「実行委員として」 まち

1月18日

 午前のフルメニューはサーキットでした。実行委員として初めてやらせてもらって、今までは受け身の、教えてもらう側、やらせてもらう側だったのが、みんなをリードしていく側になったとき、いかにみんなに正しいやり方で正しい鍛え方を伝えられるかが大事になって、自分にこもっていられない、しっかりやらなければ、と、自分をすべてさらけ出すような気持ちになりました。

 楽しいのも大事だし、キツイという印象だけではみんなが次にサーキットをやるとき、億劫な気持ちになったりしてしまう、それはみんなのモチベーションが下がる、だから楽しい雰囲気は大事だと思いますが、一番大事なのは正しく故障なく筋肉をマラソンに向けて鍛えることです。活気のある空気を作りつつ、みんなもやりがいのあるトレーニングができるように、自分も鍛えたいと思いました。

 午後は芋洗いをして、そのあと、どれみちゃんと、資材を頂きに行きました。どれみちゃんとドライブみたいに、話しながら町を運転できたのが楽しかったし、カフェの人がとても愛想よく迎え入れてくれて、資材を下さったのが、たぶんちさとちゃんの人柄でここまでこれたんだろうな、と思うと、やっぱりちさとちゃんの努力とか人格とかが本当に素敵ですごいな、と思ったし、桃の霜対策のときに役に立つな、と思い、とても嬉しかったです。

 稲盛和夫さんの、『京セラフィロソフィ』を読んでいます。「一日一日をど真剣に生きる」という項目がすごく好きです。どんな日であっても、どんなことをしていようとも、真剣に生きる。それは、お父さんがおっしゃる、「美意識」に通ずるものだと思いました。

 美意識を持っていきていれば、どんな行動でも行為でも、神経を遣い自分が評価してやることになる。その積み重ねが、自分を向上させるものだと思う。昨日、夜の配膳に入っていて、最後に食事の写真を撮ったのですが、ただなんとなく撮ったあとにハッとしました。撮ったものをみたら、ゆがんでいる。綺麗に枠に収まっていなくて、その仕上がりに、私は違和感を覚えました。お父さんだったら、こういう写真でも、美意識を持ち、当然のようにこだわるだろう。美しさに拘るだろう。どんなことに対しても、そういう姿勢が、ど真剣に生きる、ということだと思います。

 また、私は人との関わりも、ど真剣にいきたいです。今まで自分の思ったことを隠して、相手の顔色を伺いながら、相手に合わせて言動をしていたけれど、もう、それはやめます。好きな相手とか、真剣に関係を取りたい人とか、仕事で一緒に成し遂げたい人に関して、堂々と、自分が思っていること、自分が感じていること、自分がやりたいことを本音で話します。今まで自分を隠した生き方が苦しかったからこそ、命をかけて、本音で人とぶつかりあって、仕事だったら、本音で話し合っていいものを作り上げていく。そうやって、毎日ど真剣に人とも関わっていきたいです。

 また、人生は心に描いたとおりになる、ともあります。それは納得です。私はなのはなに来る前、どうやっても、なぜか、暗い未来しか描けなかったです。苦しくて、どんな自己啓発本を読んでも、母の信仰する宗教にすがっても、どうやっても、悪い結末しか想像できませんでした。でも、症状にまみれながら、心のどこかで、小さな突破口があるのだろう、このまま死ぬことはないだろう、とも、思っていました。

 なのはなに来て、私は違う生き方を知って、これから前向きに生きていこうとしています。どうやっても、自分が超強くて、堂々としていて、前向きに生きている姿しか想像できません。もっと時代を切り拓いていきたいです。周りの人を巻き込みながら、苦しんでいる人が前向きに生きられる社会を作る一人になります。具体的な方法はまだ分からないけれど、一日一日をど真剣に生きていたら、常に全力でみんなのために生きていたら、絶対に神様は「これだよ」って示してくれます。そう信じられるし、だから、私は怠けてはいけません。被害感情を抜きにして、認識の歪みもなくして、人のために前に進むしかありません。堂々と生きていきます。

 今はひとまず、みんながマラソンに安全に向かえるように、初めてのメンバーも多いので、メンタルも含んだ、身体的なケアとか、いつも楽しく前向きに、なのはなの練習メニューを信じてやっていこう、という空気作りだとか、そういう、フルメニュー実行委員として、与えられた役割を全うできるように、未熟なりにも成長しながら頑張って務めたいと思います。

 明日も雨なので、室内作業になるかと思います。どういう作業でも、こだわって、ど真剣に、もっと良くする方法はないか、と常に考えながら、楽しみながらやりたいです。読んで頂いてありがとうございました。