ブルーシートを活用。
 そうすれば籾殻が風で飛ばないし、降ろすときも楽々できます。
 2人でも、軽トラからブルーシートごと畑に置くことができました。
 まちちゃんとのんちゃんが、2人で大量の籾殻を降ろしている様子は、迫力があって、格好よかったです。

 一面に黄金色の籾殻がまかれ、今にもここで寝転びたくなるくらいフカフカに見えました。
 最後の1テミをまき終えたあと、みんなで大きく手を広げ写真を撮ったとき、とてもやり切った感覚があって、うれしかったです。

 

20230418_151823
〈滝川横畑、滝川奥畑では、今季、ゴーヤとピーマンを作ります〉

 

 つづいて、キャベツのネット掛け。
 防虫ネットのトンネルの裾に、クワで土をのせて固定していきます。そのため、あらかじめ畝間の土を掻き出して、効率よくネットを留められるようにするのですが、今日は、せいこちゃんの提案で、ここでも一工夫。
 いつもなら、畝間に入って両サイドの土を、それぞれ往復して掻き出していました。
 しかし、片方だけで両サイド分の土を一気にとってかけると、手間が2分の1に。
 そうすることで、いつもよりも早くネットをかけられました。

 

20230418_161811

 

 今まで何度もネット掛けをしてきて、その経験からみんながプロフェッショナルとなって、ポールを立てるのも、ネットをかけるときの処理も、それぞれが機転をきかせて、手が止まることなくできて楽しかったです。

 ここまで、順調に作業が進み、時刻は午後4時10分。
「よし、レタスの定植もいける!」と思いました。
 当初は、できれば植えるところまで、と言われていたレタスの定植。
 レタスを植える崖崩れハウスへ向かうと、ちょうど雨が降ってきました。気が付くと、人が増えて、ハウスの中がにぎわっていました。

 

20230418_163452

 

 レタスを植え、硫安をやって草を敷き、ラストは水やりです。株数が少なかったので、4時40分頃にはすべての作業が終わり、帰ってくることができました。

 ここまで終わるとは、始まったときは思わなかったけれど、本当に、みんなの力がすごくて、手早くて、スムーズにいくと、こんなに楽しいんだなと改めて感じた作業でした。これから夏野菜が始まると、もっと肥料入れや、ネット掛け、定植の作業も増えるので、今日のようにスムーズにできるようにしたいです。

(さき)

 

***

 

 以前、子供組のみんなと一緒に手作りしたティーリーフスカート。少し肉厚のビニールを、ティーリーフという植物の葉の形に切って、ペンキで色を塗って、編んで作りました。くるっと腰に巻くと、本物の葉で作ったスカートのようです。5月5日の、つつじまつりのイベントに向けて、フラダンスの衣装として使うことができるように、ティーリーフスカートを、人数分作り足しました。
 なのはなの衣装として、すでに5着あり、あと2着作ります。今日は、なつみちゃんと一緒に、以前制作したときと同じ工程で作りました。

 

P4187047

 

 一度作ったことがあったので、流れはとてもスムーズでした。ビニールのロールを少し広げて、必要な数の葉を取れるだけのビニールを切り取ります。
 ハサミの刃を入れると、チョキチョキと動かさずとも、スーッと刃が真っ直ぐ進んでいき、綺麗に切れる感触が、とても気持ちが良かったです。大きな布を裁断しているような気持ちになりました。

 葉の型紙に合わせて下書きをして、ふと顔を上げると、透明なビニールに、ずらっと綺麗に整列して葉の形が描かれている光景が、少し珍しくて面白かったです。
 なつみちゃんと、葉を75枚、切りました。ビニールには縦方向に線が入っていて、それがちょうど葉の葉脈のように見えました。肉厚で、少しツヤツヤしているのが葉にそっくりだなあと思いました。

 

P4187064

P4187067

 

 次の工程は色塗りです。色塗りは、若草色、ミントグリーンの2色のペンキを使い、淡い緑と、深緑、その中間色の3色を塗り分けます。
 外に色塗り会場をセッティングしました。室内よりも、外はポカポカ暖かく、優しい風も吹いていました。これだったら、ペンキを塗って、干したらすぐに乾きそうだ、と思いました。脚立を立て、脚立の間に紐を張り、ちょうど物干しざおのような場所を作りました。

 さあ、色塗りを始めよう! と、なつみちゃんとペンキと刷毛を持って外に向かっていると、たけちゃんやたいちゃんも、ペンキや刷毛に興味津々。「はっぱぬりたい!」たけちゃんがそう言ってくれて、たけちゃんも一緒に葉っぱの色塗りをすることになりました。

 

P4187072

 

 物干しざおに葉をぶら下げて、ペンキを塗っていきます。低めの位置に吊り下げた葉を、たけちゃんが若草色に塗ってくれました。刷毛を薄緑色に染めて、夢中になって、葉っぱに塗ろうとしているたけちゃんの姿が、とても可愛くて、心が癒されました。たけちゃんの隣では、なつみちゃんが、高い位置の葉っぱを、深緑色に塗っていて、2人がほんとうに姉弟のようで、その空気が、とても温かかったです。

 いつの間にか、たいちゃんをおんぶしたあゆみちゃんも来てくれました。あゆみちゃんとも一緒に色塗りができて、今では刷毛を持っている人が4人! なつみちゃんと2人で塗るのだと思っていたけれど、いつの間にか、たけちゃんやあゆみちゃん、たいちゃんと一緒に、作れたことがとても嬉しかったし、2人でするよりも、より楽しく、作業もはかどりました。

 

P4187085

 

 吊り下げた葉を色塗りするのは、ペラペラして、暖簾に腕押しのようになってしまい、少し色が塗りづらかったです。でも、あゆみちゃんが、手ごろな木の板を持ってきてくれて、その板を葉の後ろに当てて色を塗ったらどうかと提案してくれました。その方法が、本当にやりやすくなって、スピードもとても速くなりました。片手には木の板を持って葉を支え、片方で刷毛を持って塗っていくのが、これまでにした色塗りの作業で一番楽しかったし、少しスケッチをしているような気分でした。

 

P4187088

 

 たけちゃんが、手をペンキで汚しながらも、「はっぱぬれた!」と、とびきりの笑顔で楽しんでくれて、喜んでくれて、その笑顔だけでも、とても嬉しい気持ちになったなあと思いました。午前中に、75枚、全ての葉の色塗りをすることが出来て、午後いっぱいは、外で干しました。葉が等間隔に干されている光景が、とても綺麗だったし、遠くから見ると、光に少し透き通って、キラキラしているように見えました。3種類の色の違いが、近くではあまり分からなかったけれど、遠くからでは、はっきりと見えて、どの色も綺麗に塗れて、なつみちゃんと喜び合いました。

 

P4187103

 

 乾いたら、葉を編む工程に入ります。編んだら、完成です。この葉が、スカートとなってフラダンスの演奏で衣装として、これからもたくさん使える機会が出来ると思うととても嬉しいし、夢が広がるなあと思います。衣装として、綺麗に仕上げられるように、最後の編みの工程も頑張りたいです。

(りな)

 

 

20230418_105710
〈園芸部のみんなが育ててくれている矢車草と、キンセンカがきれいな花を咲かせています。校内には今、ヤマブキなどの季節の花も飾られており、鮮やかな花が彩ってくれる景色に、嬉しい気持ちになります〉

20230418_094426

20230418_095647