6月9日
*アザミウマ潰し
午前中は、ナス、キュウリ、カボチャのアザミウマ潰しを、さきちゃんを中心に大人数のみんなで行いました。
昨夜の畑1チームの集合で、さきちゃんが開いてくれた「アザミウマの生態」についての勉強会。
アザミウマが作物を吸汁するのは、主に幼虫と成虫であり、さなぎは土の中にもぐっていること。アザミウマのメスが、一生の間で約100匹の卵を産むことのこと。
アブラムシと同じくすさまじい繁殖力。これは見過ごしてはいけない、と思いました。
アザミウマは主に葉裏にいて、一枚一枚の葉をめくりながら、潰していきました。
無心になって、とにかく潰しました。一人だと途方もなく感じてしまうけれど、大人数で、だんだんと別作業を終えたみんなも加わってくれて、全て進めることができました。
また、今日、虫潰しをしていて、心境の変化を感じました。
以前、私は虫潰しをしていると、虫を潰すのが嫌というよりも、「こんなことに意味があるのだろうか。こんな小さい虫、たいした害はないんじゃないか。潰してもまた増えるし。こんなことに時間を使ってもったいないんじゃないか」というニヒルな気持ちを抱いていたことがありました。
でも今日は、この作業に意味があると強く感じました。一株一株潰していくことに、やりがいを感じました。たとえ、土の中にいたさなぎが成虫になって、また虫が現れたとしても。今潰すことに意味があって、また現れたら、また潰すのだと。虫潰しのスピード感も、以前よりぐんと速く進められるようになりました。
さきちゃんが話してくれるように、特にナスやキュウリと言った小さな苗にとって、今が一番重要な時期で、そこで、みんなの力で潰していけることは、すごく嬉しいことだと思いました。
カボチャは株が大きくなっていたので、100パーセントの質で全て潰すことはできなかったけれど、できる限りで潰していくことができました。とても嬉しかったです。
*嬉しかったこと
また、今朝の作業で、さくらちゃん、まよちゃん、ほしちゃんが、梅林手前畑の堤防作りをしてくれました。
梅林手前畑は大雨が降ると、畑の北側の土手から、上の山や畑から流れてきた水が、どんどん畑に流れ込んできてしまう、という状況になってしまっていました。
北側の辺に、田んぼの内畦のように高めの畦を作って、そこにマルチシートを張って、水が浸入しないように、堤防を作る。池上ブドウ畑の堤防のようにマルチシートを張ることは、お父さんが教えてくれたことでした。
私は朝食当番があり、作業の説明をして抜けてしまったのですが、朝食の席で、作業をしてくれたみんながいい風に堤防を作れたことを、話してくれました。
午前中のアザミウマ潰しで梅林手前畑へ行ったときに、みんなが作ってくれた堤防を見ることができました。
綺麗な小高い畔に、ピンと張られたマルチシート。想像していた通りの、素晴らしい堤防ができていました。もう、これで大雨が降っても、畑が水浸しになることは無いな、と思えるくらい、信頼感のある堤防。3人が作ってくれたことが、とても嬉しかったです。