「作品を見て」 あや

5月25日

 今日は、藤井先生がた4人の作家さんによる展覧会と、ギター演奏の応援に行きました。私は、美術館に行くのが好きだったので、凄く嬉しかったです。ギター教室のメンバーに入っているので、演奏も聞けることが自分のギターの学びになると思い、聞けることも凄くありがたかったです。

 会場に着き、4人の方の作品を拝見しました。全ての作品が素敵で心がときめきました。
 女性の写真は、写真に写っている方全員がキラキラしていて、自分を持っていて、本当に美しかったです。説明文に、全員一人暮らしをしている80、90代、の女性とあって、一人でも何かに打ち込んで楽しんでいたり、寂しさなどを一切感じさせない女性の姿ばかりで本当に素敵でした。皆さん本当に満面の笑みで、表情が綺麗で、私もこんなふうに年をとりたいなと思いました。

 アートの方の作品は、見方や捉え方次第で作品が全然違ったものに見えるなと感じました。色の使い方が様々で、普通はまとまりがなくなりそうな色合いでも、凄くまとまっていて一つの作品になっている所が凄かったです。作品をどのように描かれていたのか凄く気になりました。

 陶芸の方の作品は、ポップな可愛らしい作品から、落ち着いた作品まで幅が広いと感じました。コロナ渦で出会ったものや、これからの世界を作っていくという、作品の元になるテーマが凄く素敵だと思いました。作品も色によって全然雰囲気の違うものになっていて、違いを感じられるのがとても楽しかったです。私が一番好きだったのは地面から花が生えているように見える花瓶です。自然に外に咲いている花のように飾る事が出来るのが、凄く素敵だなと思いました。星模様のふぐも、本当に可愛くて、見ていて元気になれるポップさだなと思いました。

 展覧会があると聞いた時から、ずっと見たいと思っていた藤井先生の版画も見させて頂けて、凄く嬉しかったです。作品の幅が凄く広くて、上品なものから、暖かみがあるもの、少し落ち着いた感じの和を感じるものなど、たくさんの作品があって、藤井先生の凄さを感じました。

 全部の作品に目を惹かれ、どの作品も好きなものばかりなのですが、特に大好きだと思ったのは、『芙蓉』と『ポピー』です。『芙蓉』は、なのはなのお客様玄関に飾られているものを見たことはあるのですが、お客様玄関に飾られたものとはまた違った印象を受けました。芙蓉が本当に上品で、美しくて、色合いもとても落ち着きがあり、本当に好きな作品だなと思いました。浴衣などの柄にあいそうで、そんな浴衣があったら凄く気品があって素敵だろうなと思います。

 ポピーは色合いが凄く好きだと思いました。綺麗で優しい赤と青が織り交ぜられ、凄く暖かくて優しい作品だと思いました。花びらのふんわり感なども凄く素敵で、本当に可愛い作品だと感じました。『灯台』も『ポピー』みたいに暖かくて可愛い作品だと思いました。
 また、対照的に『無我』は、手の表現に力強さを感じて、意思が強くてしっかりした人の手のような感じがして、お寺のお坊さんが思い浮かびました。

 書くとキリがないほど、本当に全部の作品が素敵で、ポストカードとして飾りたいくらいでした。何回も何回も繰り返し見て、目に焼き付ける事が出来て嬉しかったです。

 

 みんなの作品も見る事が出来て嬉しかったです。主催者の方達の作品に引けを取らない程、素敵な作品ばかりで、みんなが作ったものだという事に驚くレベルでした。かにちゃんの作品が凄く細かい所まで丁寧で、繊細で、とても綺麗でした。家の瓦が奥に続いている所が本当に綺麗で、一枚一枚が丁寧で、まるで写真だなと思い、手で描かれたものだという事が信じられない程、素敵な作品だと感じました。

 作品がどれも、繊細で、川などは実際に流れてくるのではないかと思うほどリアルで素敵だと思い、作ったみんなが凄いと思いました。みんなの版画の風景の切り取り方が全部凄く綺麗で迫力があるなと思っていたら、お父さんが撮られた写真の構図だったという事を後に知って、流石お父さんだなと思いました。

 

 みんなの作品を思う存分見た後、いよいよギターのオープニングが始まりました。会場にたくさんのお客さんがいて、椅子が足りない程の人が見ている中でした。お客さんが前の方に座ってくださったり、始まるときから真剣に聞いてくださっていて、私まで嬉しくなりました。

 私は、パート分けされた演奏を聞くのは初めてだったのですが、まえちゃんから始まって、みんなが重なっていくのが本当にスムーズで違和感がなく、曲の雰囲気が大きくなっていく感じが凄く綺麗で、1曲目から思わず涙が出ました。
『ナユタ』が幻想的で、ラストスパートに向けて音が大きくなっていくのが本当に迫力を感じて、表現できるさやねちゃんが凄いなと思いました。

 みんなの演奏を見させてもらって、手や指の動かし方はもちろんの事、表現に向かう姿も勉強して、本当に今日の機会が有難くて嬉しかったです。お客さんも曲が終わるたびに盛大な拍手を送っていたり、演奏中も本当に真剣に聞いていたり、泣いておられた方もいて、会場全体が凄く暖かくて素敵な雰囲気に包まれていることを感じ、心がとても暖かくなりました。私も、いつか演奏させてもらう機会がどこかであるのかなと思い、私は暗譜が苦手で、みんなが弾いているような4分の曲は相当、苦戦しそうだと思ったので、日頃のギター教室から暗譜の練習をしたいなと思いました。

 基礎などが出来てきて、流れて弾けるようになってきたら表現をつけるなど、レベルを積み上げていきたいなと思います。
 本当に素敵な機会をいただけて嬉しかったです。

 午後は水やりに入りました。今日は午後、ずっと稲の水やりをしました。最近、稲の水やりに入る事が多く、みんなのお米が私にかかっているような感じがして、凄く責任を感じます。責任を感じながら出来る作業が、身が引き締まって凄くありがたいなと思います。これからもあると思うので、一生懸命頑張りたいです。

 明日のどろんこ運動会が、自分の潔癖がどのくらいとれるだろうという楽しみな気持ちと、不安な気持ちのどちらもありますが、凄く悲観的というわけでもなく、楽しみな気持ちも少しですが持てているのでよかったなと思います。