11月29日(水)「タマネギのために、良い仕事を 畝立てとマルチシート張り & 冬野菜の牛肥やり」

11月29日のなのはな

 梅林上の畑の苗床で、タマネギの苗たちが、植え付けられるのを今か今かと待っています。
「今日は絶対に畝立てとマルチシート張りまで終わらせて、明日、植え付けられるようにしたい!」
 朝のダンスの習慣練習の後、気合いを入れて、作業に分かれました。コンサートに向かっている今、時間がとても貴重で、ひとつひとつの作業がワンチャンスです。午前中に作業できる時間は2時間。「終わらせるぞー!」と、心の中で三唱して、畑に行きました。

 

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 畝立てに入る前に、リーダーのさやねちゃんが、
「タマネギは水はけの良い畑を好むので、高畝にできたら嬉しいです」
 と話してくれました。タマネギが育ちやすい、高くてまっすぐな畝をイメージして、畝立てをしました。
 管理機をかけたての土の畝立ては、最高に気持ち良い! こんなにふかふかの土で、高い畝を立てたら、きっとタマネギは育ちやすいだろうと、嬉しい気持ちになって、力が湧いてきました。

「次の畝に入ります」と、畑には明るい声が響きました。明るい声を出すと、自分も元気になり、声かけをすること、ハキハキと話すことの大切さを感じました。すぐそこで定植を待っているタマネギたちも、私たちの空気を感じているだろうと思いました。

 

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 土をあげた後は、かまぼこ型に均します。下から上へと絶妙な力加減で、まずは畝の半分側だけを均していって、それから反対側を同じように均していくと、効率良く綺麗に均せるということを見つけました。美しい野菜は美しい畑で育つ。みんなで綺麗なかまぼこをイメージして、均しました。畝立てを全て終えて、畑を見わたすと、どの畝も揃った形のかまぼこ型で、まるで1人が全て作ったかのように揃っていました。

 次に、マルチシート張りです。高くてかまぼこ型の畝が作れたので、マルチ張りがとてもやりやすかったです。4人1組になって、2人はマルチを畝の上に張り、2人は畝の4隅にマルチどめを刺していきました。息を合わせて、スピード感を大切にして作業をしました。午前中で全てのマルチ張りを終わらせられなかったのは悔しかったのですが、午後、ダンス練習とコーラス練習をした後の1時間半で、作業の続きをしました。 

 タマネギを植え付けた後、マルチシートが揺れてタマネギにあたると、タマネギを傷めてしまうので、マルチを綺麗にピンと張ることにこだわりました。2人1組で向かい合わせになって、マルチどめを刺していきました。

 

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 最後、17時ぴったりに作業を終わらせることができました。畑を見わたせば、マルチが緩みなくピンと張った、まっすぐな畝が均等に並んでいて、達成感でいっぱいになりました。思わずみんなで、「うわあ、綺麗!」と言ってしまいました。
 みんなで気持ちをひとつにして立てた綺麗菜かまぼこ畝を、きっとタマネギたちも気に入ってくれることでしょう。明日の植え付けが楽しみです。

(えつこ)

 

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 冬の追肥ツアー! カブ、セロリ、ニンジンの追肥・土寄せを行ないました。今年はセロリのハウスが全5か所、それにカブとニンジンの畑を合わせた7か所を、1時間半で全てまわり終える目標。コンサート練習もあるなかの貴重な作業時間、「絶対に終わらせるぞーっ!」その気持ちが、みんなの空気からも感じられます。

 まずは、カブから……冬らしい冷たい空気のなか走って畑に向かいます。久しぶりの畑に胸が躍ります。
 カブはどれも、前回見たときよりも一回り、二回りほど大きくなっています。あんなちゃんが、牛肥を載せたエルフ(1.5トントラック)を出してくれたので、ベストな量をしっかりとあげることができました。更に大きく立派なカブになってくれますように! という思いで。大人数なので、あっという間に完了。

 

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 続いては、崖崩れ下ハウスのセロリへ。ハウスの中へ入ると、セロリの幸せな香りが……追肥が困難なくらいに大きくて、ぽきっと折ってしまわないように、慎重に。だけど、スピードも意識して追肥をしました。
 そして、どんどん進みます、続いては、ニンジンへ。かわいらしい葉が畑一面に勢ぞろい。今回の人参は、期待大!? とても綺麗です。今回は成長点を埋めないように。
 それぞれの野菜によって気をつけるポイントが違うけれど、どんな場合でも丁寧に手早く。みんなこの想いで走り続けます。

 

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 残る作業時間はあと10分。露地、吉畑手前、ユーノスハウスが残っています。しかし私たちは大人数。これから追肥をする場所はどれも小さめ。絶対に終わらせるんだ。みんなで手分けをして野菜のもとへ。

 私は、あんなちゃんとユーノスハウスへ。まずエルフからあるだけのテミに牛肥を積んで、ハウスへ運んで、まいて、それを繰り返して。2人で出来るだけ効率よく出来る方法を考えて進めます。
 エルフの上に乗ると、ここはどこ? もくもくと牛肥の湯気が! 自分たちの情熱をあらわしているようで…なんだかパワーがチャージされたような気分に。

 

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 その勢いで追肥を進めていると、他のハウスを終えたみんなが走って駆けつけてくれました。怒涛の勢いで土寄せ。そしてビニール締めまで。
 手の足りていないところに、スッと助けに入って、みんなで終わらせていく。協力して、絶対に終わらせる! コンサートの延長上で、みんなが一つとなって、目標に向かって走り続ける。その中の作業がとて楽しかったし、達成感を心から感じれたのだなと思います。これからも冬野菜がぐんぐん大きくなってくれますように。

(ももか)