
2月6日のなのはな
「午前の予定を発表します。今日は……、ゲーム大会です!」
あゆちゃんのその言葉に、「わ~! やった~!!」と歓喜の声。
久しぶりに、みんなでゲーム大会ができると思うと、とてもうれしかったです。
はじめは、人生ゲーム、オセロ、モノポリーにわかれ、5~6人のチームでゲームをしました。
人生ゲームでは、新しくなのはなにやってきた人生ゲームを使い、人生の駒を進めます。
マスのお題には、ユニークなものがたくさんあり、中には、「バナナの皮を踏んだ」とか、「魚に竿を持っていかれた」とか、「危ない橋を渡った」ということでお金を払うというマスがあって、「え~、なんで~?」と笑いつつも、思いがけず高額のお宝をもらえたりと、波乱万丈でした。
人生ゲームがゴールするころには、2時間が経っていて、一つの大きな山を登り終えたような、疲れを感じました。
毎回、この人生ゲームで誰が勝つか、負けるか、最後までわからないスリルを味わえて、とても面白いゲームだなと思います。
結果的には、まりのちゃんがぶっちぎりの1位をとり、最後の最後までたくさんお金をもらってゴールし、強運の持ち主でした。
人生ゲームの後は、四字熟語が学べる、四字熟語かるたです。
四字熟語は、覚えた記憶はあるけれど、意味まではわからない。そんな声が飛び交う中、私も意味がわからない1人でした。
けれど、あゆちゃんが読んでくれる意味を聞いていると、なんとなくの漢字の意味合いからどの四字熟語かがわかって、札をとることができました。
百人一首をしたときもそうでしたが、読み始めてすぐに取れるくらいになれたらかっこいいなと思い、次回はリベンジしたいです。
そして、最後にはトランプを使ったゲーム。中でもババ抜きが、ルールは単純だけど、盛り上がりました。
ババのジョーカーを持っている人がいかにポーカーフェイスできるか。
それがうまかったのは、あゆちゃんでした。実は一番最初にババを持っていたあゆちゃん。
誰も気づかないくらい、自然すぎてわからなかったです。
〈神経衰弱でも遊びました!〉
しかし、そのあと隣のももかちゃんにわたり、ももかちゃんは歌を歌い始めました。
ババがあると知らず、引いた私。カードはジョーカー。
「ポーカーフェイスするぞ、ポーカーフェイスするぞ」と誓い、真顔で受け取る私。
それを裏切ったのはももかちゃんの歌。
歌っていた歌の音程が、私がカードをとった瞬間に、「♪タンタタンタンタ→ダンダンダンダンダ…」。なぜか、急に高音から低音に下げて歌い始めたももかちゃん。
あきらかに不自然すぎて、「それはないよ!」思わずツッコんでしまいました。
そのあと、ババがどんどん隣へうつっていきましたが、もはや誰がとっても、笑ってバレバレになってしまうという始末になり、それがとても面白かったです。
普段、畑作業をしているときと、また違って、リビングで卓を囲んでゲームをするのもまた楽しいと感じました。たくさん笑った、波乱万丈なゲーム大会でした。
(さき)
***
今日で、吉畑手前ハウスのアーチパイプ62本の修正が完了しました。
大雪の重みで大きく潰れてしまったハウスを解体し、2月3日の午後からアーチパイプの修正を始めて、およそ3時間×7回でした。あけみちゃんと、ずっと作業をさせてもらいました。
パイプベンダー台は、4つの馬に5つの道板を渡して、その上にベニヤ板を張っています。
ベニヤ板は道板にビスで打って固定していますが、作業を始めた当初は、道板それ自体は、4つの馬に置いただけでした。
曲がったパイプに力を加えて直すとき、パイプの中のほうでは、てこの原理に助けられて曲げやすいのですが、端になると、台ごと動いてしまいました。そこで、道板をビスで馬に固定すると、動かなくなって、修繕がぐっとやりやすくなりました。
パイプを曲げたいところ――力点となる場所に当てている木材は、コーススレッドビスの57ミリで固定しています。32ミリ径のパイプを修正するとき、15センチほどの木材に、3本のビスを打ちました。はじめは2本だけだったのですが、負担に耐えられず、ビスが曲がったり折れたりしました。須原さんが、木材の木目の同じラインにビスを打つと割れるから、ずらすと良いことを教えてくださいました。
コーススレッドビスのコース(coarse)は「荒い」、スレッド(thread)は「ネジ山」という意味で、ネジ山が荒く、スリムビスよりも径の太いビスなので、ドリルで下穴を開けないと、木材も割れやすいのだそうです。
様々な歪み方をしていると思ったパイプも、直しているうち、歪み方のパターンがあることが分かってきました。
「何、この曲がり方!」と思うものがあれば、それはだいたい、セットの仕方が間違って反対だったときでした。
32ミリ径のパイプで、直径の半分以上割れているものは、切ってしまって25ミリのパイプを入れてつなぎ直すと早く、19ミリのパイプで割れが半分以上のものは、溶接をするのが早かったです。

最後の1本、というとき、夕食5分前でした。相談させてもらい、夕食に遅れて、1本やってしまうことにしました。1本だいたい20分かかるのですが、最後に残ったパイプはとても素直で、「もう夕食だよ」と言ってくれているようでした。
ハウスの解体が、とても順調に進んでいます。残り、崖崩れ下北ハウスの妻面の解体で、5棟の解体が終わります。
須原さんが指揮してくださり、明日から2月10日までを目標に、吉畑手前ハウスの組み立てを行います。
(さくら)
***

夜バレーに村田先生が参戦してくださいました!
今日は、すべてのチームに、村田先生が入ってくださるチャンスがあり、最後の試合は、ジャンケンをして勝った人が村田先生チームになりました。
村田先生の思いもよらないユーモアに、笑いが止まらなくなる場面も。村田先生とたくさん試合を楽しむことができ、とても嬉しい夜の1時間でした。