10月14日
●お父さんのように伝えていきたい
お父さん、お誕生日おめでとうございます。
お父さんは、来て間もないわたしの目を見て、
「みつきは、絶対に変われるよ。自分が想像できないくらい、変わることができるよ」
と話してくださったのを覚えています。
出会ったその日から、わたしを信じてくださって、受け入れてくださいました。
それは現実となって、お父さんお母さん、なのはなファミリーに出会ってから、わたしの世界が変わりました。
仲間と助け合うこと。汗を流すこと。ご飯を食べること。深い眠りにつくこと…。
何気ない日常が尊くて、こんなにも生きることが楽しいことだと教えてくださって、本当にありがとうございます。
お父さんが伝えてくださる言葉が、いつもわたしのこころのお守りになっています。
そうして、少しずつ少しずつ、自分が作り直されていることを感じます。
今のわたしがあるのは、お父さんのおかげです。
大きな壁にぶつかったとき、昔のわたしだったら、泣いて逃げ出していたかも知れません。そこで諦めたかもしれません。
でも、今は、踏ん張ることができます。
「喜んで苦しむ」。こころの中で、そうつぶやいています。
お父さんが、初めて生きにくさを感じた15歳のときから、ずっと、「自分の苦しさが誰かの助けになるかもしれないと思って、喜んで苦しんで生きようと決めたんだ」。
そのエピソード「喜んで苦しむ」が、今のわたしのテーマになっています。
きっと、永遠のテーマになると思います。
どれだけ自分の無力さや未熟さを感じても、絶対に頑張ろうと思えるのは、お父さんお母さん、なのはなで共に生活する仲間、卒業生が居てくださるからです。
なのはなファミリーが、わたしの希望のすべてです。
今、わたしの目に映る世界は、180度変わった。でも、今もなお、溺れて、もがいて、苦しんでいる仲間がいることを、忘れたくありません。症状と闘っている仲間がいて、自分もその1人だということを、忘れません。
いつか出会ったとき、「わたしも仲間なんだ」と、伝えられるようになります。
お父さんお母さんが創ってくださったなのはなファミリーを、わたしの人生をかけて、伝えられる生き方をしていきます。
明日は、うのはフェスティバルに出演させていただきます。
お父さんのお誕生日をお祝いさせていただいて、いっそう感じた「今の自分があることの尊さ、誇り」を、いきいきと表現してきたいです。
おやすみなさい。