「水路さらい」 りんね

4月4日

〇水路さらい

 今日は午後、イチジクの油防除、水路の泥さらいを、ほしちゃんと行いました。

 油防除は、今年初めて。やってみると、被害があったのは、駐車場斜面のみで、他の畑ではまだ、被害がなく、一安心でした。
 お父さんに購入してもらったシリンジが、すごく扱いやすかったです。去年使っていたものよりも少し頑丈になっていました。
 ひまわり油を、カミキリムシの被害のある穴に注射して、中にいる幼虫を窒息させた、という手ごたえを感じました。
 ほしちゃんは、油防除は初めてだったそうですが、隈なく見て、とても丁寧に行ってくれて、とてもありがたかったです。

 そのあとは、プール下畑の水路を綺麗にしました。
 水路は、2メートル強の幅があります。そこへ、堆積したものと、大雪のときに流れてきたもので、泥や落ち葉、草、枝などが溜まって、水路の半分くらいを埋めていました。
 水路から水を汲んで水やりをできるように、また綺麗にしたい、という思いで泥さらいを行いました。

 濡れる覚悟で水路に入りました。水路の水がひんやりとしていて、一足早く田んぼに入ったような、心地よい感覚がしました。
 はじめは、泥を鋤簾でテミに入れて、イチジク畑まで上げていました。水路と畑は、150センチくらい、丁度自分の頭の高さくらい差があって、テミを持ち上げるのは結構きつかったです。

 次に手で堆積物を掴んで、振り上げていきました。これは水が切れやすくて、テミを持ち上げるよりも遠心力で軽くできました。
 最後は、遠心力を使って、鋤簾ですくった泥を、そのまま振り上げて畑に上げる方法を編み出しました。泥を鋤簾いっぱいにすくって、ひょい、と振り上げたら、泥が鋤簾に乗ったまま持ち上がって、上の畑へ落とすことができました。これは、とても軽い力でできました。

 最初は気が遠くなるほどの泥だったのですが、ほしちゃんと一緒に、よいしょよいしょ、と泥を上げていくと、どんどん綺麗になっていきました。これは、今年一番楽しい作業かもしれないと感じました。
 泥の中には、小さいエビとか魚とか、カエルもたくさんいました。
 はじめは泥の流れだったのが、最後には底が見えるくらい澄み切った、綺麗な水路になりました。
 泥は、畑に薄く広げたので、乾いてくれて、畑の新たな土になったらいいなと思います。

 ほしちゃんが、一緒に、水路が綺麗になったことをすごく喜んでくれて、とても嬉しかったです。