「あるべきところに」 ふみ

3月22日

〇あるべきところに

 仕事から帰ってきて、摘蕾の作業に行きました。

 夕の子畑のさくらピーチの蕾が直径6ミリくらいになっていて、晩成の品種の収獲期は遅いのに、お花が咲く時期は早いのが不思議に思いました。

 早く開花してから、収獲まで、じっくり時間をかけて実を熟成させるからかな? と思いながら、摘蕾を進めていました。
 大器晩成という言葉があるけれど、さくらピーチは大器晩成型なのかもしれないなと思いました。

 品種によって、開花時期も違うし、お花の色も違ったり、桃はすごく魅力的に感じます。

 摘蕾をしていると、蕾の先端はピンク色になって、(もうすぐ咲くよ)と教えてくれているようでした。
 開花する前に、摘蕾も終わるように、スピードも意識して進めていきました。

 摘蕾をしていると、ちょっと心が落ち着かないときも、心が静かになることを感じます。
 蕾を摘んでいくと、心がすっと正されていく感じが摘蕾の好きなところでもあります。

 蕾を摘んでいったら、たくさん蕾があったのに、残った蕾はもともとあった蕾の何割くらいが残っているのだろうと思うと、あるべき形に、そういう運命に、心が正されていくようにも感じました。

 私も、自分の役割に向かって、まっすぐ進んでいきたいです。