2月18日(土)「気持ちを一つに作文に向かう&心が喜ぶ今日の小さな幸せ」

 

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 窓の外を見て、やっと雨だと気がつきました。音を立てずに地面を濡らしていく雨は、わたしたちを静かに見守ってくれているようでした。

 昨日に引き続き、第3回のミーティングの作文書きを進めました。自分の心の傷について掘り下げて考えていく作文です。

 今回は、実行委員の子が書いてくれた見本の作文や、お父さんの解説を読ませてもらって、それを手がかりにしながら、自分の作文を書いていきます。
 実行委員の子の書いてくれたエピソードや、お父さんの解説を読んでいると、「自分も過去にこういうことがあった」「そういえば、自分もこう思っていた」と共感したり、いくつも思い出すことができました。

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 自分の体験に向き合って、具体的に書いていくことそのときの自分の感情をもう一度頭の中に再現することは誰にとっても勇気がいることです。
 パソコンを打つ指が止まってしまったときは、顔を上げて、リビングを見渡します。
 そこには、昨日、一昨日と、変わらない光景がありました。自分の隣にはバディの子がいてくれて、周りにはグループの子がいてくれます。
 仲間の存在があって、みんなの姿に背中を押してもらっている、それが自分と向き合う勇気に、このミーティングを意味のあるものにしようという決意ときっとそうできるという希望になります。

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 みんなが向かっている真剣な表情や、しんとした空気に、「よし、わたしも書き続けよう」と、引っ張ってもらっています。今のわたしが書ける、最大限で、思いつく限り、書き続けたいと思えました。
 わたしたち1人ひとりが作文につづる体験が、バディの子、グループ、なのはなのみんな、そしてこれから出会う仲間の力になることができる。そう思ってみんなと取り組んでいる時間は、あっという間に過ぎていきました。

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 ミーティングを終えて、家族全員が夕食の席に集まりました。
 すると、お母さんが「目をぱっちり開けて、口をぐにゃぐにゃ動かしてごらん」と声をかけてくださいました。
 その通りにやってから、みんなのニコニコの笑顔で「いただきます!」の挨拶をしました。ミーティングで引き締まっていた心と身体をほぐして、あたたかいご飯を頂くことができて、優しくて癒される気持ちでいっぱいになりました。

 明日のミーティングも、みんなと心と身体をひとつにして、向かっていきます。

(みつき)

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 1月から始めた桃の冬季剪定も、折り返し地点に突入! 8枚ある桃畑で、残るは4枚になりました。
 これまで、1日に4本終わらせられたらよく進んだ方で、一本の木を剪定するのも、少し時間がかかります。どうにかしてもう少し剪定をスピードアップできないか、もっとやりやすくなる方法はないか、お父さんやお母さんが考えて下さりました。
 そして、今日から、新しい方法で桃の剪定を進めることになりました。これまでは、全員で一本の木に取り掛かって、一人一枝担当で剪定する枝を自分で目星を付けます。予想を立てたら、あんなちゃんに実際に切る枝を教えてもらい、それを切っていく、という方法でした。今日からは、それを止めて、スズランテープを付けたクリップを使っての方法になりました。

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 一人一枝ではなく、一人一本担当で、切ると予想を立てた枝に、クリップを付けて印をつけていきます。クリップがある限り印をつけて、付け終わったらあんなちゃんに見てもらい、クリップの位置を変えて修正してもらいます。
 新しい方法に少し緊張もあったけれど、ワクワクした気持ちで桃畑に向かいました。朝からしとしと降っていた雨がちょうどやんで、剪定を進めることができました。
 腰袋にクリップをたくさん入れて、いつものように木に向かいます。いつもなら、頭の中でイメージするだけだったけれど、今日は、切る枝を思いついたら忘れないうちにすかさずクリップを付けました。
 クリップにスズランテープが付いているので、どの枝に印をつけたのか一目で分かりました。一つ、また一つと印をつけていくと、パズルのピースのように、切りたい枝が見えてきました。

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 頭の中でだと、剪定した後の木の様子をイメージすることが難しくて、限界がありました。でも、印をつけていると、とても想像しやすくなりました。また、自分はどの枝を切りたいのか、自分にも、人にも視覚的にも分かりやすくなって、やりやすいなと思いました。
 クリップなのでとても簡単に取り外しすることも出来て、とにかく速かったです。気になった枝に次々にクリップを付けていくのが、とても楽しかったです。
 
 今は、開墾17アールを進めています。大きな畑だけれど、残り4本になりました。あんなちゃんが、「花を咲かすときにたくさん栄養分を使うから、それまでに全部剪定を終わらせたいです」と話してくれました。
 新しい方法が上手くいって、スピードアップ出来たらいいなと思うし、桃の剪定も覚えて、クリップなしでも切っていけるようになりたいなと思いました。
 2、3月中に終わらせられるように、これからもあんなちゃんや剪定メンバーのみんなと一緒に頑張ります!

(りな)

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 雨の一日だったけど、そんな日も心が喜ぶうれしいことがたくさんあります。
 そんなほっこりするみんなのニュースをお届けします!

