「回復していく、どのときも」 まなか

12月31日

 今年も有り難うございました。また来年もよろしくお願い致します。

 今年の自分の目標は、意欲を持って自分から進化する年にしたいと思っていました。
 自分から動くことって思っていたよりもずっと難しくて、その時の人との距離感を分かっていないとうまく行かなかったり、緊張する人や場面では自分が発言したり動こうと思うと緊張して臆病になってしまったり、あらゆる所で「時間、場所、人」によって答えが違うことを痛感したりして難しいのを感じていました。

 でも今年の夏、桃の作業に入らせてもらって、桃メンバーと気持ちを揃えて活動していると自然とお互いが信頼できる存在になっていて、自分から行動することも怖くなくなったしコミュニケーションを取り合いながら仕事を進めるのってやりがいがあって楽しいものだなと感じるようになりました。
そこで自分が成長することは、仲間のためになることなんだと気がついて自分の中にやっと「もっともっと出来ることがあったら……もっと成長したい」という意欲的な気持ちを持つことが出来ました。
 私は本当に今まで何にも意欲的になったことが無かったです。何も求める気持ちがない。
 まだこの「成長したい」という気持ちは漠然的なので、少し先の具体的な目標をしっかり立てられるように今できることを積み上げて、そこまで心を広げていきたいです。

 それと責任感を持つことも、桃の作業で鍛えられていったと思います。
 私がする行動一つひとつが仲間と作り上げる価値そのものに関わると思うことで、意識は高まりました。
 それと同時に、いつも「未来に繋げる」という考え方をみんなが持っていて私もその考え方と残し方がやっと分かるようになってきました。
 こんなふうに行動して記録して、来年の私たちだけではない、まだ見ぬ誰かのために私たちは本当に動けるんだと実感することが出来ました。
 今まで書いていた作業記録や日記の書き方も意識して残す部分が変わってきたように思います。

 お父さんお母さん、スタッフさんと桃メンバーとでミーティングをしたときに話して下さった、
「私たちがなのはなで回復していくどのときも、材料になるんだ」
 というお話が本当に自分の希望になって、自分の気持ちやその日したこと、畑のことでも読んだ本でも、とにかく残して自分がしっかり回復していこうという気持ちになりました。
 出来なくてもいい、今精一杯で生きていることがきっと誰かの役に立つことになるんだと思うと、責任をもって動くことから逃げたいような怖さは無くなりました。(緊張はしてしまいますが!)

 恥ずかしい話なのですが、お父さんとお母さんに相談や自分の悩みを話に行くのにも怖さがあったりもしたのですが、自分が良くなりたい良く生きたいという気持ちをちゃんと持てるようになってくると、そういう怖さもなくなって、自分の良いところも悪いところも全部見せられるという気持ちになることが出来て、安心して話せるようになりました。
 どんな自分も受け入れてもらえると思えることが本当に幸せなことだなと思いました。
 今まで自分からこれは話しにくいとか、これは自分の事だから……と壁を作って本当の気持ちを話せなかった原因は私自身だったのだなと思いました。

 まだまだ責任感を持って行動することは甘い部分が多いので、もっとしっかり出来るように、来年も引き続き意識したいです。

 秋冬はチームのみんなとリーダーを回して畑を見ていく中で、去年リベンジしたいと思っていた野菜をたくさんやらせてもらっています。
 去年経験したことで、今年にいかせる反省がいくつもあって、それを実践させてもらえたことが嬉しかったです。
 主にアスパラ菜が悔しいことだらけだったので、お父さんや河上さんにも相談させてもらって、少し新しい方法も取り入れられたことが良かったです。
みんなで野菜や畑の話をするのも楽しいし、また次はどうしようと考えながらする作業は、今までと違う楽しさがあって、工夫するのって面白いなあと初めて思いました。
 これもみんなとちゃんと話し合えるようになったり、コミュニケーションが取りやすくなったから楽しく感じられるのだろうなと思いました。

 今年過ごす中で、大きく2つ、また課題が出てきました。
 それは、自分は何年後か、どんなことをして生きていくという目標を立てることが出来ていないということです。
 これは焦って決める事では無いと教えてもらったのですが、しっかりそうやって目標が立てられるように成長するためにも、今している何を行動するのにも根拠と理由を考えるということを続けていきたいです。自分の作業を未来に繋げていくためにも、しっかり意識します。
 それと、自分の気持ちを普通にしていくために、日記に客観的に見た数字を十段階で書き留めることも引き続きしていきます。

 もう一つ、自分にはゾーンがなく壁がある事を教えて頂きました。これが2つめの課題です。
 これはまたミーティングでしっかり理解を深めたいと思っています。自分には壁が無いと思っていたので本当にびっくりしたのですが、この、映画を生きている気分になることがそうなんだ! と知れただけでも発見でした。
 今からミーティングが楽しみです。

 前に日記にも書いたのですが、自分のずっと抱えていた疑問や生き辛さの理由を教えてもらって、良く生きられる答えを実践して変わる事が本当に嬉しいと思います。
 変わる事なんて一番嫌いだと思っていたのに不思議です。
 自分自身で実験して良い結果が出ると面白いし嬉しい。それに誰かの役に立てるんだと思うだけで生きていく意味、変わる意味があるのだと思います。
 コンサートで感じたように、私が過去に味わってこれが普通だと思い込んでいた気持ちや、いつ死んでもなんでもどうでもいいと思って自分を壊していた時間は、すべて無駄になることが無くて、ここまで来るための道だったんだと思えました。
 本当に良く生きようとなのはなで透明で誠実な気持ちに出会う度に誓うように思います。

 私はこれからお父さん、お母さんの仲間として、誰もが優しい気持ちで生きられる世界を作る仲間として、良く生きつづけようとすることを絶対に止めません。
 何回でも口に出して、文字にして、それを私にしていきます。

 今年も本当に幸せでとっても楽しかったです。
 本当に有り難うございました。来年もよろしくお願いいたします! 精一杯で頑張ります!

 よーしセブンブリッジ楽しみ! 大晦日に家族でトランプ! うれしいー!