3月11日(土)「春に心をときめかせて畑作業の1日&珍プレー、好プレー連発! セブンブリッジ大会!」

P3114355

 なのはなファミリーには、ユズの木が4本あります。そのうちの3本は、去年の秋に収穫が出来て、90キロ以上のユズが収穫できました。今年もたくさん実を収穫できるように、剪定、追肥をしました。    
 3月は、気温がぐっと暖かくなって、果樹もやっと春がやってきたと、芽が動きだしたり、根っこの働きがまた活発になり始める時期です。そのため、今の時期に追肥をすると、果樹にとって吸収しやすくて、これからのスタートダッシュになります。
 たくさん実を付けてくれてありがとう、と気持ちを込めて、牛肥を木の周りにたっぷりと施しました。リン酸の固形肥料もやって、花芽が充実して、今年の夏には、緑の実をたくさん生らせてくれたらいいなあと思いました。

P3114359

 追肥の後は、剪定を行いました。これまでユズの木を剪定したことはなくて、現状は、木の内側が見えないぐらい、内向枝で込み合っていました。このままだと、夏に実が出来て大きくなった時に、実が枝にぶつかって、とげが刺さり傷んでしまうのと、収穫が、とても危なくて難しいです。
 収穫がやりやすいように、内側の葉っぱもちゃんと日光が当たるようにするために、主に内側に伸びている枝を剪定しました。

P3114357

 一緒に作業するみんなと一緒に、腰袋を付けて、一本の木に取り掛かりました。いざ、ユズの木を目の当たりにすると、まず枝という枝全てについている、頑丈なとげが目に入ってきました。幹からも、小さな小枝にも、びっしりとげがついています。長さ3センチ、太さは竹串ほど。手を伸ばすと、軍手もとげが貫通して、チクチク引っ掛かり、これは大変だ!と思いました。
 内側にも手を伸ばすのが困難なのに、これでは収穫も出来ません。今剪定してすっきりとさせたら、これからの手入れがきっとしやすくなるはず…そう気持ちを奮い立たせて、みんなと一緒に剪定を進めました。

P3114360

 これまでした中で、一番リスクがあって、崖っぷちのような剪定でした。イバラの森に突っ込んでいくような感覚で、内側の一本を切るだけでも、とても勇気が要って、思い切りが必要でした。
   ユズのとげ攻撃を受けて、「イタタッ」と言い合いながらも、着々とユズの木が散髪されて、スッキリしていきました。
 内側の枝を切って、引っ張り出すのはみんなで協力して、大きなカブみたいに一気に枝が落ちると、パッと内側に光が差し込んできました。ユズの木がどんどんさっぱりしていくと、私達の気持ちもすっきり、明るくなっていきました。
 ユズのとげとたたかいながらも、みんなと剪定している時間がとても楽しかったです。

 ユズの木は一年おきに、生り年と、不作の年が交互にやってきます。不作にならないようにするには、たっぷりと肥料をやることと、剪定をして、枝を切り返すことの、二つが必要のようです。今年も、たくさん実を採れるように手入れが出来て、これからの成長がとても楽しみです。

(りな)

***

P3114352
<ユズと一緒にポポーの木にも追肥をしました。ポポーの冬芽はとても不思議な形をしています。頂芽が葉芽、丸いのは花芽です>

P3114346

***

20230311_073334

 近頃、朝の吉手前ハウスは、ちょっとしたイベント会場♪
 朝7時半になると、続々となのはなのみんなが集まって来てくれます。
 春夏野菜の苗、そう、野菜の赤ちゃんたちの目覚めの時です!
 昼や夕方の苗床の温度チェックや手入れは、主にまりのちゃんと私とで行っているのですが、朝は、その日来られるみんなで、苗の手入れをしています。

