「希望を持ってもらえるものに」 ななほ

1月13日

 ほのかちゃんがなのはなに来てくれて、家族になれて嬉しいです。

 私はなのはなに来てから中々、同い年の子がいなかったのですが、ここ数カ月で同い年の子が来てくれて、とても心強いし嬉しいなと思います。

 これからたくさん、なのはなで遊んだり、色々なことを一緒に楽しめたらいいなと思いました。

 また、今日は学校のオンラインスクーリングがあって、アセスメント演奏には出ることができなかったのですが、夜にゆりかちゃんが、
「ほのかちゃんが、なのはなのお正月のインスタグラムを見て、なのはなに入ろうって思ってくれたんだって」
 と話してくれました。

 学生時代に、青春というようなことを何も経験できなかったから、なのはなでお正月遊びを楽しんでいるみんなの姿を見て、なのはなに来たいと思ってくれたこと。

 お正月のみんなの姿が楽しそうで、ここでなら治りたい、治ると思ってきてくれたほのかちゃん。

 私も同じだったなと思います。

 なのはなに来る前、なのはなファミリーという存在を知ってから、毎日、なのはなのホームページを見て、毎晩、ホームページが更新されるのを楽しみに過ごしていました。

 ここでなら治れる、否、治る。

 その時の私は、学校にも行けない、症状も止まることがない、未来に何の希望もなくて一生、このまま苦しい人生が続いていくのだと思と絶望的でした。

 高校生になったら治るかもしれない、大学生になったら何か変わるかもしれない、そう思ってもあと1年、生きるのがやっとだったなと思います。

 私はまだ年の小さいうちに摂食障害になったけれど、あの時、摂食障害になっていなかったとしても、普通に楽しくは生きられなかっただろうし、今の世の中の価値観に染まって、競争の社会に染まっては生きられなかっただろうなと思います。

 本当にそんな世界に染まってしまえば楽なのかもしれないけれど、私はそうしたくなかったし、今でも、その気持ちは変わらないです。

 今日、ほのかちゃんがなのはなに来てくれて、本当になのはなでの出会いは、出会うべくしての出会いなのだと感じます。

 そして、インスタグラムやホームページも、ただ発信するとか、ニュースを伝えるというだけではなくて、なのはなファミリーでなら治れるかもしれない、こんな世界があったんだと、見ている人に希望を持ってもらえるものにしたいです。

 今、なのはなで過ごしていること、今では当たり前のように畑に出たり、ダンスを踊ったり、3食しっかりと食べて、夜に眠ることができて、誰かを大切に思うことができるけれど、それは当たり前ではなかった過去があるし、今でも、生きるのがつらくなってしまっている人がたくさんいるんだなと感じます。

 それを思うと、少しでも多くの人になのはなファミリーの存在を知ってもらって、その人たちの希望、生きる道になれたらいいなと思うし、今、私がなのはなで過ごしていることも誰かにとっては希望なのだと思うと、日々をちゃんと生きていたいと改めて思いました。