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「明日はゆずちゃんと、8時20分に待ち合わせ!」
   昨夜は、そう心の中で呟いて、ワクワクしながら眠りにつきました。
   まだまだ寒さの続く日々ですが、なのはなの駐車場花壇、ロータリー花壇には、色とりどりのパンジーが植わっています。
 今日は朝から、ゆずちゃんとパンジーの追肥をしました。春に近づくにつれ、たくさんの花を咲かせてくれるように、定期的にするお花の追肥。

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「有機肥料をやるなら、鶏糞でも牛肥でも良いと思うけど、パンジーはこの先も長く植わっているから、遅効性の牛肥も良いと思う」
   以前、さとみちゃんがそう教えてくれたので、今回は牛肥を施しました。
 ゆずちゃんは、いつも出勤前にパンジーの見回りしてくれていて、見回りノートにも様子を丁寧に書いてくれていて、その記録を読むといつも心が温かくなります。
 今日一緒に追肥ができて、とても嬉しかったです。

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 ついでに、菜の花にも追肥。こちらは鶏糞を施肥し、三角ホーで条間を中耕しました。
 お花たちにたくさん手入れができて、とても充実した朝でした。
「一輪の花の中にも物語がある。自然界の中には必ず物語があって、そこに幸せの素があります」
 お父さんがミーティングのとき、あるエピソードの解説でそう教えてくださったことを思い出しながら、ゆずちゃんとお花の手入れをする時間は、とても幸せなものでした。

(せいこ)

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 なのはなの冬野菜のスター……セロリ。
 今日も、キラキラ輝いて見えました。

 朝から、生憎の雨。だけど、ハウスの中のセロリは収穫可能です。
 まなかちゃんと2人で、セロリの収穫に行きました。二人とも、ルンルンで新ハウスへ。 
 「頑張るぞ~!」と気合を入れて始めました。
 
 先日も収穫したからそこまで、たくさんは取れないであろう。そう予想してました。ですから、1人1コンテナしか持って行きませんでした。でも、あれ…
 1畝すべて取り終えたところで、もうすでにコンテナ半分以上。
 「これ、コンテナ明らかに足りなさそう」そう、二人とも思い口にしながらも、取り続けました。
 予想は的中。2畝取り切ったところで2コンテナにあふれるぐらいぱんぱんに。

 その時には、もうすでに開始から45分経過。ちょっとピンチ。急いで古吉野に戻って、新しいコンテナを取りに帰りました。すると、私たちの様子を見かけたさきちゃんが声をかけてくれました。
 「手伝えることある?」と。二人とも、瞬間的に反応し、「嬉しい!」と答えました。すると、任せて。と、ものすごく笑顔で頼もしい表情で答えてくれました。
 畑チームのリーダや今は選別のリーダーをずっとしているさきちゃんの言葉は、とても頼もしく、輝いて見えました。
 あと、2コンテナあったら足りるでしょう。まなかちゃんと、急ぎ足でコンテナを手に、再び新ハウスへ。ぽきっぽきっぽきっ……二人とも集中していて、ハウス内にセロリの香りと、収穫される音だけが響き、蔓延していました。3畝目を取っていると、またしてもぱんぱんになりそうな予感が。やっぱり。3畝目で、あっという間にコンテナ一杯に。

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 「きゃー、大豊作~」喜びと驚きで胸が一杯に。でも、大急ぎ。もう一度、古吉野に戻ってコンテナを取りに帰りました。帰ると、さきちゃんたちの姿がありました。その姿を見て、安心した気持ちになりました。(焦らなくても大丈夫)そんな、言葉をかけてもらったような気持ちになりました。
 気を取り直して、最後の畝のセロリの元へ。大豊作の喜びを噛みしめながらとりました。
 最終的に取れた、コンテナ数は……6コンテナ! セロリの重さをずっしりと感じました。

 収穫中も、水やりをしてくれていました。適度に行う水やりや追肥、毎日の手入れにセロリが喜んで、豊作をプレゼントしてくれんじゃないかと思いました。
 収穫中に、雨も一時的に止んで。セロリが大豊作で。ハッピー!

(ももか)

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<ササゲの選別も進みました! 選別する目も鍛えられて、効率も上がっています。選別の空気はその場にいると一緒にやりたいって思うほどとても活気があります>

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<納豆も作ってみちゃいました>

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<ハウスの修繕メンバーは次の作業に向けて道具の整理や使う部品の整理などをして次の作業に備えました。作業棟にはなんでもそろっていてまさに魔法のお部屋です>

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 ミーティングで頭はフル回転、たくさん掘り下げて考え続けた疲れた頭をリフレッシュしてくれるのは……そう、ダンス練習。これからのイベントやアセスメントに向けて「ザ・グレイテスト・ショー」のダンスの習慣練習を始めました!

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 卒業生ののんちゃんが以前にしてくれた振り付けをもとに、あゆちゃんやゆりかちゃんが今のメンバーで踊れるフォーメーションを考えてくれて、ゆりかちゃん、あけみちゃん、りなちゃんと一緒に振りを解読して、練習をスタートさせることができました。

 毎晩、全員でやるサビの振りからあけみちゃんと一緒に振り入れをさせてもらっています。「ザ・グレイテスト・ショー」はその名の通り、ショーにぴったりな華やかで大きな動きが多くて、踊っていても自然と笑顔になれるダンスです。

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 コンサート以来少しダンスから離れていて、自分もみんなも、ダンスの筋肉や体の使い方が衰えているのでは、と少し心配していたけれど、踊ってみると、私自身もだし、みんなからも、「ダンス練習を待っていた!」という体と心の叫びが聞こえるくらい楽しくて、そんな不安も吹き飛びました。なによりみんなの吸収がものすごく速いのを感じます。みんな、昨日、一昨日の合計1時間の練習で、サビを一通り踊れるようになっていました。

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 踊るのも楽しいけれど、練習が終わったときに、みんなが「楽しかったー!」「すっきりしたー!」と笑顔で言い合えたり、そんな風にお風呂で話をしている声を聞けることも、すごく嬉しいなぁと思います。明日はみんなとどこまで進もうか、明日は何をしようか考えているとわくわくします。みんなにダンスをやろうと声をかけられることがとても嬉しいです。

 夜の楽しみがしばらく続きそうで、嬉しい毎日です。

(のん)