20230311_073429

 夜の寒さ対策で保温している苗たちのビニールや毛布を外し、ハウスの外に次々とバケツリレーで出していきます。そして、必要な箇所の水やり。
 今日は、苗を外に出すバケツリレーの間じゅう、ハウスの中で、音楽をかけてみました。曲目は、コンサートで演奏した「ザ・シード」。育苗にぴったりの曲です。
 「ザ・シード」を聞きながら、みんなでトレーをバケツリレー。苗を移動するだけの作業だけど、BGMのおかげで、なかなか感動的な時間となりました。
「これ聴いてたら、苗もすっごく元気に育ちそうだね。」
「レタス2弾も、発芽してくれるよ!」
 みんなも喜んでくれて、嬉しかったです。

20230311_073409

 大人数でやると、ほんの5分も経たないうちに朝の手入れが完了します。この数分間が、私の癒しの時間です。
 特に誰かに直接お願いしなくても、「来られる人は是非来てね」というだけで、みんなが喜んで苗の手入れに来てくれる。それが本当に本当に嬉しいです。

P3114341

 午前は、苗床の模様替えと、レタスの3弾の種まき。苗床にラックを入れて、2階建ての苗床にすることができました!これから、どんどん種を撒かれたトレーがやってくるので、なるべくコンパクトに収納できるよう、工夫しました。

P3114345

 レタスの3弾は、種を蒔いた後、6年生教室で管理。
 涼しいところを好むので、温度が上がりすぎない室内に持っていくことにしました。

20230311_114949
<午後のホウレンソウの種まきに向けて畝立てを急いで進めます>

20230311_122033

 午後からは、ビワの木畑で、ホウレンソウの種まき。日中の温度が高くなって来た先月末くらいから、「そろそろホウレンソウを撒く季節かな。」と、ワクワクしていました。
 昨日のジャガイモの植え付けのとき、お父さんが言ってくださった「各工程を『ワンアクション』でやる」ということをこの種まきでも意識。

20230311_150529

20230311_153235

 種をおく、覆土、籾殻くんたんをかける。全ての工程を、1発で適切な量をつけられるように意識すると、より、作業をするときの気持ちがシャンとするし、楽しさが増します。
 今日は、びわの木畑の半面だけに種をまく予定でしたが、みんなのスピード感のおかげで、午後の半日で、畑全面に種まきができました! 達成感!!

20230311_170450

 今年の春夏の畑期間は、今日の1日のような、みんなの温かさ、作業の楽しさを目いっぱい感じるシーズンにしたいです。

(せいこ)

***

P3114401

 古吉野の花壇で春見つけ。
 ウグイスの声に春見つけ。
 桃の畑で春見つけ。

 桃の摘蕾1巡目は、開墾26アールから始まり、17アールに引き続き、今日は石生の桃畑へ。
 石生の桃畑には、25年生の老木の『加納岩白桃』と『浅間白桃』。そして、真ん中には『なつごころ』と、全7本が植わっています。 
 石生の桃の樹は長寿な分、枝も太く、背も高く、12段の脚立が大活躍です。

P3114359

P3114354

 ポロポロポロ・・・・・・。ポトポトポト・・・・・・。
 1巡目では、枝の上側の花芽と、先端の花芽を落としていくのですが、『摘蕾』というだけあって、蕾を落としていくと、蕾が軽やかな音を立てて、地面へ降っていき、まるで、春の優しい雷雨(らいう)のようです。

 それは、摘蕾雨とでもいいましょうか。
 脚立に乗って摘蕾をしていると、時々、下の方にいる子の帽子へ蕾が降っていき、麦わら帽で「ポトポト」と音が高くなるのもまた、可愛らしく感じます。

P3114348

 午前中は、石生の桃畑が終わり、新桃畑へと突入しました。
 新桃畑では、5年生の『紅清水』が6本、『なつおとめ』が4本、『清水白桃』が1本植わっているのですが、中でも『なつおとめ』は蕾がぷくぷくと膨らんでいて、今にも、弾けそうでした。

 落とした蕾を手で割ってみると、中にはもう、黄色のめしべとおしべができていて、ほんのりピンクがかった蕾は、花が咲く前から華やかです。
 みんなと手分けして樹にとりつき、高い脚立の人で高い位置、低い脚立の人で低い場所から中間までとそれぞれの場所につき、黙々と摘蕾をしていく時間がとても楽しかったです。

