2月20日(月)「目標めがけて着実に 古畑ハウス修繕 & ムスカリの花」

2月20日のなのはな

 今日から、本格的に古畑ハウスの修繕が始まりました。

 吉畑手前ハウスの修繕が終わってからは、さくらちゃんとあけみちゃんが、雪の重みで歪んでしまったパイプの修繕をしてくれて、今日からは、綺麗に修繕されたパイプを使って、ハウスを再生させていきます。

 

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 今日、わたしは、妻面のアーチパイプの修正をしました。
 まずはビニペットと呼ばれる部品を、妻面の骨組みから取り外します。
 ピアスビスやボルトで取り付けられているので、インパクトドライバーを使って抜いていくのですが、わたしは、ネジ山に対してしっかり垂直にインパクトをさすと気持ちがいいくらいクルクルと綺麗に抜けるピアスビスが好きで、ビスをもむのも楽しいけれど、抜くのも同じくらい楽しいなと思います。

 

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 ビニペットを外し、アーチパイプを補強していた支柱パイプを外すと、ペアのるりこちゃんと一緒に、地面から400ミリの高さに水平に水糸を張り、アーチパイプの両肩の高さを揃えます。
 わたしは初めて水平器を使ったのですが、高いほうに気泡が寄っていき、るりこちゃんと声を掛け合いながら、「もう少し下、もう少し下……良いと思う!」とコミュニケーションを取りながら、綺麗に形を作っていく工程が楽しかったです。

 

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 しなこちゃんとさやちゃんも手伝ってくれて、アーチパイプが整うと、再び、支柱パイプをアーチパイプと接続していきます。
 ユニバーサル・ロングというジョイントがあり、これをアーチパイプと支柱パイプに1つずつはめ込んで、その部品同士を2本のネジでまとめて固定するのですが、これがまた難しい。
 片手にはネジ、片手にはインパクト、そしてもう片手にはペンチ。
 いやいや、手は3本無いので、どうにかこうにかして部品と道具をとっかえひっかえして持ち直し、2つの部品を組み合わせて、1本のネジが合計4つの穴を貫通するように差し込みます。
 しかし、これもやっぱり難しい。

 アーチパイプの足を、元の状態より50センチ広げたことにより、ハウス全体の高さがやや低くなった事情で、支柱パイプの地上部の高さも変えなければなりません。大きなハンマーと添木を使って、るりこちゃんが打ち込んでいってくれたのですが、重い大きなハンマーを使い続けるのは思いのほか大変そうで、それに加え、ジョイントするパイプ同士の隙間が何センチ必要かは、部品のメーカーによって異なるので、測ることができず、微調整は、インパクトを持つ、わたしの手にかかっています。

 

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 一生懸命、これまでのハウス作業で得た知識と経験を頭から絞り出して、試行錯誤します。
 とにかく、ネジが4つの穴を通ればしっかり固定することが出来ます。
 支柱パイプについている部品の高さを変えることで4つの穴が揃ったり、さくらちゃんが部品の角を削って使いやすい形に直してくれたりしたこともあり、どうすればネジ穴4つをクリアできるか、自分の中でマニュアルが作られました。

 

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 そんなところにひょいと現れたのは誰でしょう?
 それは、なのはなで主に車のメンテナンスをしてくださっている白井さん。明らかに道具を持つ手が足りなさそうで不器用にやっている私を見かねて、手を貸してくださり、時にはプライヤーで部品のカタチを整えて助けてくださいました。
 古畑ハウス裏面、椿の木方向から数えて2番目の支柱パイプは、白井さんが立てて下さったも同然です。本当にありがたかったし、ハウス修繕に来てくださったことが嬉しかったです。

 ふと気が付くと5時のチャイム。
 みんなで妻面の修正作業を終わらせるべく、手を貸しあって10分後には無事完成。
 10分すぎてしまったけれど、さくらちゃんのドンピシャ目標をみんなと協力してクリアすることが出来てうれしかったし、ミーティングの効果か、作業も気持ちが一つになっているようで、幸せな空気感の中で作業ができて嬉しかったです。
 明日はどこを取り付けていくのか、楽しみで、続きも頑張りたいです! 

(なつみ)

 

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〈野菜は、白菜や大根の収穫が終盤に入っています。次の作物のために畑を開けるべく、精力的に収穫していきます〉
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〈収穫に行っていたメンバーが帰ってきて、白菜、赤カブ、キャベツ、太ネギなどが集まると、みんなでしょうやくをします!〉

 

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 久々の晴れ、久々の畑。
 みんなで、ニンニク畑の草取りをしてきました。

「スピード重視で、畝の片側を5分で行きましょう!」
 まちちゃんの明るい声で、草取りスタートです。
 ニンニクの周りに、地面にしがみつくように生えた雑草たち。みんなで三角ホーを使い、取っていきます。
 隣の子を追いかけ、追いかけられるように、みんなと空気を合わせながら、草取りを進めていきました。

 

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 屈んで腕を動かしていると、足元からふわりとニンニクの香りが漂ってきました。ちょうど1か月前、大雪ですっぽり埋まってしまったことが、嘘みたいだなあと感じられました。つぶれてしまった葉や茎は、まだ完全に綺麗な状態とは言えませんが逞しく立っており、風に揺れているニンニクの姿に、うれしくなりました。

 17時の鐘が鳴る5分前に、2枚のニンニク畑の草取りをあらかた終えました。
「明日はニンニクの追肥をしたいんだ」と、まえちゃんから話を聞いていました。これで、ニンニク畑の畝の上に、思いきり肥料をやることができます。

 

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〈今日はセロリと春菊にも、牛肥の追肥をしました〉

 

 さかなとり畑の横を流れる滝川から吹いてくる風も心地よいです。
 久々の畑作業に身体も心もすっきりとし、みんなと帰ってくることが出来ました。
 ニンニクたち、また来るのを楽しみにしていてね!

(みつき)

 

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〈午前中には、前日に引き続き、回復ミーティングのテーマについて質疑応答の時間があり、これまでの体験の受け止め方や気持ちについて、みんなで共有しながら理解を深めていきました〉
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〈花壇では、この春はじめての、ムスカリの花を見ることができました〉