9月27日(水)「すべての稲の脱穀、ひと段落 & 4つの野菜の種まきと植え付けが完了」

9月27日のなのはな

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 永禮さんが来てくださり、みんなで手刈り・はぜ干しした紫黒米の脱穀と、はぜに使った木材の回収をしました。
 田んぼではあっという間に、刈り取られた株からまた緑色に紫色の混ざった葉が草丈20センチほどに伸びていて、生長が速いなと思いました。
 はぜ干しで乾燥された稲は、紫黒米特有の紫色は抜けていて、黄金色になっていました。垂れ下がった稲穂のもみ殻の隙間から、中の濃い黒色が見えました。

 

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 はぜ干しした通りの1列へ入って、あゆちゃんが、はぜ干ししている稲束を取り、机の上に置いて、それを永禮さんが扱き胴へと入れてくださっていました。
 永禮さんとあゆちゃんが机を使って稲を受け渡していて、順調な流れがずっと変わらずに繰り返されていました。

 

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 私はるりこちゃんと、脱穀されて出てくる藁を燃やすものと燃やさずに使うものとの選別や、藁燃やし、脱穀された籾を入れる袋の交換などをしました。
 乾いている藁は、火にくべていくと滞らずに燃えていき、脱穀と同時並行で片付いていくことが嬉しかったです。
 30分もかからずに1列の脱穀が進んでいて、4列全てが昼食の10分前に完了しました。

 

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〈作業の移動中、タマムシを見つけました!〉

 

 午後からは永禮さんがダンプトラックを運転してくださり、なる足と藁の回収をしました。
 4人で取り掛かってなるを運んだり、頑丈ななる足を引き抜いてダンプに積んでいくと、少しずつ、でもあっという間に田んぼが元の景色に戻っていきました。あゆちゃんが午前の残りの藁燃やしをしてくれていました。
 永禮さんとるりこちゃんとバケツリレーでなる足を元の場所に返すのがとても楽しくて、最後の1束をしまうことができたときの達成感が嬉しかったです。

 

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 永禮さんと一日作業をさせていただけて、朝は稲がはぜ干しされていた田んぼが、夕方にははぜや藁の回収と、燃やしをできていました。少しずつなのですがあっという間で、稲の生長みたいだなと思いました。

(さくら)

 

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〈昼食は紫黒米ご飯をみんなでいただくのが慣例になっています〉
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〈夕食は、仲屋食品さんから届いたカジキマグロのお刺し身でした!〉

 

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 4つの野菜の定植と種まきを進めました。

 午前は定植。葉物野菜を植える、新いいとこ畑の水菜の定植です。定植、水やり、草敷きまでが今日の目標でした。
 畝立てをしてから少し期間が空いてしまったので、初めに固くなってしまった畝の土を鍬で軽くほぐしました。そうして柔らかくなった畝に、植え付けるための溝を付けていきます。水菜は3条植えなので、畝の上に深さ5センチ程の溝を、一直線に、3列掘りました。

 

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 その後は、溝に苗を20センチ間隔で置いていく人と、その後を追いかけながら植え付ける人に分かれて進めました。元気できれいな苗だけを置いていくようにと、リーダーのまえちゃんが声をかけてくれて、植え付ける際も、あまり元気でない苗があったら交換しながら、順調に成長している苗だけを植え付けることができました。

 

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 最後に、ネキリ虫対策用の草敷きと、水やりを行って、目標達成! ……かと思いきや、丁度その頃、冬キャベツの定植が終わったメンバーが駆けつけてきてくれて、「ネット掛けまでできるんじゃない?」というまえちゃんのささやきが聞こえました。そこからは怒涛の勢いでした。草敷きと水やりのめどがついてきたら、同時並行でネットのポール立てを行い、順次手の空いた人からネットを広げ、それを追いかけてみんなでネットの裾を土で留めていきました。30分とは思えないくらい、一気に作業が進んでいくことがすごく気持ちが良くて、みんなの力を感じました。丁度昼食前ピッタリの時間でネット掛けまですることができて、目標以上に定植を終えられたことが嬉しかったです。

 

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 午後は、大根2弾の種まきをしました。7人でいいとこ下の長い畝6畝分の種まきをする予定だったので、2時間半で終わるかどうか、緊張していました。
 水菜と同じように、まずは畝の土を鍬でほぐして土のコンディションを整えるところから始めました。土は少し固かったのですが、タイトなスケジュールだったこともあり、ここではなるべく時間をかけないように意識して、スピード感をもって進めました。

 次の工程の、バカ棒を使って大きな土や草を取って均していく段階では、大根の芽が確実に発芽できるように、丁寧めにきれいな畝を作って、種まきの準備が整いました。

 

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 大根は、20センチ間隔の2条植です。片方の人がバカ棒で20センチ間隔に種を置いていき、もう片方の人は種だけをもって、間間に目見当で置いていくというやり方で種をおいていきました。種まきに慣れていないメンバーも中にはいましたが、みんな段々とスピードもあがってきて、粛々と進んでいきました。一つの品種の種はピンク。もう片方の品種の種は青でコーティングされていて、青とピンクが大根の兄弟のように感じられて、とてもかわいかったです。

 

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 種置きの後は、種の2倍くらいの厚さになるように培土をかけて、その上からもみ殻をかけていきました。えつこちゃんもその時に丁度お仕事から帰ってきてくれて、みんなでやったらあっという間に終わり、目標の3時50分には今日やりたかったところまで全て蒔ききることができました。
 最後は、上の畑で小松菜の種まきをしてくれていたまえちゃんたちのチームのヘルプに行く人と片づけに分かれて、大根も小松菜も、両方時間内に種まきを終えることができて安心しました。

 

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 今日で、冬キャベツ、水菜の定植。小松菜と大根の種まき。4つの野菜が畑に植えられて、秋冬野菜の種まきや定植が進められたことがとても嬉しかったです。

(つき)

 

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〈2日前に種をまいたザーサイが発芽しました!〉