2月15日(水)「理解すること、一緒に進むこと ――ミーティング2日目 & 美しい型を目指して! 勝央金時太鼓練習」

2月15日のなのはな

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 摂食障害からの回復のためのミーティング、2日目。外は、久しぶりに雪がちらつき、室内で落ち着いてミーティングに取り組める天候でした。
 今日は、初めに、前回、各々で書いた作文のなかで、よりわかりやすく、みんなの指標となる記述があった5人の作文を、全員で読み回しました。そして、その読み回しを踏まえて、今日のテーマとなる設問に答える形で、作文を書いていきました。

 

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 今回のミーティングでは、例年に比べ設問の数が少数に絞られています。そして、作文を書く前の段階で、この設問について、バディやチームのみんなと話し合うという時間がありました。
 この話し合いの時間が、とても充実したものとなりました。
 自分では気づけなかったこと、心の中では気づいていたけれど言葉に出来なかったことなどを、バディやチームのみんなが挙げてくれたことで、その後の作文書きの時間の際、私は、これまでのミーティングよりも、うんと書きやすかったし、明確に記述できたと思います。

 

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 午後からは、作文について、お父さん、お母さんからの解説がありました。
 講義のなかでは、実行委員さんが、この午前の作文の中で、より深い理解をして書いてくれている子の作文を読んでくれる時間もありました。この実行委員さんの仕事の速さにも感動しました。午前に書いたばかりの作文から、みんなの理解がより深まる材料を、すぐさま提示してくれる実行委員さん。本当にありがたいミーティングだと感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

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 その後の午後に書いた作文は、自分が、完全に回復するために、このミーティングで達成したいことについて。これも、初めにバディ同士で話し合ってから作文書きを進めました。リビングの前では、お父さんがずっといてくださり、分からなくなったらバディでお父さんに質問しにいけるというシステムを作ってくださいました。

 私も、バディのさきちゃんと一緒にお父さんの元へ。そして、私とさきちゃんの心の中で生じている問題について、解説していただきました。
 すると、2人の中で思わぬ共通点が見つかり、それが今日一番の発見でした。そのことについて、お父さんがユーモアを交えて話してくださり、それもまたシリアスにならずに客観的に捉えられるきっかけとなって、すごく嬉しかったです。さきちゃんとも、今日で、また絆が深まったように感じます。

 

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〈それぞれのバディが、かわるがわる、お父さん相談所へ〉

 

 前回のミーティングで、お父さんが、「癒しとは、理解することだ」とも教えてくださいました。漠然とした決意ではなく、あてどのない共感でもなく、ただどこまでも、自分の傷を理解することが大切だ、と。
 今日、以前よりも理解が深まった部分がたくさんありましたが、これで分かったつもりにはせずに、今日教えていただいたこと、そしてこれからの講義でのお父さんやお母さんの言葉も、深く深く理解し続けたいと思います。

(せいこ)

 

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 夜の勝央金時太鼓練習。午後7時から9時まで、勝央文化ホールで、竹内さんから太鼓を教えていただきました。

 今夜は、曲の練習に加え、一人ひとりの構えや叩き方を、竹内さんがじっくりと見てくださいました。
 身体と太鼓との距離。バチを構える角度。身体の向きと腰の落とし方。腕の振り上げ方、振り下ろし方。竹内さんは毎回の練習で、それらの基礎や、イメージを話してくださいますが、私は、いざバチを握って叩き始めると、余分な動きや力、余分な雑念が入ってしまいます。本当に基礎のとおりに自然できれいな形で叩くことは、難しいです。竹内さんの言葉を何度も聞き、竹内さんのお手本を見ながら、少しずつ、少しずつ地面が水を吸っていくように、気持ちと身体で覚えようとしています。

 

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 けれど、竹内さんが丁寧に、自分の癖や基本を教えてくださってから、曲を演奏すると、これまで自己流に叩いてしまっていた部分、意識が足りなかった部分などの理解が深まり、そのぶん、太鼓の世界や楽しさも、もっと奥深く広く、大きくなっていくことを感じました。

 そして、「みんな、本当に音が大きくなってきている」と竹内さんが笑ってくださると、面映く嬉しいです。

 

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 太鼓の厳しさ、大胆さ、音や形。おごそかで躍動的で、楽しくも激しくも表情が変わるところ。私は太鼓が好きで、憧れます。
 竹内さんから、勝央金時太鼓を教えていただけることに、有り難い気持ちでいっぱいです。

 これから私たちは、『那岐おろし』や『金太郎囃子』などの曲を新しい編成に組み替え、挑戦していく予定です。
 いっそう良いチームに成長しながら、みんなと練習をしていけることが楽しみです。

(かに)

 

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