「大好き土曜日」 ももか

4月15日

 今日はみんな大好き土曜日! 朝から、りゅうさんやお仕事組さんがいて下さって、いつもに増して賑やかで明るい古吉野が、安心した気持ちになって、嬉しかったです。予報通り、雨が降っていたのですが、晴れていた昨日までの間に、スイートコーン・レタス・キャベツの定植を終え、スイートコーンの1弾と2弾には、鶏糞を追肥し土寄せ。ジャガイモは芽かきから土寄せを終えることが出来ていたので、雨であっても不安や心残りは0。逆に、定植したばかりの野菜たちにとって、恵みの雨となっていたのではないかと思い、有難くて嬉しい気持ちです。

 畑には出ることは出来ないけれど、室内でもやりたいことが山ほどあります。2週間後ほどに待っている、ゴールデンウィーク……5月5日からは、楽しみのパラダイス! つつじ祭りに、山小屋キャンプ。ダンス練習をして、コーラス練習をして、キャンプの準備をして。雨の日こそ、チャンスだと、私は思います。

 午前中は、キャンプの準備をしました。私は、子供組とえみちゃんとセブンブリッジ大会の実行委員を担当させてもらうことになっているのですが、初めてのセブンブリッジ実行委員にみんなドキドキ・ワクワク。リーグ表つくりや、豆知識調べ、寸劇や飾り付け考案など、考えたり作ったりすることは、山ほどあります。今日は、ちさちゃんと私。えみちゃんとりなちゃんで分かれて準備を進めてみました。私たちは、豆知識調べ、寸劇考案……などを、えみちゃんたちは、リーグ表作りを担当することに。

 今回のキャンプのテーマは『ジュラシックパーク』ということで、私たちは『恐竜』に関する豆知識やクイズを調べて行きました。恐竜クイズを調べていると、へ―――っ! となるようなことが沢山。詳しいことは当日までのヒミツ……ですが、今まで恐竜に興味を向けたことがなかった私たちは、ティラノサウルスが肉食でとても強い。恐竜は、大昔に存在していて、隕石の衝突や、気温の変化で絶滅してしまった、などという説がある。などと本当に基本的なことしか知りませんでした。でも、恐竜クイズに答えたり、それらに関して深堀して調べたりしていくうちに、恐竜にものすごく興味が湧てきて、へーっ! と驚くようなことを、知っていく時間がとても面白くて、楽しかったです。

 普段の、身体を動かしたり、みんなと達成感を味わったり、という楽しさ・面白さとは一味違う、知ること・分かって吸収して行くことの、興味深さのある面白さを感じることができ、よくお父さんが話して下さるinterestingな楽しさということは、これも含まれるのであろうなと、強く思いました。

 今回調べたことにプラスしたり、深堀りしたりして行きますが、これをあゆちゃんのように、みんなに伝わるように、興味を持ってもらえるような、話し方が出来るか、正直今の時点では不安が少しあります。読んでいると、とても興味深くて面白いけれど、当日これらをただ質問して、答えるというだけで、場を盛り上げることは困難だと思います。毎回、毎回、みんなをパッ! と笑顔にして、かつお父さん・お母さん、みんなが、引き込まれるような話し方を出来る、それを当たり前のようにこなす、あゆちゃんが本当に凄いな、と思い。私も、事前にしっかりと準備をして、気持ちも作って、外向きな姿勢で、実行委員の司会をしていこう。と思いました。

 最後は、えみちゃんたちに合流してリーグ表作りを進めました。ティラノサウルスや、ミクロケラトゥス、プテラノドンなどの、6体の有名恐竜の絵を描いていきました。画像を見て、それを写す、あまりにもえみちゃんやりなちゃんが、そっくりそのままという程上手に写していて、口を開けば、「上手すぎ……」という言葉が出て来るほど、細かな爪や、凹凸、色の組み合わせと、何から何まで再現されていました。

 私は、プテラノドンを、ちさちゃんは、ステゴサウルスを描いたのですが、私はどこかで雑な部分が出て来てしまって、下書きは集中して描いたものの、色の組み合わせが自分の中で定まらず、色塗りが子供の塗り絵のように、2種類だけと重ねる色が少なくて、あまりリアルな感じを表現することが出来ませんでした。これからなのはなでたくさん経験を積んで、表現することを楽しんで、磨いていきたいなと思いました。

