「6匹のアリたち」 しなこ

4月4日

 何でもないことなのですが、今日は初めて体験することがありました。
 お昼に中庭の花壇の草取りを、まなかちゃんとしていたときに、まなかちゃんがイモムシを運んでいるアリたちを見つけました。
 6匹くらいのアリたちがせっせ、せっせ、とイモムシを運んでいて、狭い草の間も通り抜けていました。イモムシはまだ命があって、もがいているようでした。
 周りには沢山アリがいましたが、仲間のアリなのか、違うのか、イモムシを運んでいるアリたちのヘルプをする様子はありませんでした。

 イモムシを運んでいるアリたちがどこに向かっているのかなと思っていたのですが、アリの巣に繋がっている穴を見つけました。もしかして、この穴に入っていくのか? アリたちが向かう先が気になって、まなかちゃんと観察していました。
 アリたちは穴の方向に向かっていて、穴の近くにきたら、イモムシにつくアリの数が急に増えてヘルプ要員が加わっていました。

「穴に入っていくよ!!」
 そうです、アリたちは穴に入っていきました。イモムシも穴に吸い込まれるように入っていきました。イモムシが入れるかどうか、というくらいの穴の大きさだったと思うのですが、すっぽり入っていきました。アリの獲物が巣に入っていく瞬間を初めて見たし、そんな瞬間に出くわすなんて思ってもいなかったので、その瞬間は、すごいな、と感動しました。

 あの後、イモムシは巣の中の台所に運ばれていったのかな? とまなかちゃんと話していたのですが、どうなったんだろうなと思います。
 小さい頃は虫を観察することなどもしてこなかったのですが、今日みたいに虫を見たり、動物を観察したりしているとおもしろいなと思いました。
 

 先ほど、たけちゃんが、「お風呂の時間でーす!」とお風呂に誘ってくれて一緒に入ってきました。誘ってくれたのが嬉しかったです。
 たけちゃんが自分で服を脱げるようになっていたり、シャンプーをするときに頭にお湯がかかるのを怖がっていたけれど、泣かずに洗えて、たけちゃんが偉いなと思いました。湯船に入ったときにも、たけちゃんと沢山おしゃべりできて楽しかったです。