3月26日
●かりんちゃんの作り出す世界
午前中、かりんちゃんの進学をお祝いして、みんなで『なのはな写真館』を開きました。
わたしは、トップバッターのかにちゃんブースで、かりんちゃんを待っていました。
現れたのは、白いドレスを着たかりんちゃん! ドレスの丈もサイズもぴったりで、かりんちゃんのさらさらの長い髪には、宝石の髪飾りがきらきらと光っていました。ロイヤルファミリーのように、美しい姿に、見とれてしまいました。
まよちゃんといっしょに、即興で髪飾りを加工して首飾りにして付けさせてもらったり、髪を梳かさせてもらったり、スタイリストさんみたいにお手伝いさせてもらえたのが、とてもうれしかったです。
「ついつい、出過ぎてしまったかも」とか「あれ、お節介かも」な気持ちが吹き飛ぶくらい、かりんちゃんの姿や、かりんちゃんの作り出す素敵な世界に、包み込んでもらいました。「少しでも力になれたら」と思えることが、たまらなく幸せでした。
そのほか、オードリー・ヘプバーンのような黒いベロアドレス、マーメイドのような緑と青色のドレスなど、いくつものドレスを着こなしているかりんちゃんが本当に綺麗で、息を飲んでしまいました。
でも、合間合間に見せてくれるゆるんだ笑顔は、みずみずしくて可愛くって、やっぱり10代の女の子なんだなあ、と感じました。
カメラには映らないかりんちゃんの表情も、わたしたちの目に、焼き付けることができました。
早着替えで、次々変身していくかりんちゃん。『ザ・シード』のときの赤いドレスの衣装や、『シヴァーズ』のときのビビッドピンクの衣装も、着てくれていました。
ウインターコンサートのことを振り返って、「こういうダンスだったね」とかりんちゃんが思い出して手振りしている様子も、うれしかったです。
そうそう、わたしたちも、今日はさまざまな衣装で、さまざまなキャラクターに変身しました!
タキシードの王子様、悪役やピエロ、ファンキーな人たちなど……。わたしも、紫色のカツラに、全身を寒色系で揃えたポップな衣装に身を包んで、今までにないファッションにわくわくしたし、見る子みんなが「似合うね!」と笑ってくれて、なんだか自信もあふれてきました。
みんなで何者かのキャラクター、テーマパークのキャストになったような気持ちで、かりんちゃんの周りを囲んだり、いっしょに撮影に映らせてもらったり、すごく楽しくてうれしかったなあ、と思いました。(毎日この姿でいいかもしれないと思ったりもしました!)
ドレスだけじゃなくて、ちょっぴり変わった衣装を着こなしているかりんちゃんも、とっても可愛いくて魅力的でした。
まず、子供組のみんなとの葉っぱ隊です。子供組のみんなといっしょに、はじけるようなきらきらした瞳と笑顔で、手でハートを作っているのには、わたしたちの目もハートになってしまいました。
そして、まさかの「ドラえもん」!
赤い鼻に、首には鈴、白いポッケもお忘れなく。すっかりドラえもんになったかりんちゃんの周りに、のび太くん、しずかちゃん、スネ夫とジャイアンも集まって、とってもにぎやかでした。どこでもドアの前で撮影しているみんなが本当に「実写版ドラえもん」という感じで、かりんちゃんの好きだと言っていた映画「ドラえもん」を実現できてしまって、わたしたちも楽しませてもらえました。
大好きな人の笑顔を見たり、残すことができることが、本当にうれしいです。
誰のお祝いでも、また何度でも『なのはな写真館』をやりたいなあと感じました!
●家族全員出場! ソフトバレー大会
午後からは、みんなで『ソフトバレーボール大会』を開きました。
わたしは、初めて勤労者体育センターに行ったのですが、体育館に入るなり、驚いてしまいました。
どんなにボールを上げても届かないくらいの天井に、バレーボールコート3枚分の、広々とした体育館。初めは圧倒されてしまっていたのですが、だんだん試合が始まると、身体が馴染んできました。
大家族のわたしたちには、ちょうどいいくらいの広さだなあと思えてきたし、こんなに大きな体育館を思いきり遊びつくせるのは、わたしたちだけかもしれないです! それぞれのコートで存分に試合ができたのが、贅沢で、とても楽しかったです。
わたしは、水曜日のソフトバレーのみんなと試合をしました。まなかちゃんとわたしの正規チームに、助っ人メンバーが2人、入ってくれて、試合を繰り返しました。
毎試合、違う子といっしょのチームで出来るのが、面白かったです。特に、ひろこちゃんが入ってくれた時は、ひろこちゃんの安定した回転ボールサーブで何点も獲得することができたり、ひろこちゃんがどんなボールでもカバーしてくれるのが、とても格好良かったです。まるで、ひろこちゃんが5人くらいいるんじゃないかと思ってしまうときもありました!
わたしは、サーブのボールがインかアウトか判断するのが難しくって、「見送ったら、インだった……」ということが何度かあって、すごく悔しかったです。でも、サーブミスは確実に減ってきて、サーブで得点が入ることもあって、何度もサーブを打たせてもらえました。今更ながらだけれど、わたしとしては「進歩した!」と、うれしかったです。
あと、3点差以内で試合に勝つというのには、苦戦しました。あまりに勝ちすぎてしまって、点差の開きすぎで負けたり、相手に点差を開かれ過ぎて勝ったり……。複雑な気持ちになる試合がいくつかあったのですが、みんなと「まあ、一応勝ったんだよね!」とハイタッチしたり、「くやしー!」と叫ぶのも、楽しかったなあと思いました。
あっという間の2時間でした。今日の試合を終えて、わたしは、「まだまだ伸びしろがある!」という感じのプレーでしたが、もっともっと上手くなりたいと思ったし、もっともっとバレーボールが好きになった時間でした!
朝食は、ホテルのようなブレックファスト、スクランブルエッグ。昼食は、なのはなの野菜たっぷり、特大かきあげ丼。できたての美味しいご飯にも、幸せな気持ちでいっぱいになりました。夕方に古吉野に帰ってきてからもあたたかいご飯を頂けて、夕食後まもなく、下まぶたがぽかぽかする感じで、とろんとしてきてしまいました。
ひとしきり遊んで、食べて、また遊んで、食べて……。これ以上ないくらいに、日曜日を満喫できました。
家族って、本当に宝物だなあと思います。なのはなの休日が、とっても大好きです!