「2人でブドウについて」 よしみ

2月18日

 お父さん、お母さん。今日、無事にブドウの剪定ができました。

 昨夜、あんなちゃんに相談させていただいたら、今日の朝食前の時間にブドウの剪定を見ていただけることになって、8時ごろから古畑のシャインマスカットの木の剪定の仕方を見ていただきました。本当は、その時間で剪定の仕方を教えていただいて、あとは自分1人で日中の作業の時間に剪定をする予定だったのですが、想像以上にシャインマスカットの枝が伸び放題になっていて、どう手をつけたら良いか私も全く分からず、私がNOプランだったことであんなちゃんの頭も悩ませてしまうという申し訳ない事態になってしまいました。

 どうしようかと思っていると、あんなちゃんが、
「桃の摘蕾は私が居なくても大丈夫だと思うから、良かったら私も日中の作業で一緒にブドウの剪定しましょうか」
 と言ってくださって、あんなちゃんの優しさが本当にありがたかったです。

 午後から一緒に池上ブドウ畑へ行き、オーロラブラックの4本の木の剪定から始めました。私が今までのブドウの残してくれていた資料やブドウについての本をあんなちゃんにも読んでいただくと、あんなちゃんが、
「一緒に考えながらやっていくふうにしよう」
 と話してくださって、道路側の一本目の木から順番に2人で一本ずつ剪定をしました。

 剪定が初めてで、どの枝が主枝かとかその先端がどこなのかとか、そういう剪定の基本的なことも自分は分かっていなくて、でもあんなちゃんがその木その木に応じて、
「これは樹勢が弱いから枝を短めに切っていくプランはどうですか?」
「こっち側はこれ以上枝を伸ばせないからしっかり切り戻してみるのはどうかな?」
 と木の状態やその木の枝の伸びる場所なども見て、剪定のプランを考えてくださって、あんなちゃんの剪定している姿を見ながら自分も剪定に初めて挑戦できて嬉しかったなあと思います。

 剪定しながら、あんなちゃんが、
「今までブドウの作業にたずさわってこなかったから、私ももっとブドウのことが知りたいな」
 と話してくださったり、摘芯や整枝の作業をするとき私もよかったら一緒にやりたいとも言ってくださって、2人でブドウについていろいろ話しながら作業できた時間がすごく楽しかったです。

 そのあとも古畑のシャインマスカットの木の剪定に入り、ほぼ17時ピッタリに剪定と枝回収も終わりました。剪定した枝は、ちょうど今日あゆちゃんが燃やしの作業をしてくださっていたので、そこへ枝を持って行くとすぐに燃やしてくださり、ナイスタイミングで剪定できたことも嬉しかったなと思います。

 剪定のことだけじゃなく、あんなちゃんがブドウ棚の修繕のことや誘引のし直しもやった方が良いことを教えてくださりました。特に古畑のシャインマスカットのブドウ棚は鉄パイプや竹などの支柱も使われていて、簡易的な棚になってしまっているため、春までに大々的に支柱も修正した方が良いなと自分も感じて、お父さんに池上と古畑のブドウ棚を一緒に見ていただきたいなと思っています。

 今日の剪定で感じたことは、とにかく自分には「こうしたい!」というプランが持てていなかったことです。受身で、やってくれるのを待つのではなく、自分だったらこうしたいと分からないなりにも自分なりの考えやプランを持っていきたいなと思いました。

  夕食は、久し振りのりゅうさん特製の中華丼で、みんなと一緒にいただけて嬉しかったし、今日の夕食はカリフラワーをふんだんに使ってくださっていて、そのこともありがたかったなと思います。

 明日も頑張りたいです。読んでくださってありがとうございました。