1月21日(日)「お母さんのお誕生日会 スペシャル謎解きゲーム!」

1月21日のなのはな

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 1月23日は、なのはなのお母さんのお誕生日! お母さんをお祝いする気持ちで、家族みんなと、お母さんのお誕生日会をして過ごしました。

 この日は日曜日、りゅうさんやお仕事組さんもいてくれて、昼食の時には、あゆみちゃん、ひでゆきさん、たけちゃん、ちーちも来てくれました。サプライズで卒業生が帰ってきてくれて、たくさんの家族と一緒に、お母さんをお祝い出来たことがとても嬉しかったです。

 

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 会の始まりは、お母さんが『倶に』をバンドの演奏にのせて、ステージで歌ってくれました。中島みゆきさんの『倶に』という曲は、以前の新春紅白歌合戦でお母さんが歌ってくださって初めて知りました。その時から、お母さんの歌うこの曲が大好きになりました。

「ともに 走りだそう ともに 走り継ごう」
 お母さんの力強い声に合わせて、みんなと一緒に歌いました。実行委員さんが歌詞を貼りだしてくれて、お母さんと、みんなと歌えたことがとても嬉しかったです。

 

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「生きる互いの気配だけが ただ一つだけの灯火」
 という歌詞のところで、お母さんの姿が自然に思い浮かびました。どんなに今が未熟でも、幼かったとしても、一人の人間として、真正面から向き合ってくださるお母さんのことが大好きだし、尊敬しています。お母さんがずっと私達のお母さんでいてくれることが嬉しいし、強くて優しいお母さんの背中を見て、お母さんの娘として生きていけることが本当に幸せだと思います。

 お母さんが勇気を持って、お父さんと一緒に新しい道を切り拓いてくださったから、今、私は仲間に出会えて、前を向いて希望を持って過ごすことが出来ているんだなと思います。お母さんの仲間になれて、そしてこれからは、私もお母さんに続いて、仲間を広げていけるような、人に成長していきたいと思えます。お母さんの歌う『倶に』を聞いていると、お母さんが、背中を押してくださっているような気がして、とても勇気がわきました。そして同時に、心の奥底から安心して、気が付くと涙がこぼれていました。お母さんの娘として恥じない生き方をしたいと思いました。お母さんの走ってきた道を、私も辿って、お母さんから継いだように、私も次の人に繋ぐ役割を持って生きていきたいと思いました。

 

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 改めて、お母さんを囲んでみんなで大きな声で、「お母さん、お誕生日おめでとうございます!」ということが出来ました。たけちゃんやちーちも、小さな花束を持って、お母さんにプレゼントしている姿が、見ているだけで心がほっこりと温かくて、満たされた気持ちになりました。

 お母さんと、みんなと『倶に』を歌った後は、チームに分かれてお母さんクイズに答えました。このクイズの解答は、後々のゲームの得点に繋がるということだったので、チームのみんなと気合を入れました。
 クイズは、お母さんに関するクイズで、お母さんの好きなものや、もしも○○だとしたら、というようなバリエーション豊富な全12問がありました。

 

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 集合のお話や、お母さんと過ごす中で何気なく知るお母さんのことを思い出しながら、チームのみんなと答えを出す時間が、とても楽しかったです。クイズは選択肢があるわけではなく、自分たちで答えを出します。クイズの中には、「好きな色」のようなものもあれば、「もしも超能力が使えるとしたらどんな超能力が使えるようになりたいか」というような変化球もあり、お母さんだったらどんな答えを出すか自分たちで考えました。知っているようで、クイズで答える形になると、答えに迷うむずがゆさもあったけれど、8人のチームメンバー揃って話し合うと、納得する答えに一致して、何問も、正解することが出来てとても嬉しかったです。クイズを通して、お母さんのことをもっと知ることが出来ました。

 このクイズは、お誕生日会の序盤です。メインとなるのは……お母さんも大好きな、謎解きゲーム! お馴染みの、校内を駆けまわって、謎を探す謎解きゲームをまた、お母さん、みんなと遊べることがとても嬉しく思いました。

 

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〈ヒントマンたちの用意した謎解きゲームに挑戦!〉

 

 今回の謎が隠されているのは、古吉野なのはなの校舎の中。いつもは20問前後なのですが、今回は謎が増えて、26問隠されていました。また、謎が解けなかったときにチャレンジするヒントマンチャレンジは、ゴールするまでに全ブースをクリアするというルールが加えられていました。

 これからどんな謎にぶち当たるのか、未知の世界に飛び込むようなドキドキワクワク感で、気持ちが高まりました。①と書かれた最初の謎が各チームに配られます。全チーム、謎の順番はバラバラです。今からは、チーム内だけで協力して、進まなければなりません。心もとないような、不安や緊張も入り混じった気持ちで、ヒントマンからの合図で一斉に最初の謎を開きます。

 

