「仲間の良いところ」 るりこ

4月16日

○仲間の良いところ

 とても楽しい週末でした。
 土日とも雨だったこともあり、室内でツツジ祭りに向けてダンスやコーラス練習、そしてキャンプ準備をお仕事組さんも揃って進めることができました。

 今日の午前は、まことちゃんと、ハウスのセロリの水やりに行きました。先週もまことちゃんと水やりをして、今週も一緒で、水やりをする野菜の数は先週より少なかったけれど、「リベンジだね」と言いながら始めました。

 まことちゃんがタンク車を出してくれました。先週は特に時間と作業量が少し見合わなくて、わたしは焦る気持ちがあったのですが、まことちゃんは1番に安全運転を心がけていて、どんな時も冷静でいてくれました。作業が時間内に終わるかどうかよりも、まず大切にすべきことを忘れずにいるまことちゃんの姿に、自分は作業を終わらせることばかりに目が行ってしまっていたことを気づかせてもらい、それでは良い仕事にならないなと思い、気持ちを正してもらいました。

 今日もまことちゃんの助手として軽トラに乗せてもらっていて、まことちゃんといると、言葉は交わさなくても安心しました。
 まことちゃんは決して手間を惜しまなくて、効率よりも1つひとつを安全な状態で確実にこなすことを1番に大切にしています。そんなまことちゃんの姿に、わたしもそうであらなければいけないと思わせてもらい、自分の雑味もまことちゃんのように真っ新にしていきたいと思いました。作業が終わるか終わらないか、効率の良さやスピード感を求めすぎるよりも、まことちゃんのような心持ちでいたら、きっと確実でやり直しのない作業になり、そして最後の片付けまできれいに完結できる仕事になると感じました。

 その後はダンス練習を挟んでから、キャンプ準備を進めました。
 今回、ウォークラリーのチームで、なるちゃんとさとみちゃんと一緒に1つのアトラクションを担当させてもらうことになり、この2日間はさやねちゃんも入ってくれて、4人で恐竜の被り物を主に制作しました。 
 なるちゃんやさやねちゃんと一緒に何かをするのは、最近は特に減っていたけれど、ルールを考えたり、制作物の案を出し合ったり、4人で話し合いをしていると、終始、笑いが絶えなくて、その場にいてすごく安心して、心から楽しいなと思える時間でした。

 なるちゃんも、さやねちゃんも、さとみちゃんも決してガツガツするところがなくて、自分の意見を持っていながらも、周りの人を自然と立てつつ、その場の空気を読んで、必要なときには自分が求められる役割をさっとこなしています。自分にはそういうところが足りなくて、思ったことをすぐに言ってしまったり、頭が走り出したら、1人で走りがちになってしまい、結果、自己完結になってしまいます。
 本当は3人のように、仲間と助け合ったり、ときには待つということもしながら、みんなで同じ仕事を協力してこそ、感じられる喜びとか共有できる達成感があるのだろうと思います。今回のキャンプ準備の過程では、自分のそういった自己完結したり、一人でやろうとしてしまうところを直して、みんなと協力して動いていきたいと思いました。

 あゆちゃんやまえちゃんたちが考えてくれる案もユーモアが溢れていて、みんなを楽しませようという気持ちが優しいなと感じます。
 図書室ではそれぞれの役割分担で黙々と作業をしていたけれど、ときに誰かの言葉に笑いが起きて、みんなと顔を合わせて、笑っているだけでもすごくすごく嬉しいなと思いました。

 みんなと過ごす時間のなかで、それぞれの仲間のいいなと思うところ、自分もそうなりたいと思うところをたくさん感じて吸収して、わたしもスタッフさんやお仕事組さんのように、なのはなの子としてあるべき心持ち、動き、優しさを身につけていきたいと強く感じさせてもらった2日間でした。