3月18日(土)「答えに向かってミーティング終盤へ&私たちのショーを!「ザ・グレイテストショー」の練習」

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 無意識の中に深く刻まれて、心の苦しさとなっている元がある。
 自分の人生が生きられなくなってしまった、縛りがある。
 その縛りは、本当は、縛られなければいけないものではない。

 心の苦しさとなってしまった縛り。
 それは、言葉にしたら、当たり前のことで、自分でもわかり切ったことで、特別なことでもすごいことでもないかもしれない。だけど、私たち1人ひとりにとって、それぞれが負った傷と、そこから生まれた絶対的な縛りは、無意識の中に刻まれてしまい、その後の人生が、心楽しく、目標に向かって、前向きに生きるということができなくなってしまうものとなってしまいました。
 他のどんな理由があろうとも、どんな要素があろうとも、そんなものはどうでも良くて、自分の人生が壊れてしまう痛手を負ったことは、どんなことよりも、大きな、大きな、悲しみだったと思います。

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 いくら意識や理性で、本当はこうなのだと聞いても言葉にしても、それが無意識に届かないと、自分の心が気付いて、自分の心で思わないと納得しないと、縛りは取れない。無意識というのは、傷ついた4歳~6歳のまま、時が止まってしまっている自分の心そのものだと、私は感じます。
 何とかして、無意識まで届けたい。無意識に気付かせたい。その時初めて、縛りから解放されて、依存症から脱却できて、心の苦しさなく自由に生きられるようになる。

 今日のミーティングでは、バディーの人と、お互いの、苦しさの元となっている縛りは何か、その縛りが与えられてしまった体験は何かを、探していきました。自分が思うこと、今までバディーの人の作文や話を聞いて思うこと、手掛かりを言葉に出して、分析して、探して、突き詰めていきました。お互いが生きてきた体験は違っても、苦しんできた心は同じだと思いました。共感がある度に、1人のものではなくなるような、そんな嬉しさを感じました。
 なのはなファミリーだからできること、ここでしかできないこと、とても高度なことだと感じました。

 自分1人の力では、絶対に開けられない心の鍵があります。だけど、一緒に向き合ってくれる仲間がいることが、自分の力が何倍にもなる気がして、安心して、心強いです。

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 ミーティングの時間だけでなく、なのはなファミリーで生活することそのものが、全て繋がっていると感じています。良いことも悪いことも、一緒に乗り越えてきたこと。集合のお父さんお母さんのお話し。道しるべとなってくれる人の生き方を感じられること。
 今、なのはなで、みんなの中でのびのびと育っている、たけちゃんやたいちゃんの姿。全部が、無意識の蓋を開けるための、大事なものだと感じます。その時はわからなくても、少しずつ、確実に、自分の中に積み重ねられてきているのだと思います。
 長い間、自分を守るために、人との関係や感じることを拒んできてしまったけれど、好きな気持ちを教えてもらって、存在を大切にしてもらって、信じてもらって、今、閉ざした心に向き合うことができます。
 自分を守らなければいけない怖さを、信じる気持ちに変えて、ミーティングに向かうことができます。だから、どんな暗闇も、深く自分を縛ってしまっているものも、怖さも、必ず越えて行けると信じられます。

 心の鍵は、確かに開く。それは、本当に奇跡的なことだと思います。だけど、必ず開けます。 
 お父さんが話してくれた、「自分が治る自分用の答えがある」、ということを強く信じて、必ず見つけ出して、自分の中から外に出して、目に見える形にしたいです。普遍化したいです。
 みんなで、奇跡を起こしたいです。

(ちさと)

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 めくるめくフォーメーション移動に、仲間の存在があれば不可能なんて言葉が存在しないくらいに、心強く、自信に満ちた気持ちになれる曲。

