「雨」 ななほ

8月10日

 「雨が好き」と言いたい気持ちと、「雨は嫌い」といわなければいけないような気持になることがあります。
 
 今朝は台風の影響もあってか、雨がしとしとと降りだして、風も強く久しぶりに、雨を感じました。

(畑作業はできただろうか?)
(みんなは雨に濡れなかっただろうか?)
(桃は、雨が降っても大丈夫だろうか?) 
(お仕事組さんやお父さんたちは、雨の中、車で移動するのは大変だろう……)。
 
 そう思うと、雨は嫌だなと思うのですが、夏野菜や田んぼにとっては恵みの雨となりました。
 そのため、野菜農家にとって雨は嬉しいし、桃農家にとっては時に雨を求めて、時に雨を残念に思ってと、不思議だなと思います。

 雨は確かに、空も暗くなるし、どんよりとしていると言えばどんよりとしているかもしれないけれど、たけちゃんたちを見ていたり、保育の勉強をしていると、雨の日こそいつもできない遊びや、発見ができるチャンスだったりします。
 それに、雨の音を聞いていると心がポッと穏やかになり、少し大人になって仕事を進めるような気持ちで、勉強にも集中して向かえるという面では雨も嬉しいなと思いました。

  でも、雨が降ったのも朝だけで、日中はいつも通りの晴れ模様。
 あまり気温が高いとみんなの体力も疲れやすくなってしまうので困るのですが、畑作業が進んだようで嬉しかったです。

 また、お昼にお父さんが、「今年の石生田んぼはお米が大豊作だと思います」ということと、お母さんから、「石生田んぼを車で走っていると、稲が風で波打っていて、海みたいだった」という話も聞かせていただき、想像するだけでも豊かな気持ちになりました。

 気が付けば、来月は稲刈りの季節です。お米は播種とか水とか管理は大変なところもあるけれど、約3ヶ月で大人になって、私たちの1年分のお米を実らせてくれると思うと優秀だなと思いました。

 こうして毎日、自給自足で美味しいお米や野菜、果樹をいただけたり、自給自足で畑を作っているからこそ、天気の見え方や、野菜に対する気持ち、身体を動かすということに対する気持ちよさの感じ方とかがこれまでとは180度違って見えて、なのはなに来てから見える世界が広がっているのが幸せなことだなと感じました。

 それと、今夜はアコースティックギター教室と版画教室のダブル教室があります。同じ図書室で藤井さんがギターや版画を見てくださることがありがく、今からギターをもって図書室へ行きたいです。