「5月」 みつき

5月1日

●てるてる坊主に願う

 今日から5月です。
 5月は、あと数日後のキャンプから始まって、野菜の植え付けやお米の播種、どろんこ運動会! など、イベントが目白押しだなあと思います。
 今月も、思いきり楽しみたいです。

 昨日の夜、あけみちゃんと、ももちゃんと一緒に、てるてる坊主を作りました。
 それも、ティッシュや紙を丸めたようなものではなくて、とっても本格的なてるてる坊主です。
 あけみちゃんとももちゃんが掃除の時に見つけた、使えなくなった傘の布を加工しているので、防水仕様なのです。青色と赤色の水玉のものがあったので、ちょうど、「お父さんとお母さんだね!」と、3人で、夫婦のてるてる坊主にすることにしました。

 あけみちゃんが用意してくれたデコレーション用のリボンや不織布が、ベストチョイスでした。お父さん坊主には青色のサテンリボン、お母さん坊主にはピンク色のサテンリボン。首にリボンをきゅっと結ぶと、かわいらしくて抱きしめたいような気持ちになりました。

「せっかくなら、帽子や髪型まで作りたい!」と言うと、ももちゃんが目をきらきらさせて、「それ、いい!」と頷いてくれました。
 教材室を探して見つけた、紙を細く切ってもしゃもしゃしたものを、お父さんの髪型にしてみると……。リビングに居るみんなが、「わあ! お父さんだ!」と笑ってくれました。

 そして、完成しました!
 本格的で、みんなの気持ちが詰まった、大きくてかわいい、てるてる坊主。
 最後の仕上げに『キャンプ、晴れますように』と、お願いのメッセージカードも取り付けて、あけみちゃんとももちゃんと、玄関の屋根下に吊り下げました。
 てるてる坊主を作っていたこの時間が、すごく楽しくてうれしくて、願うのってなんて幸せなんだろう、と感じました。
 きっと、天気にも伝わると思います。
 揺れているてるてる坊主を見るたびに、うれしくなります。

 てるてる坊主は即効だったのか!? と感じてしまうくらい、今日は、1日さんさん晴れでした。
 竹のカットの作業に入らせてもらって、河原大の畑に残っていた竹や笹を集めて、きれいにして来ることができました。集めた笹は結構な大きさの山になったのですが、それも回収して、さっぱりとした畑が、気持ち良かったです。
 古吉野のグラウンドで作業をしている、さきちゃんたちのもとへ合流してからは、ひたすら竹運びと収納をしていました。
 ももちゃんと、「このくらい持って行けるかな!」と、ふたりの力を確かめ合い、信じ合いながら、竹の束を運んでいくのが楽しかったです。

 竹を運んでいると、建築をするような、これから大きなものを作ろうとしているようで、わくわくしてきます。わたしたちの歩みに合わせて、竹が弾んだとき、ガタゴト、と鳴る音も好きだなあと思います。
 カットする竹を運んで持って行くと、さくらちゃんやるりこちゃんがすぐに卓上ノコで切っていってくれました。『キューーン!』と、一瞬で切れてしまうのが圧巻だったし、さくらちゃんたちが、「何メートルに切ります!」と声をかけ合って動いているのも、格好良かったです。
 今ある竹は500本ほどあったそうなのですが、すべてカットを終わらせることができました。
 気持ちの良い天気のなか、作業がたっぷり進められて、すごく満たされる1日でした。
 おやすみなさい。