 その名も、『ザ・グレイテストショー』。

 今月末に予定しているお楽しみ会に向けて、またこれからの新たなプログラムを飾る1曲として『ザ・グレイテストショー』のダンス・バンド練習を進めています。

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 この曲は以前のウィンターコンサートに、卒業生ののんちゃんが振り付けを考えてくれて踊った曲なのですが、お母さんの「もう一度、あのグレイテストショーを見たい」というリクエストと共に、今のメンバーでこの曲を踊ることになりました。

 『ザ・グレイテストショー』はバンドメンバー以外、全員がダンスメンバーという大人数で踊る曲のため、とても賑やかです。

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 ミーティングが始まってから、のんちゃん、あけみちゃんを中心に夜の時間でA・B・Cと3つのチームに分かれて、ダンスの振り入れが進んできたのですが、全員が体育館に揃うのは、この日が初めてでした。

 最初は、自分が全体の中でどんな役割をしているのか考える余裕もないまま、ただただ、フォーメーションやダンスの振りを覚えるのに必死な部分も多かったのですが、それぞれのチームで今まで練習してきたダンスが1つに合わさっていくと、1つひとつの振りを踊る時の気持ちも作られていくのを感じました。

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 このダンスでは、A・B・Cのチームが全員揃って踊るところもあれば、それぞれのチームが代表に踊るフォーメーションや、2チームがステージに出るけれど1チームが名に踊り、もう1チームがそれを引き立てるように踊るというような構成になっています。

 私はBチームなのですが、Bチームのメインは、ブリッジの部分です。
 その場面では、ペアになって踊る振りがあるのですが、ペアの子と向き合い、お互いに見つめ合いながら交差したり、回転したりするのがとても綺麗で華やかで、踊っていると胸いっぱいに嬉しい気持ちが広がります。

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 そして、私たちが踊った後、あけみちゃんとふみちゃんのソロダンスが始まり、2人を囲むようにフォーメーションを組み、2人の踊りを引き立てられるようなポーズや演出をするのですが、ステージの中心で踊るあけみちゃんとふみちゃんの、ダイナミックで開放的な踊りは、本当にグレイテストショーらしい、自由で、勇気があり、情熱のある力強さを感じて、2人の仲間である私たちまで誇らしい気持ちになります。

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 最後、全員でサビを踊っているとき、(これは、私たちのショーなんだ)と感じて何だか、涙が出そうなくらい、満たされた気持ちになりました。

 視界がパーッと開けて、全ての物に色がついたような自由な気持ちになりました。

 今、ミーティングに向かう中で自分たちが何に苦しんできて、これからどこに向かって、どんな目標や志を持って生きていくかを思った時、仲間の存在がとても心強く感じます。

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<バンドメンバーは各パートに分かれて練習を進めました>

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 私たちは出会うべくして出会い、これからも、出会うべくして、まだ見ぬ誰かに会える。そして、まだ見ぬ誰かのためを思い、答えを求めている人のために、私たちも1つの答えや道を示すためにも回復していく。

 それを思うと、グレイテストショーを踊る気持ちが深まるのを感じました。

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 グレイテストショー。私たちの、私たちにしかできないショー。
 仲間と作る優しい世界、正義のある誰もが心を自由に、今目の前にある幸せを感じながら生きられる世界が、このグレイテストショーに詰まっているような気持ちがしたし、そんな世界を私たちが、私たちの手で作っていくのだと思うと、未来に希望を感じます。

 今の仲間と最高のグレイテストショーができるように、お楽しみ会に向けてダンスもブラッシュアップしていきます!

