2月26日のなのはな
春がきーた、春がきーた、どこに来た―? なのはなに来た、古吉野に来た、見つけよう!
2月も、残すところ、あと数日。どんどん、春に近づいています。古吉野なのはなの周りにも、そんな春の訪れを感じさせるものが、たくさん顔を見せています。
今日は、春の訪れを見つけて、ペン画。ミーティングのバディと共に、古吉野の周りをたわいもない話をしながら、散歩をしました。
私のバディは『21世紀のモナリthe』りなちゃんとななほちゃん。おしゃべり大好き、元気っ子!
3人との時間を過ごせると思うだけでウキウキ・ワクワク。胸が高鳴りました。でも、1つ心配なことが。おしゃべりしすぎて、ペン画の時間がなくなってしまわないかな? そんな、私たちらしい心配を抱きながら、昼食後を待ちに待っていました。
ABパターンを終え、春の訪れペン画タイム。ななほちゃんは、道具も3人分持って、服装も準備満タン。でもでも、私たち妹2人は……「帽子取ってくる!」「寒いかも、上着!」「下敷きがない!」ドタバタ。少し、先が思いやられる。
落ち着きを取り戻し、出発。どこに行こう? まず、一番に思い立ったのは、梅林。梅林に向かって、歩き始めました。古吉野を出て、すぐ別のバディの姿を見つけました。さくらちゃんたちです。何やら視線が下に向いている。不思議に思い見てみると、そこには赤ちゃんフキノトウ。緑色のフキノトウは、以前発見したことがあったのですが、赤は初めて。大きくなると、緑になるそう。
なのはなの梅林では、1輪の花が咲いたところ。地域の方の梅の木には、すでにきれいな白い花がたくさん咲いていました。ぷーんと、梅の良い香りが鼻をくすぐりました。きれいー。思わずうっとり、梅の花もいいね。ほかのバディの子も続々。なんか、ありきたりなのかな?「何か変化が欲しいなー」そんな思いが浮き出てきて、再びお散歩。
滝川のほうまで足を伸ばすと、そこには、うぐいすや、見たことがない黒と白の大きな鳥、かわいいけど、描くのが難しい。
次は、古吉野の裏山。そこには、たくさんのセリとヨモギが広がっていました。ちっちゃくて、可愛い葉。私の中で、大のお気に入りになり、一番候補。木の枝に生えるキノコも発見。
でも、やっぱり梅の花が捨てがたい。振り出しへ戻る。すると、りなちゃんがタンポポを発見。タンポポを描こう。残り時間20分にして決定。ななほちゃんは、梅の花に魅了され梅の花。
よし、描こう! 集中モードで描き始めようとしました。でも、タンポポ難しい、大変かも。私は、開始早々、挫折。やっぱり、ヨモギが一番。一番私の心を奪った、ヨモギを描くことにしました。りなちゃんも、開始早々、「タンポポ難しい、後悔……」でも、めげず書き進めます。最初は、早く描き終えてお散歩しようと言っていた3人ですが。知らぬ間にペン画の世界にのめり込み、ずっとやっていたい。そう思うようになりました。自然の中で、風と光、自然の声を感じながらの時間がとても心地よく感じました。
そして、「完成――!」私は、ヨモギ。りなちゃんは、タンポポ。ななほちゃんは、梅の花。
3人の思いのこもった春の訪れが、画用紙に描かれていました。3人の絵を囲んでみると……
なぜか、涙が出そうになるほど、胸が一杯になり感動しました。
帰り道で、「毎週したいね」「毎日3人でお散歩する!?」と話しました。本当にそうしたい。そう強く思いました。そのくらい、本当に楽しくて、温かくて、かけがえのない時間でした。
夜には、リビングにみんなの絵が飾られました。リビングが一気に春、絵に囲まれるだけで胸がぽかぽか、嬉しい気持ちになりました。
そして、夜の集合でお父さんが話して下さりました。たわいもない話、雑談を楽しむ、これが、回復するために、とても大切なことだということを。たわいもない話をたくさんして、楽しんで、穴ぽこをうめていきたいです。
(ももか)
***
スケッチのあとに、ミーティングの各チームの代表者で集まり、作文の読み込みをしました。自分のチームメンバーの作文を読んでいきました。
今、ミーティングに向かっているなかで、バディ制度というのがあります。
2人か3人でバディを組み、そのバディと、何でもない話、雑談をして、信頼関係を深めていくと共に、バディの人が居てくれることが本当に心強く、癒やされていくことを感じています。
バディの人の作文、チームのみんなの作文を読ませてもらって、自分と共通するところがたくさんあったり、自分が気がつけていなかったところを埋めてくれたり、共感し合える仲間がいるなかでミーティングを受けさせてもらえることが、本当に有り難いことだと感じました。
みんなの作文を読んでいると、自分は1人じゃないということをより強く感じるし、バディの人、チームの人に、自分の穴を埋めてもらっている感覚がありました。
私は、お母さんが以前話してくれたことが、ミーティング中もふとしたときに頭に浮かびます。
「みんなの気持ちが変わったら、オセロの色が一気に変わるみたいに、がらっと変わるんだよ」
お母さんの言葉を思い出して、私は、パズルのなかで埋まっていないピースのところが自分の穴ぼこだとすると、その穴を埋めてくれるのがバディであり、みんなの存在なのだと感じました。
自分では言葉にならなかった気持ちを、みんなが言葉にしてくれていて、自分の気持ちが整理されたり、新しい発見もあり、みんなの材料が自分の材料となるのを感じていて、私も自分の精一杯でミーティングに向かい、みんなの材料の一つとして自分の体験をみんなのため、まだ見ぬだれかのために、そして、自分が立ち直るために、ちゃんと傷を整理して、理解を深めていきます。
(ふみ)
***
永禮さんのお誕生日会に向けての、飾り作りがスタートしました!
明後日に控えたお誕生日会。永禮さんを、華やかな体育館でお迎えしたい! そんな気持ちを込めて、みんなでハニカムボールと、菜の花の飾りを作りました。
私は、まえちゃんたちと一緒に、菜の花の飾りを担当。黄色い画用紙で、桃花作りと同じ要領で、紙を折り合わせていきます。いつも折っている桃花よりも随分と大きいサイズ、そして、紙も画用紙ということもあって、とても新鮮でした。画用紙の黄色の色味も、温かみがあるけれど、はっきりした発色で、飾り映えしそうで、みんなでワクワクしながら折り進めました。
まえちゃんが、折ったパーツを組み合わせる前に、上部を円状にカットてくれました。桃花よりも花びらに丸みを出すという、この一工夫。流石です。
すべてのパーツが組み合わさった菜の花は、立体感があり、なかなかに美しい仕上がり。明日また、たくさん飾りを作りためて、体育館を華やかに彩りたいです。
永禮さん、いつも、本当にありがとうございます。明後日にお会いできるのが楽しみです!
(せいこ)