2月7日のなのはな
長靴履いて、手袋つけて、村田先生とセロリの収穫へ出発!
私たち、なのはなの子にとって、簿記部の先生である税理士の村田先生と過ごすこの日、朝は野菜の収穫から始まりました。
あみだくじで村田先生と収穫へ行ける選ばれしメンバーが決まり、私は、さきちゃんや、のんちゃんたちとセロリの収穫へ。
私は簿記部8期生で村田先生にお世話になったのですが、村田先生と畑に出るのは初めてで、心の中は炭酸水を飲んだように、弾けていました。
村田先生はセロリの収穫をするのが初めてということで、ハウスをご案内しながらセロリを収穫できて嬉しかったし、村田先生がセロリの脇芽を『副産物』と呼ばれていて、そう思うとまた、セロリの収穫への楽しさが何倍にも膨らみました。
そして、午前の後半はリビングでゲーム大会!
村田先生が持ってきてくださった4種類のゲームと、モノポリーで遊びました。
と、その前に、まずは村田先生による『絵描き歌』。
「これっくらいの 公園に お祭り櫓をちょいっとつめて わたあめに 金魚すくい リンゴ飴 チョコバナナ 焼きそば……」。
これが、何だか分かる人はいますか?
私はこの通りに描いていくと、ただ箱の中にチョコバナナやら、グルグルの焼きそばやらが描かれてあるだけの絵になってしまったのですが、答えは何と、『お弁当箱』でした。
「そんなことなら、普通にウィンナーとか、卵焼きって言ってよ!」
とみんなが口々に言いながらも、お手本では、わたあめがご飯に、リンゴ飴が梅干しに、チョコバナナがウィンナーに、焼きそばがレンコンになっていたのですが、それはそれで、想像力を働かせる練習になりました。
他にも、「しましまの帽子を被っているのは……」。
というものがあり、描き始めてからたった1行で終わり、「え、これだけ」となったのですが、答えはドングリのようでした。
私は、どの絵も答えとはほど遠かったのですが、ナメクジ3匹がしっぽをフリフリパッパッパでは、さきちゃんが見事に芸術的なサボテンを描いていたり、おでんを描きながら、しなこちゃんがイカを完成させていたりして、みんなの認識と想像力がすごいなと思いました。
また、おにぎり2つでおひな様になったり、北風吹いてリスになったり、ツッコミどころ満載の絵描き歌だったのですが、とても盛り上がり、絵描き歌が年齢をとわずに楽しめるゲームになることに驚きながらも、楽しかったです。
絵描き歌で、ウォーミングアップをしたあとは、『スピードカップス』というゲームで遊びました。
このゲームは、5種類のカップをカードに描かれてある順番に並び替えて、誰よりも速く、正確に並べられた人にポイントが入っていくゲームです。
村田先生が「せ~の!」といいながらカードを出してくれて、それを見て、カップを並べていくと夢中になったし、すごく集中して頭を使うけれど、その分、1位になれたときの達成感は大きかったです。
そのあとも、『なんじゃもんじゃゲーム』や『スティッキー』というゲームで遊んだのですが、その中でも特に印象に残っているのは、「アメリカのパーマおばさん」と「足長ゲンキ君」「ピンクボンボン」でした。
これを聞いた人は、一体何のことだか分からないとは思うのですが、『なんじゃもんじゃゲーム』が始まった瞬間、リビング中にみんなの「ピンクボンボン!!!」という声が響き渡ります。
このゲームは、カードに書かれた可愛らしいキャラクターにオリジナルの名前をつけていき、次にそのカードを引いたとき、いち早くそのカードにつけたオリジナルの名前を言った人にポイントが入ります。
簡単に言うと、キャラクター版・神経衰弱でしょうか?
