「3人でヨモギを摘むこと」 りな

3月4日

 午後からの、ヨモギ摘みの時間が、とても嬉しかったです。私は、バディのななほちゃんとももかちゃんと一緒に、最初は梅林に行って、駐車場花壇、発見畑、崖崩れハウス前畑、と古吉野付近を回りました。

 お母さんにふきのとうをプレゼントしたい! という3人の思いから、最初は、ヨモギを摘む、というよりも、ふきのとう探しに熱が入って、梅林に足を運んだのも、そこにはふきのとうスポットがあるからでした。ここの近くにきっといるはず、と思って探してみるも、草に埋もれた小さなふきのとうを探すことがとても難しかったです。

 そんな時に、ももかちゃんが、「うわあ!!!」と歓声を上げて、びっくりしてももかちゃんの方を見ると、ももかちゃんがとても大きくて立派なふきのとうを持っていました。黃緑色のふわふわした衣を何重にも重ねたひな人形みたいで、とても可愛かったです。それを持っているももかちゃんの笑顔も、キラキラしていて、すごく嬉しい気持ちになりました。お母さんに喜んでもらいたい、はやく、みんなに知らせたいな、と一心で嬉しそうにしているももかちゃんが、すごく優しいなあと思ったし、私も一緒にいて、同じように嬉しい気持ちになったり、楽しいと感じられることが、幸せだなと思いました。

 ヨモギを摘みながら、3人でたわいもない話をしたり、とても小さなことで笑いあえたりする時間で、癒されていくのを感じました。
 ヨモギ摘みも、これまでもすごく好きなイベントだったけれど、それはただひたすらにヨモギを摘むことが楽しかったです。だから、誰と一緒にヨモギを摘んだとか、人と一緒に共有して感じる嬉しさ、楽しよりも、たくさんヨモギが摘めたから嬉しい、という、大脳新皮質的な楽しさしか、分かっていなかった気がしました。
 でも、今日は違って、1人で摘む楽しさじゃなくて、3人で摘む楽しさが、分かったような気がしました。ヨモギの量なんてどうでもよくて、3人で摘むことに、意味があるんだなと思いました。
 私1人では、到底その楽しさは分からなかったとは思うけれど、ななほちゃんと、ももかちゃんと一緒にいると、2人が目の前のことを、何でも楽しいことに変えて、それを面白がってしている姿があって、私も気持ちが自由になっていくような気がしました。気持ちが、明るくなりました。怖がらなくても、何にもとらわれずにいられて、それが出来るのは、ななほちゃんとももかちゃんがいてくれるからだなと思いました。

 行く先々で、色んなバディのみんなに出会いました。その度に、とても嬉しい気持ちになりました。みんな、手を振ると笑顔で手を振り返してくれて、とても楽しそうでした。途中で出会ったせいこちゃんも一緒に回って、4人で「モナリセだ!」と言いあえたことも嬉しかったです。心の垣根をうんと低くしていられて、目の前の人と、気持ちを共有できたことが嬉しかったです。

 バディとして深く強く信頼関係を作っていこうという今、まだ初心者の私は、すごく未熟で間違うことも多いけれど、バディのななほちゃんや、ももかちゃんと、これからももっとたくさん楽しい時間を過ごせるのだと思うと嬉しくて、それだけで気持ちが軽くなっていくことを感じます。

 桃の剪定で、新桃畑を終わらせることが出来ました。新桃畑に着いたときも、木の下に群生しているヨモギを見つけて、「ここにもある!」と言ったら、一緒にいたひろこちゃんが、「ここにもバディが来てたよ」と教えてくれて、つい笑ってしまいました。開墾26アールや、新桃畑、みんなこんなにも遠くまで足を運んでいたんだな、と思うと、なぜだか嬉しい気持ちになりました。また、バディの時間があったら、桃畑まで散歩しても楽しそうだなと思いました。
 読んでくださりありがとうございました。おやすみなさい。