8月5日(土)「みんなで海へ行こう!―前半―」

 

〇海へ!

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<向かったのは鳥取市岩美町の東浜海水浴場です! 透明度の高い海で海の青色も透き通るようにとても綺麗です>

 今日は、私たちにとっては夏の大大大イベント、海水浴当日!
 少し前から、家族みんなと遠出して、海に出かけられる今日一日を、とても楽しみにしていました。天気も味方してくれて、朝から海日和になる予感。水着の上に上着を羽織って、車に乗り込んだら、いよいよ海へ出発です。

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 見慣れた古吉野の田畑が広がっている光景が、どんどん通り過ぎて、遠くの方にいきます。橋を渡って、山の中のトンネルをくぐって…見慣れない光景が窓から映像のように流れていくのを見ていると、今日は普段の日常ではなくて、特別な日なんだ、と実感しました。次から次へと目に飛び込んでくる、非日常な景色を見ているだけでも、これから起こるたくさんの楽しい事、見えてくる綺麗な景色を想像して、とてもワクワクした気持ちになりました。海に行ける、というだけで、嬉しい気持ちがいっぱいに膨らみました。

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 何時間かのドライブの時間もあっという間、進行方向に、水平線が見えてきました。「海だ!」車の中にいるみんなと、近づくたびに気持ちが高まりました。
 車の窓から見える海は、どこまでも広くて、空よりも深い、サファイアの宝石のような青をしていました。海岸に向かって、グラデーションに色が淡くなって、見ていると、海に吸い込まれそうなぐらい綺麗で、心が奪われました。波はほとんどなくて、海面がキラキラと輝いていて、私達を大きく迎え入れてくれたような感覚がしました。自分たちが到底及ばないぐらいに、目の前に広がっている海は、大きくて、静かで、でもそこに居るだけで、波の音を聞いているだけで、心が満たされて、癒されて、安心していきました。

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 砂浜がきめ細かくてさらさらしていて、歩くとサンダルを履いた足が埋まっていきます。真っ白な中に、太陽の光に照らされて、ラメを降りかけたようにキラキラしていてとても綺麗でした。足元を見ても、遠くまで広がる海の水の色も、波しぶきも、潮の香りも、感じるもの全てが新鮮なはずなのに、なぜだかすごく懐かしいような気持になりました。「海に帰ってきたね」一緒に車に乗っていた人が言ってくれました。その言葉がすんなりと入ってくるぐらいに、海を無意識に求めて、待っていたんだと思いました。

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 先発組のみんなと合流し、全員揃って、最初の一種目目、宝探しゲームをしました。お母さんやあゆちゃん、須原さんが海の中に投げたお宝を、みんなで探します。お宝は、金色に塗られた小石、全部で13個あり、一個見つけるにつき、得点がもらえます。

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 お宝が投げられるところは見ることが出来ません。そのため、どこにお宝が沈んでいるか、まったく見当がつかないまま、「よーい、スタート!」の合図で、一斉に振り返って海に向かって走り出しました。

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 砂浜を駆けるスピードを落とさずに海に突入すると、思いもよらぬ大きな水の抵抗と、打ち寄せる波とで、思いっきり転んで頭から海の中にダイブしました。ブクブク息を吹いて起き上がると、始まって早々、頭から全身海水でびしょびしょ、でも涼しくてとても気持ちがよくて、口に残る海水のしょっぱい味も、すごく嬉しい気持ちになりました。

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 水をかき分けながら、もっと先に進んで、お宝を探します。水が澄んでいて、海底が立っていてもとてもよく見えました。波で海底もゆらゆら揺れたように見える中、小さな何かが白い砂浜に落ちているのを見つけました。

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 もしかしたら…金のお宝でした。3メートルほど先にもう一つお宝が沈んでいました。手を海底に突っ込んで拾うと、その重みがお宝であることを証明していました。同じチームのみんながすごく喜んでくれて、とても嬉しかったです。13個のお宝が見つかって、集計がされたとき、私が所属するまえちゃんチームでは、3つのお宝をゲットすることが出来て、とても嬉しかったです。

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 午前中は自由時間を楽しみ、昼食を食べて午後からは海でゲームです!

