「虚しい気持ちは普通じゃない」 まなか

10月28日

 夜に脚本の読み合わせをした時間が、とてもとっても嬉しかったです!
 ああ、物語が生まれるのって本当にすごいなと思います。
 昨日まで知らなかった世界や人たちを、今、自分の頭の中で見たり考えたり出来ることが不思議な気分です。
 お父さんが書いてくださった物語で、なのはなの答えが見てくださる人の心にしっかりと届いて光がどんどん広がるように、私に出来ることを全力でやり切りたいです。

 魔法を使ってしか生きていけない人だらけです。
 なのはなに来るまでに、当時の私と同じような心の状態の人をたくさんたくさん知っています。

 いつも虚しくて無気力で刹那的にいることが当たり前、それを苦しいとも思えずに、人生は死ぬまでの暇つぶしなのだから楽に生きなくてはと本気で思っています。
 そう思わなければ、今感じる楽しみは何の価値も意味も無い、と分かってしまって自分の生き延び方を否定するしかないからです。
 もしも私がよく生きなおすことが出来て、今もその沼の中で生きている人たちの道標になることができたら、私の命にやっと意味が生まれると思っています。
 私は、「この虚しい気持ちは普通じゃない」と知ることが出来てやっと、
「じゃあ普通ってなんなんだろう、どうしてずっと苦しいんだろう」
 と答えを知りたい気持ちになりました。

 コンサートを見てくださる人の中で、一人でもそんな風に自分の生きにくさに気付いて、なのはなの答えに共感してくれる人がいてくれるように頑張ります。
 コンサートだけで無くて、自分が表現して生きていくのに理由があることを忘れないでいたいなと思います。

 話は変わりますが、ひろちゃんの役がとっても好きだったので、またコンサートの中で出会えるのがとても嬉しいです。
 それに、猫やぶたちゃんもいるのが嬉しい! ああ、どんなふうになるのだろう。
 どきどきするけれど、真剣に頑張ります。

 まだまだダンス練習のこと、OMTのことも書きたかったけれど、今日はこれで提出します。
 お父さんが私たちの脚本を書いてくださったことが、本当に本当に嬉しかったです。