3月1日(水)「イチジク“バナーネ”の剪定 ● バディに宛てる作文、強くなれる私で ● 海の宝物」

3月1日のなのはな

 強くて育てやすく、果実は極甘なことが特徴で、挿し木を行う予定の品種、『バナーネ』の剪定を行いました。
 バナーネは、今年で3年目になる木が、プール下畑に26本。4年目になる木が、梅林手前畑に4本植わっています。アコースティックギター教室の、藤井先生から挿し穂をいただいたことが始まりで、いよいよ木も大きく成長してきました。

 今日はミーティングでも同じバディの、ほしちゃんと一緒に作業を行いました。イチジクの手入れは、私たちの共通点でもあります。
 ほしちゃんとイチジクの手入れに向かうとき、心が穏やかになって、ほのぼのとした幸せな気持ちが広がります。
 今日から3月に入り、一気に春を感じるような気候になりました。外にいるだけでもぽかぽかしてくる、太陽の暖かさを感じながら作業できたことも、嬉しかったです。

 

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 剪定は、
「前年に伸びた枝を2,3節残し、外芽の上で切る。ただし、夏果は前年枝の先端に着果するため、全体の4割ほど、少し弱めの枝を選んで切らないようにする」
「強い内向枝や、弱すぎる下垂枝は根元から切る」
 ということを基準に進めました。
 ほしちゃんが、切り口にトップジンを塗布し、枝を回収して補助をしてくれました。

 

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 主枝がある程度決定してから、バナーネの剪定を行うのは今年で2回目。前回の剪定を踏まえて、どう木が成長したのかということや、木の成長が作業性に及ぼした影響など、経験が蓄積された上での剪定でした。
 切り戻した主枝から、2、3本ほど、1.5メートル程度の勢いの良い枝、その他、少し勢いの弱い枝が伸びる。この結果枝を、毎年2,3節残して切り戻すことがイチジクの剪定の基本になる。
 実際に成長を確認することができると、今行う剪定が、次のどんな成長へ繋がるのかということも、少し予測できると感じました。

 剪定すると、その結果として、木が成長する。イチジクの木と対話をするように、剪定を行って、イチジクをより深く知り、心を通わせていけることが、嬉しいなと思いました。
 バディのほしちゃんと、プール下畑で剪定を行って、また一つ私たちの交換日記のタイトルでもある、『プール下の絆』を深められたことも、嬉しかったです。

 

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 剪定を終えて、また明日行う予定の挿し木をするため、挿し穂に向く、太すぎない前年枝を選別しました。今回挿し木するのは200本。多めに枝を選んでおいて、水を張った樽に枝を浸けました。
 今日のうちに水分を蓄えて、うまく発根できる、いい挿し穂になったらいいな、と思います。

(りんね)

 

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〈小松菜の追肥や、梅の剪定、春ジャガイモの手入れなども行いました。丸く柔らかい葉が美しく、おいしい野菜、小松菜。今日の追肥が効いて、いっそう成長することが楽しみです〉
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〈梅見畑で育てている小松菜の、第5弾に鶏糞をやりました〉

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 午後からのミーティングでは、新しい課題作文に進みました。
 今、ともにミーティングに向かっている、わたしたち一人ひとりについてくれるバディ。今回の作文は、自分自身ではなく、バディに宛てて書いていきます。
 バディの子の心の傷の原因はどこにあったのか、相方である自分が分析して、考えていきます。

 自分自身のことを書こうと思うと、客観的に見ることが難しく、行き詰まってしまったり、臆病な気持ちが生まれてきてしまうこともあります。

「バディの子を絶対に回復させるんだ、という気持ちで、セラピストになったつもりで書いていくんだよ」
 お父さんが、そう話してくださいました。

 

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 これまで、バディの子と、たくさんの時間を過ごしてきました。作文を共有させてもらったり、ミーティング以外でも、毎日の交換日記や、お散歩やゲーム、なんでもないおしゃべり。
 わたしは、バディが居てくれるこの毎日が、ぎゅっと包んでもらっているようで、心が癒されていくのを実感しています。
 今、自分を知ってもらって、自分も知って、「一緒に居たい、一緒に回復していきたい」と強く願えます。これからも、ともに未来へ進んでいく、大切なバディだから、「絶対に諦めないでいよう」と思えます。

 バディを思って、バディのために書く。
 今までになかった気持ちで、ミーティングに向かえることが、とてもうれしいです。
 バディのため、そしてまだ見ぬ仲間のため、強くなった自分で、書き上げたいです。

(みつき)

 

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 虫明の漁師さんから、牡蠣殻を頂きました!
 永禮さんが運転してくださったダンプカーから降ろされた牡蠣殻は、潮の良い香りがし、海でつちかわれたカルシウムの宝物を存分に使わせていただけることに、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
 この牡蠣殻は、塩を流し、粉砕して、畑の肥料として使っていきます。 

 

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 また、一斗缶にいっぱいの生牡蠣も頂きました。
 グリルの鉄板に並べると3枚分にもなった、大きな焼き牡蠣を、1人2つずつ、夕食で頂きました。
 それぞれの殻の形や、殻を開けるときの面白さをみんなで楽しみ、そして中に入っていた、ふるふると丸く柔らかい牡蠣を口に入れたときの、なんと美味しいこと。
 贅沢な夕食が、とてもありがたく、嬉しかったです。

 

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