6月25日
午前はアセスメント演奏をお客様に見てもらえたことが嬉しかったです。『ハウ・ファー・アイル・ゴー』は、つつじ祭り以来で少し間が空いていたけれど、メンバーのみんなと振りを思い出して、もう一度、ティーリーフスカートを着て踊れたことが嬉しかったです。
アセスメント前に、体育館のブレーカーが落ちてしまって、体育館全体で電気が使えなくてどうしよう、と思っていた時に、お父さんが来てくださって、どこに問題が起きているのか、突き止めて下さりました。その場所以外のブレーカーを上げて、一瞬でアンプの電源が付いたり、体育館の電気が付いたとき、魔法のようだったし、お父さんが本当に凄いなあと思いました。
アセスメントに向けて、『グレイテスト・ショー』のダンス練習をしてきました。その時に、上手側と下手側の二手に分かれて、交互に前から見て、対照の人に、良かったところ、改善できるところを伝える、という練習をしました。
私はみんなが踊るグレイテストショーを初めて見たわけではなかったけれど、 その時の、全員の心に迫るような表情や、緊張感のある、ポーズ、動き、スピード感に圧倒されました。
A、B、Cチームに分かれてダンスが構成されていて、自分のチームだけではなく、その時に、AチームやCチームのみんなはどんな振りを踊っているのか、今はどこのチームが主役で見せるべきなのか、それがすっと入ってくるような気がしました。自分だけではなく、一緒に踊る仲間の空気感、伝えたい気持ちがはっきりと分かって、グレイテストショーを踊る気持ちや景色のイメージが持ちやすくなりました。
今日は、目の前のたった一人に伝わったらいい、と思って踊りました。見てくれるお客さんがいて、みんなと精一杯で気持ちを表現できる機会があることが、自分たちにはとても大切で、ありがたいことだなあと思いました。
午後は、ハープ・フルートのコンサートに行かせてもらいました。ハープ奏者の方は、以前、なのはなの図書室で演奏されたことがあるとお父さんが集合の時に話してくださって、お会いできることがすごく嬉しいなと思ったし、まだ一回も会ったことはないけれど、お話に聞いていると、何となく親近感がわくような気がしました。
ハープを、実際に見たり聞いたりすることは初めてでした。オープニングの曲では、抱えて演奏する、小さなハープが登場していて、こんなに小さなハープがあるのか、と驚きました。かと思えば、中くらいの、アイルランド伝統の「アイリッシュハープ」という種類や、最後に登場した「グランドハープ」という大きなハープもありました。このハープは、一つ50キロもあると聞き、こんなに重い楽器を、座って、肩に担ぐようにして演奏されているのが、軽やかに見えるけれど、凄いなあと思いました。
フルート奏者の方も、フルートの、素材の密度が高いほど、濃厚で深い音が出るということや、息を吹きかける時、微妙に唇をコントロールして、半分の息を穴の中に入れ、もう半分の息を前に吹いて、音を出しているということを話してくださって、身近な楽器だけれど、初めて知ることがたくさんありました。十四金の少しピンクがかった、キラキラしたフルートが照明に当たってとても綺麗だったし、音色も華やかで、滑らかでずっと聞いていたいぐらい綺麗でした。
フルートがメロディラインを奏でていました。フルートの、キラキラした旋律の後ろで、ハープが、伴奏も、ハーモニーのパートも、含めて奏でていました。どこからともなく聞こえてくるような、ホール全体を温かく包み込んでくれるような音色で、聞いていると、優しい気持ちになりました。
ハープだけの演奏もあって、ハープがベースの音も、高温のメロディラインも全部一台で音が出るのが凄いなあと思いました。ハープ一台に弦がものすごくたくさんあって、その弦を両手の指で速弾きで演奏されている姿がとてもかっこいいなと思ったし、弾き方によって、強い芯のある音、大きい音、優しく、柔らかい音、音の幅も広くて、そんなハープが魅力的だなと思いました。
グランドハープは、お父さんが集合の時に教えて下さったように、ペダルが7つ付いていて、その一つひとつも、3段階に分けることができると、奏者の方が話してくださりました。また、ドの音の弦が赤色で、ファの音は青色の弦でできていることなども教えてくださって、どうやって弦の見分けをしているのかや、どうやって黒鍵の音を出しているのかも知ることが出来て嬉しかったです。
終演後、ハープ奏者の福島さんがステージの下に下りてきてくださって、15年ほど前になのはなに来たときのお話をしてくださったことがとても嬉しかったです。なのはなのことを覚えて下さっていて、好きでいて下さっていることがとても嬉しかったです。
明日からまた桃の収穫が始まるので、良い桃を届けられるように、桃メンバーの一員としてやるべきことを精一杯頑張りたいです。おやすみなさい。