10月16日のなのはな
ハートピーの発達訓練をしている、はな子さんご家族の方が、古吉野なのはなに来られました。私は初めてお会いしたのですが、なのはなファミリーのお父さん、お母さん、私達の事を家族のように、心に置いてくださっていることを感じて、とても嬉しかったです。
午後には私達の演奏を見ていただくことが出来て、とても嬉しかったです。『チープ・スリルズ&シェイプ・オブ・ユー』をはじめ、4曲をダンスを付けて、演奏をしました。『チープ・スリルズ&シェイプ・オブ・ユー』を踊っている時、身体を揺らして、私達のダンスをとても楽しそうに、嬉しそうに見て下さっていることを感じて、私も温かい気持ちになりました。終始、笑顔で見て下さっていて、最後の曲、『ビューティフル・ピープル』では、はな子さんが一緒にジャンベを叩いている姿がありました。体育館中が一体となって、優しい空気で包み込まれるような感覚がして、とても満たされた気持ちになりました。
6年生教室で、はな子さんがハートピーの訓練アセスメントをされていました。教室のそばを通るたびに、あきこさんや、その場にいる方の笑い声が聞こえてきて、教室の外からも、訓練が上手くいっていることが伝わってきました。
夕食は、はな子さんとご家族の方とも一緒に頂きました。その時に、お父さんやお母さん、あきこさん、あゆちゃんから、アセスメントの様子を聞かせてもらい、新しく組み替えた訓練のことなども、知りました。はな子さんの今の身体や気持ちに一番優しい訓練なんだなあと思いました。新しい訓練で、はな子さんの身体が、少しでも動きやすく、過ごしやすくなったらいいなあと思いました。
お父さんが、
「はな子さんとは、はな子さんが12歳の時からの知り合いなんだ」
と話してくれました。その時から、ハートピーを通して、私達と繋がっていたんだなあと思いました。場所は違っていても、ハートピーの輪が広がっていることを知り、とても嬉しい気持ちになりました。
はな子さん、ご家族の方が、古吉野なのはなに居て下さることがとても嬉しくて、家族が増えたようでとても安心した気持ちになります。なのはなファミリーで心地よく過ごしていただけるように、私も出来ることをつくしたいです。
土曜日から始まった音楽合宿第5弾、今日は3日目、最終日です。午後からは、個人練習の時間があり、私はバンドの練習を進めました。
新曲の、『バッド・ハビッツ』と『ナチュラル』の譜読みや練習をしました。私はエレキギターを担当していて、同じギターのまえちゃんと一緒に、音を合わせたり、パート分けをしました。
原曲を聞いて、耳で聞こえた音を取ります。楽譜を自分たちで作っているような作業です。どうしたら原曲に近づくことが出来るか、まえちゃんが弾き方や、音色を考えて、伝えてくれました。少し弾き方を変えたり、アンプの調節を変えるだけで、聞こえ方が全然違います。一番原曲のイメージと近い音を選択していくのが、とても緻密で難しいけれど、楽しかったです。
2曲の弾き方を決めることができました。これから練習を積み重ねて、バンド全体で合わせられる形にしていきたいです。
(りな)
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この日は平日……でも、音楽合宿3日目! お仕事組さんがいないのは少し寂しいけれど、古吉野にいるみんなで『オブリビオン』のダンス練習を進めました。
昨日までで大枠はできていたので、今日は振りを揃えたり、細かいカウントを揃える練習もできました。『オブリビオン』は、1番と2番でメンバーが入れ替わり、最後は全員で踊る構成になっています。なので、今日は最初に1番のメンバーと2番のメンバーで分かれて練習をして、それぞれの振りを揃え、最後に全員が集合したところを練習しました。
1番のチームでは、曲のヴァイオリンに合わせて手を上げる振りがたくさん出てきます。ヴァイオリンの弦を弾くイメージで、それを手で表現します。その手の角度や、目線、手を降ろすときの速度やカウントをみんなで合わせました。単純な振りなだけに、細かく緻密に揃えられると、きれいに整然とした踊りになっていくことを感じられて、みんなで一つの生き物になった気分でした。
センターでは、なおちゃんが役者として立ち、手を上げる振りをしてくれる予定です。それに合わせて私たちも分身になったように同じ振りをするので、私たちは、なおちゃんを引き立てる大事な役割です。
でも、今はなおちゃん任せになってしまっている感じが少しある、と、見てくれていたのんちゃんが話してくれました。
座っているだけでもきれいに見せるようにすることを意識するだけでも、空気が変わったと感じました。主役はなおちゃんだけれど、周りにいる私たちがなおちゃんを引き立たせられるように、全体のイメージを常に持って、みんなの中の一部の自分として踊りたいと思いました。
全員が放射状に並び、一斉に踊るフォーメーションの場面では、回転する動きがたくさん出てきます。理想とする踊りへ向かうハードルは高く、昨日から混乱の渦でした。
今日は、どこが曖昧なのかを明確にしていきながら、何度も踊って身体に入れていきました。大分頭が整理されて、曲の速いテンポでもついていけるようになっていき、少しずつでも踊れるようになって、形になっていくことがとても嬉しかったです。みんなで作り上げている、という感覚がとても楽しくて、充実感を感じられました。
完成形を共通認識として持ち、みんなでタイミングや形を揃えていくごとに、全体が一つになっていくことを肌で感じられました。最後は、初めて一曲通してみることができたことが嬉しかったです。
ジャンプする振りや、スカートの裾を振り上げる振りがとても印象的で、これまでにない斬新さのある構成のダンスがとても魅力的です。ここからブラッシュアップして、精度を高くしていけるように、今がやっとスタートラインで、これからが大事で楽しい過程なので、一回一回の練習を着実に積み上げて、良いオープニングになるようにしていきたいです。
この日は個人練習の時間もありました。楽器やダンス、それぞれが自分の足りていないところを練習していました。私は時間いっぱい、フルートの練習をしました。
全体演奏の『オーガスタス・グループ』の合わせを、この前あゆちゃんが見てくれて、どんなふうに吹くかを細かく伝えてくれたり、イメージも教えてくれたので、それを元に、理想に近づけるようにひたすら吹いていました。
一人で練習をすることで、自分の音がいい意味で誤魔化せなくて、苦手な音や小節が明確になっていきました。そしてそこを重点的に練習をしていくことで、出しにくかった音の口の形や息の量のコツが掴めてきて、1時間程度でも上達できたことが嬉しかったです。
あゆちゃんが教えてくれたポイントも意識して吹くことで立体的になり、吹いていても楽しさが3倍増しくらいに膨らんでいきました。フルート自体ももっと好きになれた、濃い時間にできたことがうれしかったです。
みんなも、楽器の練習をしている人が多かったようで、次の『オーガスタス・グループ』の合わせが楽しみになりました。
平日メンバーでの音楽合宿でも、充実した練習ができた一日になって、よかったです!
(つき)