2月8日
昨日、夜9時から、麹の切り替えしをしました。
なるちゃんが来てくれて、丁寧に切り返しの説明をしてくれたり、夜間の麹の温度のことも話してくれて、とても心強くて、ありがたくて、嬉しかったです。
麹箱から取り出して、ふきんを開けると、純白と言いたい真っ白なお米が現れ、それを手で解していくと、お米が麹菌によって、ぴくぴくと動いていて、麹が自分の目の前で生きていることを実感して、凄く感動して、ちょっと泣きそうになりました。
この夜の時間には、よしえちゃんとりんねちゃんも来てくれました。
みんなと音楽室に泊って1時間おきに起きて見回りをすることや、朝7時には、家庭室に集まって、盛り込みができたりだとか、みんなと、味噌づくりができる時間が凄く楽しいです。
夜中の適切な温度は、35度~36度だとなるちゃんに教えてもらって、夜11時、深夜2時、早朝5時と、しなこちゃんと見回って、毛布を掛けた方がいいか、電熱ケーブルのW数はどうしようかとかなど、心を込めて丹念に考えて手を加えることが、凄く嬉しくなるし、満たされた気持ちになります。
盛り込みの時には、お米もふっくらとしていて、白さも増して、香りも出てきて、ますます麹らしくなっていく姿があって、そこのことが凄く嬉しかったです。
残りの時間も、大切に麹を見守っていきたいな、と思いました。
話は変わりますが、もうすぐミーティングがあることに向けて、思ったことがありました。
自立するにわたって、私は他の人よりも、意識するところは強くして、努力しないと、良い方には結びつかないと思いました。
私は、物心ついた時から、極端にコミュニケーションが苦手で物凄くアスペルガーが強かったです。
ちゃんと社会性も身に着けてきていなかったし、なのはなにいても、自分のそういった部分が際立つことがよくあるな、と思います。
今では、ハウスミーティングがあった日には、集合でみんなの前に座って話すこともしているけれど、以前の私からしたらありえないことです。
今も、人前に出ることが、怖い、恥ずかしい、と思ってしまうのも、まだ私の気持ちができていないところだと思いました。
自分が出るべきところも、(自分がいっていいのだろうか)と躊躇って、気付けた時があったとしても、結局アクションできなかった、ということがよくあります。
今も、みんなの中で気持ちを使うと、心の消耗を感じる時がありったり、食事のコメントがぎごちなくなってしまったり、朝起きてリビングに行くことや作業に出ることが緊張すると感じます。
でも今、そう感じているのなら、少しづつでも、今自分のできるところから、意識して積極的にコミュニケーションを取ったり、動いていくことが大事なことなんだな、と思いました。
上手に自分のペースを作って、自然に意思表示ができたり、コミュニケーションが取れるように、していきたい、と思いました。
2月10日
今日は、短めに日記を書きます。
今日はついに出麹の日でしたが、今日までチームのみんなと一緒に味噌づくりに向かえた時間が、凄く楽しくて、気持ちがへしゃげそうになっても、麹の見回りのことを考えると、今までにないくらい前向きな気持ちになって、私自身も助けられたなあ、と思う部分があります。
途中からなるちゃんがメンバーに加わってくれたことが、凄く心強くて嬉しかったし、夜遅くまでみんなと手入れをしているときの空気や、音楽室で寝泊まりして、見回りをするするちょっとワクワクする空気だったりとか、思い返すと、凄く愛おしいです。
麹の名前は、「白百合米華」と、「味噌川黒味」になりました。
このチームは、お姉さんのチームだね、ということで、上品な女の人の名前という堤で、みんなであれはどうか、と言い合って、今朝決定しました。
せいこちゃんが、写真撮影の時に、大人のポーズをしようと言ってくれて、調べてくれて、大人の雰囲気満載の振り返りポーズをしたり、と撮影の時も楽しかったです。
今日は、出麹を終えてから、6時までの1時間、「撮影がまだだね」とみんなが声をかけてくれて、その撮影をしました。
それから、なるちゃんが、明日に向けての準備の過程を話してくれて、それまでとは気持ちもさっと切り替えて、凄い速さで準備が進んで、6時の夕食までには余裕で間に合っていて、さすが、みんなお姉さんだな、とみんなと姿を見て思いました。味噌づくりをさせてもらえて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
もう、麹の見回りもできないことに、胸が締め付けられるような寂しい気持ちもするけれど、良い麹として、美味しい味噌になってほしいな、と思います。
また、お父さんが話してくださったように、出麹前には40度を超えるくらいの温度で、ということをしっかり覚えておいて、次回にもしやることがあったら、活かしたい、と思いました。
明日は最終日で、役割をみんなと最後までしっかり果たします。