1月19日(金)「花芽充実。桃の剪定は新桃畑へ & 選別チャンス! 落花生と白大豆の1日」

1月19日のなのはな

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 1日、桃の剪定を進めました。
 雨上がりで、朝から気温が高めで、動きやすく、作業がしやすかったです。
 この日は、池上桃畑の続きの数本を終わらせて、午前の終わりには、新桃畑に移りました。午後の間に、6本を終えられました。
 新桃畑には6年生の紅清水、なつおとめがありますが、新桃畑の桃はどの樹も花芽がぷくぷくと大粒で、充実しているのを感じました。他の畑との違いは、ここまでの肥培管理にあったと思います。肥料が少なめで他の畑の桃の樹よりも育ちが悪かったですが、かえって、実は良いものが採れてきました。今年も期待できそうです。

 

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 剪定の進め方としては、1人1本ずつ取りついて、各自で切り進めています。
 枝の先端の部分は、メインにする枝と、そうでない枝で強弱をつける必要があり、メンバーの人が迷う時間が長くなりがちということで、先日から、私が先端を切ってまわるという方針でしています。そのことで、スピードアップしたと感じています。
 今シーズンだけで、剪定が進化させられています。今後も引き続き、よりよいやり方、速く的確にできる方法を、常に考えて作業をしていきたいです。そのような緊張感や、最短でやるという思いがあると、より作業が楽しいものになると感じています。

 今シーズンから電動剪定ばさみを使うようになって、作業効率が上がりました。剪定シーズンには毎年、掌が筋肉痛になるのですが、そういうこともなくなりました。

 

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 新桃畑を終えたら、残りは、石生、夕の子、奥桃、古畑、山桃畑、池上スモモ畑です。
 大きな畑である、26a、17a、池上を終えているので、現在の進捗状況としては、だいたい全体の3分の1くらいだと思います。

(あんな)

 

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 昨日から週末にかけて、雨予報が続きますが、昨秋から冬にかけて収穫した豆類の選別を進めるチャンスです。

 午前は大人数で落花生の殻むきをしました。昨年末に収穫した落花生が大豊作で、大粒のものがたくさんありました。
 やり方は至ってシンプルで、殻から豆を取り出すだけです。ですが落花生の殻が固く、初めは手こずりました。それをりんねちゃんが分刻みで区切って、3分間でいくつ殻むきができたかを競い合う選手権を開いてくれたり、ペアを作って5分間でどれだけ殻を外せるかという予想を立てて、実際にそれが達成できたかというゲーム方式で進めると、お互いの向上心が良い方向に働いて、全体としてどんどんスピードが上がっていき、初めはコンテナにすりきりいっぱい入っていた落花生が、目に見えて減っていくのでやり甲斐も感じられました。

 

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 3分間でむいた数を競う選手権では、すにたちゃんが1位に輝き、28個の皮をむいていました。みんなですにたちゃんのやり方を見て真似て、初めに殻をむきやすくするきっかけを作るために、殻全体を両手で軽く押しつぶして、一部でも殻がむけた状態にすると、後が早いことなどがわかりました。そんなふうにみんなで早い方法、やりやすい方法を共有して、みんなで1個でも多くむこうというやる気で取り組めた時間が嬉しかったです。

 

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 わたしも初めは苦戦していましたが、やり方を変えてから、1回目の選手権の数から最終的には10以上も数を増やすことができました。ひたすら落花生に向き合っていると、自分たちがリスになったようでした。作業はシンプルだけど癖になる感じで、作業時間終わりになってもまだまだ続けていたいなと思うくらい、手が止まりませんでした。

 

〈小さなウサギや小鳥に見える落花生を発見〉

 

 午後からは晴れ間をぬって、野菜の収穫をしたあとに、白大豆の選別を行いました。来週末からいよいよ味噌づくりが始まる予定で、そこに向けて、味噌用の白大豆を確保するために精力的に進めてきました。
 この日はここしばらく続けてきた白大豆の選別に区切りがつくかもしれないということで、机の上に残りの大豆が入ったカップを並べて、今日でこれらを全て終わらせようという目標で向かいました。

 

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 一度、自分の頭が選別モードに入ると、豆しか見えてこなくなります。種用、味噌用、調理用、クズ豆のそれぞれの選別基準に適する豆だけをピックアップして、パックに分けていくのが無心になって楽しいです。最後はみんなで助け合って、無事、2023年度産の白大豆の選別が終了し、喜びもありました。

 まだまだ選別は続いて、続くは黒大豆が待っています。寒い日、雨の日に大人数で室内で賑やかに選別作業を進められる時間が、わたしはとても嬉しいです。

(るりこ)

 

 

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〈朝は雨が降らず、みんなで梅の木コースを走りに行くことができました〉

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〈古吉野なのはなへ帰ってきた曲がり角では、椿の花が迎えてくれます〉