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〇スイカ割り!
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 チーム対抗すいか割り大会をしました。

 ルールはシンプルで定番の、「目隠しをして三回まわってスイカを割る」というものです。指示をする人はコーチングゾーンから出られません。

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 私たち「まえちゃんチーム」は、〝時計の針の指す方角で進行方向を伝える作戦〟になりました。11時の方向、2時の方向、という声が飛び交っていました。みんなの「いいよその調子!」「まっすぐ歩けてる!」「自分を信じて!」という声援で大盛り上がりです。

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 私は自分がスイカを割れるイメージが全く沸かなくて、自信ないな……と思っていました。

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 みんなの声を頼りに歩いていき、棒を思いっきり振ったらコツンという音がして、あっ当たった・・?と思ったらワァッという歓声が起こり、え!?と思っていたらチームのみんなが一斉に走ってきて、急いで目隠しを外すと、スイカがぱっかりと綺麗に3つに割れていて、びっくりしました。

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 その後も私たちチームは立て続けにスイカを割り続け、優勝することができました。最終戦でチームリーダーのまえちゃんがスイカを割った瞬間、みんなでまえちゃんの元に駆け寄り、記念撮影をしてとても嬉しかったです。

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<スイカ割りの最終戦はお父さんお母さん対決です>
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<お母さんの力強い一振りで綺麗にスイカが割れました!>

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 終わった後は、割ったスイカマクワウリと一緒におやつで頂きました。なのはなで作っている黄色い品種「シュガームーン」は、甘くて美味しかったです。

(ちか)

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〇とにかく体力勝負! リレー対決!

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 「位置について、よーいドン!」の合図で足をバタバタ!スイカ割りでスパっと割った後は、全力リレー。中々進めないと噂の…砂地でも、田んぼでもない、海の中。波の流れにも、水の重力にも、負けないで進むんだ。

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 沖からしばらくしたところにお父さんが立って下さっているのですが、そこが引き返し地点。チームで一人一人走っては、お父さんのところで時計回りにぐるりと周り、みんなの元へ。アンカーである8人目の子が何番目にゴールをしたかで順位、そして得点が決まります。

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 私は海中リレーは未経験者、どれだけ水中の中で走ることが大変か、みんなが自分が思っている5倍くらい進んでいない、と聞いても。中々想像が付かない、泳いでいけば早いのではと思いもしました。けれど、そう思ったのもつかの間、すぐに身をもって体感しました。海中リレーが壮絶な戦いだということを…。

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 各チームで走順を決めて行きます。私たちまえちゃんチームは、一走者がりなちゃん、アンカーにまちちゃん。まちちゃんまでをちかちゃん、まえちゃん、ほしちゃん、どれみちゃん、まいちゃん、私の順で繋いで行くことに。走順が決まったところで、レッツ!!!各チームのトップバッターがかまえます。んっ!?他のチームは誰が走るのであろうと横を見ると、そこにはりゅうさんの姿も。開始前から、ドキドキが止まりません。どうなるのでしょうか…

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 「位置について、よーいドン!」あゆちゃんの掛け声とともに、一斉に真っ青な海へ向かって泳ぎ始め、いや、走り。いや、ジャンピング走りし始めました。みんなが水の中で足を動かして、必死に進もうとする中、りゅうさんだけは水上を爆速で進んでいる。スキップかのように、足を穂状へ高く上げ、ダントツでどんどんどんどんお父さんの方へ向かって行っています。でも、みんなも負けじと必死で進んで行きます。「りなちゃーん、がんばれーー」私たちは全力で声援、一走目の時点では僅差で3位。追い上げることは、まだまだ可能。これからが勝負!

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 りなちゃんを繋ぎ、続いてはちかちゃん。一位はりゅうさんチームが独走中…しかし、ちかちゃんが前のチームを抜かして2位に。そして、そして、まえちゃんが、一位との距離をぐんと縮めてくれて。3位からぐんぐんぐんぐんと追い上げて行っています。そして、ほしちゃん。みんながバタバタとする中、海の中をぞっぞっと歩いていったのですが、早い早い。冷静なのに、早すぎる、ほしちゃんにみんなの歓声が止まりません。さすがっ。

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 そして、まいちゃんが見事にりゅうさんチームのこを抜かし、一位に!そんなところに、私の番がまわってきました。みんなを繋いで、最期のまちちゃんまで、一位を突き抜けるんだ。みんなのように、なるべく足を上げて。上げて。波の流れや、水の重力が、想像以上に強い。けれど、諦めてしまっては。力をふり絞って、まずはお父さんのところへ、すると、「一位だぞーっ!」とお父さんが笑顔で伝えて下さり。パワーチャージ!

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 チームの仲間がいるところまで、頑張るんだ。波の流れに負けるもんか、と強い気持ちをもって、みんなのところへ必死に向かいます。そして、そして、海から足が棒になるような感覚があるなか、這いつくばる気持ちでまちちゃんへ。アンカーのまちちゃんが、海の中へ。後ろからは、恐ろしきスピードでりゅうさんが追いかけて来ています。「まちちゃーん、いけー-っ」とガッツを全力で。

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 そして、なんとりゅうさんに抜かされることなく、まちちゃんゴール!みんなで「やったー」と抱き合いながらジャンプ。
 みんなの言う通り、本当に大変でした。けれど、全力で進んで、気持ちも体も強く持って、8人を繋いでゴールすることが出来てとても嬉しかったです。

(ももか)

このあとの海はどうなるのか? 8月5日の今日のなのはな、後半へ続きます。