みんなが、「ぞうきんカンガルー」だとか、「藻」だとか、「頭にトマトがついたおばさん」だとかのネーミングをするので、ゲームをしていても大混乱に陥ることが度々あったのですが、やっぱり、そのキャラクターの名付け親は一目見ただけで「足長げんき君」と答えられていました。
段々と、試合が進むごとに、みんなの気迫も高まり口のろれつが回らなくなって、一斉に6人くらいの子が声を上げると、誰が何を言っているのか全く聞き取れなかったのですが、それはそれで、パワフルで元気ななのはなの子らしくて、楽しかったです。
久しぶりにゲームをしたのですが、村田先生の作ってくださる、ユーモア溢れる明るい空気の中にいるだけで、自然と笑顔になってしまいます。
昨夜のソフトバレーといい、このゲーム大会といい、村田先生には、「なのはなのみんなは、接待と言う言葉を知らなさすぎる」と冗談を言われてしまったのですが、本気で遊び、本気で悔しがるゲーム大会は、やっぱり、村田先生がいてくださるから、何倍にも楽しくなるのを感じました。
(ななほ)
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2023年の味噌づくり、第1弾に続き、第2弾が今日から指導しました。
午後から、家庭科室に入ると、エプロンと三角巾をしたゆりかちゃんが、華やかな笑顔をむけてくれて、「お願いします」とあいさつをしました。
メンバーが全員が集合すると、ゆりかちゃんが、道具の説明や、これからのことを話してくれて、それを聞いているだけで、味噌屋さんになったような気持ちになって、(よし、やるぞ!)という気合が湧いてきました。
みんながお米研ぎをしてくれている間、私はせいこちゃんと、糀箱の修正をしたり、道具の準備をしました。
糀箱はトンカチで、木枠がずれているところを修正し、台所で熱湯消毒ができるように台車に乗せたり、味噌づくりで使うふきんやお鍋、ひしゃくなどが揃っているか、チェックリストを見ながら準備しました。
その準備をしている中でも、周りのみんながお米研ぎを威勢よくしている空気があって、気持ちが引き締まり、実感がわいてきました。
お米研ぎや、道具のチェックを終えると、つきちゃんと、作業台のセッティングをしました。
調理台に木枠を取り付けて、その上からビニールを張ります。
その際に、写真付きの、味噌づくりの記録ファイルを見させてもらいました。
丁寧にその時の工程が写真や図で分かりやすく記されてあったり、日にちごとのページに分けた構成になっていて、そのファイルを見ると、初めて味噌づくりに入る私でも、分かりやすく、今までのみんなの蓄積が凄いなあ、と思いました。
その中で、自分もみんなと糀づくりをさせてもらえることがありがたいな、と思います。
すぐ傍では、糀室のセッティングをしてくれている人たちがいて、湿度や温度を逃がす口として、ペットボトルの煙突が立っていて、それも可愛らしくて、画期的だな、と思いました。
心が弾んで、今日のこの時間が楽しくて、時間があっという間でした。
明日の朝は、7時からお米の水切りがあることをゆりかちゃんが話してくれて、、朝から新鮮な気持ちで、味噌づくりに向かえるのが嬉しいなあ、という気持ちでいっぱいになりました。
今回は、第1弾のときとメンバーも入れ替わり、また雰囲気も違っていて、「お姉さんのチームだね」とゆりかちゃんと話していました。
以前から、「上品な味噌になりそうだね」と話したりしていて、また、どんな糀が生まれて、どんな過程を過ごすのかが、楽しみです。
私は、今回初めて、味噌づくりメンバーに入ることになり、凄くドキドキしているけれど、しっかり責任を果たしながら、みんなと良い味噌ができるように頑張ります!
(ほし)
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「村田先生と、同じリーグなんて、ツイてる〜〜!!」
オープニング。中央には、村田先生!? いやいや、村田先生のお面を被った、ゆずちゃんです。お仕事組さんたちのユーモアたっぷりの寸劇で、今月のセブンブリッジ大会、開幕です!
「みなさん、接待という言葉を知っていますか?」
昨日のソフトバレーの時も、村田先生が茶目っ気たっぷりに仰っていた、この言葉。今回も漏れなく、「接待セブンブリッジをするように」と、ストレートに言ってくださったのですが、果たして勝ちに拘る私たちは、接待をできるのか…!!
今回のリーグ名は全て、村田先生の大好きなペンギンの名前になっていました。前日から、りかちゃんやほしちゃん、まなかちゃんたちが描いてくれた絵のクオリティの高いこと。毎度ながらみんなの絵のうまさには感激します。
私は、なんと、村田先生と同じリーグでした。嬉しい! 村田先生、接待、頑張りますね!