P3114409

P3114366

 作業をしていると、ついつい、集中していて周りの音が聞こえなくなってしまうのですが、時より吹く風は、もう春で、太陽の光が暖かく、外にいるだけで汗をかいてしまうほど、気がつけば春が手に届くところにまで来ていました。

 耳を澄ませば、ウグイスの鳴き声が聞こえて、桃の樹の周りにはヨモギや、ホトケノザ、オオイヌノフグリにナズナなど春の花で絨毯ができていて、その中で集中して作業をするのは、とても満たされた気持ちになります。

P3114381

 そして、午後で新桃畑の11本も摘蕾が終わり、池上の桃畑に移動しました。
 まだ摘蕾1巡目が始まってから3日目なのですが、もうすでに7枚ある桃畑のうち、4枚が終わり、全体の60パーセント近くまで摘蕾が進んでいます。

P3114375

P3114341

 大人数で摘蕾をすると、進みも早く楽しくて、みんなで春の暖かい陽気の中、無心で桃に向かう時間や、桃畑を向かう時間がとても嬉しいし、桃は暖かくなればなるほど、次から次へと蕾が膨らみ、花が咲くので、私たちの手入れも止まってはいられません。

 池上の桃畑は樹も大きくなるので、続く摘蕾も、スピード感と集中力を意識して、進めていきます。

(ななほ)

***

20230311_094305
<収穫のメインは大根! たくさん収穫しました>

20230311_103022

***

DSC02803

 今夜はセブンブリッジ大会!
 なのはなファミリーではキャッチボールが始まり、世界はWBCに沸いている!
 そんななか開催するセブンブリッジ大会は野球・ソフトボールにちなんだリーグ分けで楽しみました!

 トランプ2組で行うセブンブリッジは思わぬ展開にプレイヤーも驚愕!
 一発上がり連発、1000点近く失点、1000点以上の大勝なんて試合を繰り返し、前半戦終了。
 今回注目は年間同じチームで累積点数でも勝敗を競っています。今回は相性の良い星座チームでチーム分け。かに座・さそり座チームは実はこのリーグが始まってから一度も勝ったことがないんです。
 しかし、前半戦2位で通過!

20230311_200328

20230311_200343

 チームメンバーも涙ながらに喜び安堵します。1500点を獲得したまなかちゃん、あんなちゃんペアはストラックアウトでボーナスポイントも獲得、最終試合は得点5倍も約束されました。
 これで勝てないわけがないですよね。
 ピンクチームは大喜びです。

DSC02809

  しかし後半戦、最下位の赤チームの怒涛の追い上げ、お母さんに罰ゲームをさせてなるものかとチームメンバー血眼になってポン、チーと鳴きまくります。
 前半戦ブービー賞の白チームは2500点の勝ち数を上げ、雲行きが怪しくなってきた。
 ピンクチームを救ったあんなちゃん、まなかちゃんペアは顔が真っ青だ! 何があった? えっ1500点負けただって⁉ 
  ピンクチームまりのちゃんの背中哀愁が漂っている。ちさちゃん、にやり。もう私たちプラスだったのになんでみんなマイナスなのりなちゃん激怒。しかしりなちゃんペアも9点だ。9点でここまで威張れるピンクチームおそるべし。
  運命の結果発表……。まさかのピンクチーム最下位へ転落。撃沈である。
 赤チームは3位に上昇。お母さんパワーおそるべし。

DSC02932

 運命の罰ゲーム。
 しぶしぶ、いやいや喜んでステージへ移動。
 なのはな球団ユカリーナエンジェルスのドラフト会議、実技試験へ挑みます。ユカリーナエンジェルスへ入団するべく、アピールポイントを一言。そして大谷翔平選手になりきってバッティングとピッチングを披露!

DSC02897

DSC02889

DSC02906

 大谷選手の顔を目に焼き付ける名付けて大谷チェックもしっかりとすませ、一人ひとりなりきってピッチングとバッティングを披露しました。
 うん、とっても楽しい罰ゲームだった。
 そろそろ累積の結果も出る予感、次回は勝ちたいかに座・さそり座チーム、ぜひぜひ応援をお願いします!