 リーグ表が完成出来た! と思ったのですが、お母さんが、せっかく山小屋キャンプで、そして子供組が実行委員をするのだから、古吉野では出来ない山小屋ならではの、子供組の遊び心溢れるものを考えるといいと思う。いつものようにリーグの絵を囲んで行うのも良いけれど、変化があるとより面白いと思う。と教えて下さって、考え直すと、確かに「今までの通り」しか考えていなかった。ただリーグ表を書いて、罰ゲームや特別ルールは新しく考えて。と、お仕事組さんが考えて、行っていたようなことを、そのまま行おうとしていました。確かにリーグ表は絵だけに縛る必要はないし、せっかく子供組が実行委員をするからには、いつもとは一味違う子供組らしさが含まれた、みんなが楽しい特別版セブンブリッジ大会を作り上げて行きたいな。と思わせてもらって、「子供組らしい、いつもとは違うセブンブリッジ大会」それを想像すると、よりこれからの準備の期間と当日への楽しみが倍増しました。明日も、準備があると思うので、アイデアを出して、出して、良いものを作り上げて行きたいです。

 午後には、のぞみちゃんとゆりゃん、おとちゃんが帰って来てくれました。そして、ABパターンの時間に、ゆりちゃんと、1時間とは思えないくらいたくさnのことをして遊んだのですが、もうゆりちゃんが本当に可愛くて可愛くて、可愛くてたまらなくて、癒されて満たされて、幸せな時間でした。

 初めは、ゆりちゃんとの定番コース、大好きな猫のまつりを見に行きました。笑顔で「まつり、ご飯食べてるかな?」と聞いてくれて、前回は惜しくも、ごはんタイムに行くことはできなくて、今日こそまつりのごはん光景を見せてあげたい。「食べてるといいねぇ」と2人で願いながら、まつりの元へ向かうと、ベストタイミング! ちょうどるりこちゃんが餌をあげるところでした。まつりの餌がなんとも豪華……お皿一杯のお刺身です。それを食らいつくようにほおばるように、食べるまつりを見て、ゆりちゃんが、「まつりよくたべるね、おいしい?」と問いかけていて、優しいつぶらな瞳でそっと見守るゆりちゃんも、可愛くて、動物に対しても優しい気持ちをしっかりと持っていることが伝わってきて、嬉しい気持ちになりました。

 まつりの次は、うずらへ。うずら小屋では、まなかちゃんとさやねちゃんが掃除や餌・水替えをしていました。ゆりちゃんは、うずらにも興味しんしん。けど、少し怖い気持ちもあったのか、「叫ばない?」とその直後に、ある一羽が大きな鳴き声を上げ、びくっとしてしまったのですが、「卵、3つうんでるよ」「草あげてみる?」と卵を見つけたり、触ったり、タンポポやクローバーを見つけて、与えたりしていく内に、段々と怖さが引いてきて、ゆりちゃんが積極的にうずらに草を与えたり、卵に興味を持ってくれるようになりました。

 うずらが食べやすいように小さく小さく、草をちぎってあげてくれて、うずらが食べている姿を見て笑顔で喜んでいて、何度も言いますが本当に可愛くてたまりませんでした。

 古吉野に帰って次は、体育館にあった作り物の白いお花と、生けられていたキンセンカを、教室に生けてくれました。その時にゆりちゃんが、
「おねえちゃんたちが、かわいいゆめをみれるよ」
 と言っておまじないをかけてくれて、その言葉がとても嬉しくて、温かくてたまりませんでした。ゆりちゃんの魔法の言葉で、みんなが可愛い夢見れると確信! 最後は、布団の上にバン! と倒れたり、ゴロゴロしたりとして、ゆったり? 夕食も一緒に頂いて、本当に幸せで満たされた午後でした。

 時間は戻りますが、昼食はタケノコざんまい!! 地域の方から頂いたタケノコで、竹の子ごはんに、竹の子汁に、竹の子煮と、どれもにたくさんの竹の子が入っていて、一食でこんなにもたっぷりとタケノコを頂けたことが、とても有難くて、嬉しくて、心も身体も満たされた気持ちになりました。