(ななほ)

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<野菜の収穫ラッシュです、ブロッコリーにキャベツ、水菜にセロリたくさんの野菜が春の陽気を感じてぐんと成長しました>

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<河原の畑で桜が咲き始めていました>

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<ホウレンソウが発芽をし始めました!>
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<矢車草の蕾も発見!>

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 いつも通り始まった、夜の集合。お父さんの手には紙が数枚…質問BOXから取り出した、紙にも思えない。なんだろう?そんな、小さな違和感・疑問を抱きました。でも、切り替えお父さんのお話に耳を傾けていました。
 ひと段落話がついたところで、お父さんからその疑問を解消されるような発言がありました。「春夏の担当野菜とチームを発表します。」思わず、(なるほど!)と声を出してしまう程。頭の中のライトがパッとついたような感覚がありました。ワクワク・ドキドキ…
 今年から、ラフランスが栽培される予定です。桃に続いて、ラフランス。その言葉を聞いただけで胸が踊ります。

 桃・ラフランス・スモモ・ポポーメンバーからの発表です。これらは、野菜とは一味違った難しさ、慎重さが必要な感じが、私の中ではあります。『果樹』それだけで、なんか凄そう…そして、何より桃!なのはなの看板作物。毎日、毎日欠かすことなく、手入れをしていて、収穫もとってもとっても慎重。良い桃を作るために、沢山の手がかかっています。
 そんな慎重さ、丁寧さ、根気強さのあるメンバー。あんなちゃんはもちろん、りなちゃんやななほちゃん、ひろこちゃん、などなど桃のベテランさんが勢ぞろい。(まさに、桃メンバー)心強さが名前からだけでも、強く感じられました。

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 そして、いよいよ野菜のメンバー発表。A‐1から、順順に。野菜の名前と、メンバー、畑が呼ばれて行きます。春野菜からは、春レタス、ニンジン、水菜、小松菜などなど、今種まきをしてちょこちょこと芽が出始めている野菜があげられていき、なんとなく、赤ちゃんが大人になっていくんだ…そんな不思議な気持ちになりました。夏野菜からは、ピーマン、ナス、ゴーヤなどと、懐かしの野菜があげられて行きました。特に、空心菜の時には、「おーっ」と声をあげてしまいました。私が入居したばかりの時、そして、今までで一番多く、そして色々な子と毎朝収穫した思い出深い空心菜。その名前を気くだけで、懐かしさがこみあげてきました。

 みんな次々に担当野菜が発表されて行き、その度に「オー!」などと歓声があがりました。(何かな。何かな)ワクワクの証拠に、胸の鼓動が早くなっていくのを感じました。「C‐1 ももか、みつき、なつみ」呼ばれました!
 野菜は…「オクラ、トウモロコシ、地這え胡瓜」不思議と、笑いがこみあげてきてしまいました。なぜならば、どれも大好き。そして、何かと思い出深い…オクラは、昨年台風後の被害で倒れてしまった株を、必死に起こして、これでもか! と言う程大きな達成感を感じ。トウモロコシはついこの間、急遽大急ぎで植え付け。胡瓜は担当したいなぁと、ちょうど思っていたからです。
 元気で明るく、陽気メンバー。凄く楽しみで、胸が踊りました。

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 そして、すべての発表が終わり、お母さんから。「今回のメンバーはバディで組まれているよ。これから、活動だけでなく、キャンプなどの遊びもバディで組まれていくと思うよ」そうおっしゃっていました。これからバディと沢山活動をして、信頼関係をどんどん築いていける、りなちゃんとななほちゃんと沢山楽しいことが出来る。想像するだけで、楽しみでたのしみで仕方がありませんでした。

 集合後、リビングの色々なところで「楽しみー!」という声が挙がっていました。
 メンバーで集まって、話しているチームもありました。
 せいこちゃん達です。このメンバーはピーマン、茄子、ゴーヤなどと、支柱が必須野菜!「支柱たて、頑張ろう!」「毎日、畑を駆け回っているかも」「絶対楽しいよ!」などと、これからをとても楽しみにし、頑張るぞ!と意気込んでいました。その姿を見るだけで、温かい気持ちになりました。
 夜、みつきちゃんと、よろしくね!の挨拶。「頼りないけど、お互い頑張ろうね!」そう言ってくれました。その言葉を聞いただけで、頑張るぞー! 楽しみー! そんな思いが吹き出てきました。

(ももか)