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 そこには、クロスワードパズルのような、穴埋めの問題が。空白のマスには、なにやら漢字が入りそうでした。4つの空白のマス。どのマスの答えも分からないうちに、チームのみんなが次々と漢字を当てはめていってくれました。
 チームのみんなが謎を開けた途端、次々に謎を解いてくれて、その謎が意味するものが何か分からないうちに、気が付けばチームのみんなと廊下を全力疾走していました。廊下ですれ違う他のチームのみんなも誰一人例外なく走っています。普段生活している校舎なのに、まるで別のところに来たかのように、校舎の中が新鮮に感じました。自分たちの知らない所で、たくさんの仕掛けがあるのだと思うと、校舎にある部屋も、物も、何もかもが意味があってそこに存在しているような、不思議な気持ちになりました。

 

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〈チームで円になり、謎を解き‥‥〉
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〈正解がわかったら、目的地へダッシュ!〉

 

 謎には、ローマ字に直して考えるもの、言い換えた言葉を当てはめるもの、アルファベットの並び替え……本当にたくさんの種類がありました。そんな中でも、とてもスムーズに、目まぐるしいぐらいのスピードで、みんなと一緒に謎を解いていきました。

 私は英語がすごく苦手で、単語のスペルなどは全然分からないのですが、チームメンバーの中に、英語に強く、アルファベットに直す謎をすぐに解いてくれたり、並び替えがすぐに出来る人がいたり、なぞなぞのような頭をひねるような問題をすぐに解ける人がいたり……と、持ち味が違って、強い分野が違う人が集まっているチームでした。そのため、チームのみんなの存在がとても心強く感じたし、チーム全体がとても強かったです。

 私は、謎はあまり解けなかったのですが、みんなが閃いた答えを聞くと、なるほど! と感心してしまうような問題が全てでした。校舎の中のもので、こんなにも謎が潜められるなんて、と謎解きゲームの奥深さを感じました。

 

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〈ヒントマンチャレンジのミニゲームをクリアして、謎解きのヒントをもらいます〉

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 チームのみんなと閃いた答えのものがどこにあるか、その情報も、普段みんなと過ごしている古吉野だからこそ、導き出すことができました。普段気に留めていなかったものでも、謎の答えとなって、その部屋に置かれていると、その存在感がとても大きく感じました。ウィンターコンサートの小道具で使った、ローレックスのショーケースが答えだった時は、部屋の真ん中に置かれたその小道具が、輝いて見えました。

 謎がどうしても解けない時は、体育館のヒントマンのところにみんなと直行しました。ヒントマンチャレンジは、全部で6ブースありました。ヒントマンと対戦するお尻歩きリレーや、磁石の魚釣り、卓球のストラックアウトなどがありました。卓球のストラックアウトでは、チームメンバーが次々脱落していくなかで、ゆいちゃんが、一発で、小さな紙コップの中にピンポン玉を命中させて入れてくれました。また、ピアノの音あてクイズでは、さとみちゃんが音が出た瞬間に音を言い当ててくれたり、マッチ棒クイズでは、あっという間にさやねちゃん、ほしちゃんが答えを出してくれて、私も気持ちがスカッとしました。

 

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 ただ、私達が弱かったのは、県庁所在地、首都あてクイズでした。県庁所在地、なんだってこい! という気持ちでクイズに臨んだものの、いざぱっと県名が出てくると、県庁所在地がすっぽり頭の記憶から抜けてしまっていました。面白いぐらいに答えが出てこなくて、チームのみんなと記憶を絞り出しました。

 校舎の端から端まで、猛ダッシュして謎を探し回るのが、息が切れて心臓がバクバクしながらも、すごくすごく楽しかったです。謎のカードがゴールに近づいていくのが嬉しい気持ちもあれば、終わってしまうことが少し寂しいような、まだ終わって欲しくないような気持ちにもなりました。
 問題の答えが分からなくて、ヒントマンチャレンジに行きました。卓球のストラックアウトをクリアして、ヒントマンからもらった答えは「体育館」。あれ? 体育館に来ている……。
「おめでとうございます!! ゴールです!!」
 ヒントマンからの声掛けで初めて、自分たちのチームがゴールしたことに気が付きました。時間は、67分、一番でした。

 

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 1時間以上も校舎を駆けまわっていたとは思えないぐらい、謎解きゲームをしている時間があっという間に感じました。でも、その時間の中に、本当にたくさんチームのみんなと謎に頭を悩ませ、色々なところに行って謎を探し、走り回りました。時には体育館の軒下につるされたニンニクに謎が付いていたり、リビングのバナナの株に隠れていたり、2年生居室の散りばめられた紙飛行機に書かれた平仮名の中に答えが隠されていたりしました。いま、ゴールまでたどってきた答えを思い出すだけで、とても嬉しい気持ちになったし、チームのみんなとたくさん協力して、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。

 

 

 無事、全チームがゴールしました。お母さんのお誕生日会に、お母さんの大好きな謎解きゲームを、家族みんなと本気になって遊ぶことが出来て、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。今日一日、お母さんをお祝いする時間で、みんなと気持ちを一つに過ごすことが出来てとても嬉しかったです。 

(りな)