そしてこのリーグにはお母さんの姿も。今回はお母さんはお父さんとペアではなく、ソロでの参戦でした。
ドキドキの1試合目。カードが配られた瞬間から、私の接待モードはシャットダウン。一気に勝負スイッチが入っていました。
「ポンッ!」「チーッ!」白チームのふみちゃん、あゆみちゃんも、鳴けるカードはハリのある声でどんどん村田先生の順番を飛ばしていきます。
「みんな、これ接待せなあかんねんで」
お母さんが笑いながらそう言ったと思いきや、
「あ!! はい! ポン!!!」
なんと、お母さん、1試合目にして、一発あがり。2000点越えの大勝ちをしました。村田先生はというと、この1試合だけでなんとマイナス1080点という大失点。すでにものすごく大荒れのこのリーグ。大喜びのお母さん。大爆笑の私たち。もはや、接待とは。
続いて2試合目。次こそは、村田先生に、勝つ喜びを味わっていただきたい! お母さんがカードを配っているときはそう思っていましたが、やっぱり試合が始まると一気にそのことを忘れてしまう私たち。村田先生の順番が回ってくる前に、今度は私が大勝ちしました。やったー!!
続いて3試合目。ここで、村田先生&のんちゃんの順番がようやく回って来ました。
「おーっと! 村田先生、開始18分にしてようやく順番が回って来ましたー!!」
「そしてそして! 村田先生! カードを1枚捨てましたー!!」
あゆちゃんの実況で、やっとスタートラインに立てた村田先生に向けて、会場から拍手喝采。接待とはそういうことでは無いですよ、みなさん。村田先生を勝たせてあげましょう。
あれよあれよという間に前半戦が終了。このリーグでは、お母さんの黄色チームがダントツで1位。1試合目の大勝ちから、その後も何度も勝っていて、私たちは為す術がありませんでした。
前半戦の総合結果は、5位がピンクチーム、そして最下位が赤チーム。この2チームが最下位争いをしているというような点数状況。私はピンクチーム。ちょっとまずいです。村田先生は青チームで、4位。他のリーグのみんなが村田先生が最下位になるのを阻止すべく、頑張ってくれていたようです。
続いて後半戦。後が無い私はもう、接待なんて言葉は頭の中から完全に消えています。鳴けるカードはすべて鳴く、出せるカードは全て出す。それはどのチームも同じで、特にこのリーグではオレンジチームのさやねちゃんのカードの引きが毎回強すぎて、さやねちゃんの番が回ってくるのがものすごく恐怖でした。
「おっと! 赤チームが1000点越えで勝ちました〜!」
別のリーグでは、現在最下位の赤チームが大勝ちしているようです。赤チームに裏切られた!! ピンクチーム、まずいです。
「ピンクチームのさくらちゃんとももかちゃん、1発あがりできるカードだったのに見逃してしまったようです!」
何ですって!? 私の隣のリーグのももかちゃんとさくらちゃん。まさかのミス。ピンクチーム、みんな頑張らなきゃ! そう思っていた私ですが、私もその次の試合で上がれるカードを捨ててしまうという凡ミス。何をしてるんだ全く……。
後半戦は、村田先生&のんちゃんペアも2回勝っていて、村田先生は、勝つたび、次の試合のカードをみんなに配れる喜びを噛み締めておられました。
いよいよ、最終結果発表! ピンクチームは、もう、何の手応えもありません。絶対に負けている。1位から4位のチーム発表は聞いていませんでした。
「5位は、ジャカジャカジャカジャカ〜ジャン!」
どうか、最下位をまぬがれますように!
「白チームです!!」
やっぱり……。
「というわけで、最下位、罰ゲームになるのは、ピンクチームです!」
あ〜〜。仕方ないです。腹をくくって罰ゲームをしましょう。
今回の罰ゲームは、「みんなで一斉に尻文字」。「トナカイ」「キタキツネ」この2つの単語を4人ないし、5人で、一斉に尻文字をして、みんなに当ててもらうというもの。私は「キタキツネ」の3文字目のキを担当しました。みんなに見せる前に、ピンクチームのみんなで廊下でいかに綺麗に文字を書くかを練習したり、レイをみんなお揃いで腰につけたりして、罰ゲームでしたがちゃっかり楽しんでいました。
あっという間にお開きの時間に。最後に村田先生の感想をお伺いすると、
「セブンブリッジは、引退します」との一言。ワイヤレスマイクを床に置くという、キャンディーズのアイドル卒業時を彷彿とさせる姿で、悔しがっておられました。今回もまた接待は出来なかった私たち。でも先生が罰ゲームにならなくてよかったです!
でも最終的には、
「次も、のんちゃんとペアでやります。古吉野に来れなかったら、ZOOMで参戦します」
と言ってくださいました。最後の最後までユーモアたっぷりの村田先生。村田先生とゲームができて本当に、本当に楽しかったです! ぜひまた一緒にやりましょうね!
(せいこ)