2月18日
●勲章を持って、書き続けたい
今日も、ミーティングがあり、作文書きの時間をいただきました。
外は雨が降っていたのですが、その雨も、降っているのかどうかは窓の外を見ないと分からないくらい、静かに静かに地面を濡らしていました。その静けさは、リビングで作文書きに向かうわたしたちをうつしていました。
項目が23項目ほどあって、わたしはもう少しで、書き上げられそうです。集中力が切れそうになったり、行き詰まったりしたときは、顔を上げて、リビングを見渡しました。
そこには、昨日、一昨日と、変わらない光景がありました。自分の隣にはバディの子が居てくれて、周りにはグループの子が居てくれました。
みんなが向かっている真剣な表情や、しんとした空気に、引っ張っていってもらうことが出来ました。時間が許す限り、今のわたしが書ける全てを、書き続けたいと思えました。
わたしたち一人ひとりの作文が、バディの子、グループ、なのはなのみんな、そしてこれから出会う仲間の力になることができる。そう思ってみんなと取り組んでいる時間は、あっという間に過ぎていきました。
夕食の席で、お母さんが、「みんな、目をぱっちり開けて、口をぐにゃぐにゃ動かしてごらん」と声をかけてくださいました。
ぱち! ぐにゃぐにゃ…。なにかのおまじないなのかな? と思ってしまったのですが、顔をほぐすための体操でした!
みんなのにっこりとした表情で「いただきます!」の挨拶をしました。ミーティングで引き締まっていた心と身体をほぐして、あたたかいご飯を頂くことができて、優しくて癒される気持ちでいっぱいになりました。
集合の時間にも、お母さんが、「みんなのミーティングに向かう空気がうれしい。みんな一人ひとりが真剣に向かっているね」
「みんなは摂食障害という、勲章を持っている。世の中の人に、勲章を示して、声を上げることができる。それは、うらやましいことなんだよ」
と話してくださいました。
その言葉が本当にうれしかったです。
周りばかり見て、周りと比べて落ちこまないで、この勲章を持ったわたしに誇りを持って、わたしにしかできない人生を、仲間と歩いて行きます。