6月15日(土)「朝の土寄せ、白大豆畑にて & 『ケニー・モナーク・フェスティバル』目前。リハーサルと仕上げの1日!」

6月15日のなのはな

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 土曜日。父の日の会前日。朝。
 ……といえば、畑作業ができるチャンスです。

 明日の父の日の会に向けて、日中に準備や練習の時間があるため、今日は朝食前に畑作業をしました。
 みんなで、気持ちよく会に向かえるように、作業を進めました。
 水やりや、田んぼの除草剤まき、桃の手入れ、そして土寄せ。
 土寄せするのは、豆。
 コミュニティ畑とうなぎとり畑の土寄せの二手に分かれました。

 

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 私は、あけみちゃんを先頭に、10人ほどのメンバーと、うなぎ取り畑に向かいました。
「競歩をイメージして、歩いて畑に向かいましょう」
 と、あけみちゃんの声掛け。
 朝の寝ぼけた身体が覚醒していくようでした。
 畑に着くと、15センチほどに伸びた白大豆たちが待ち構えていて、その茎は、ちょっと心もとなく、「土をちょうだい」と言い出しそうでした。
 作物の成長具合に合わせて、数回に分けて土寄せをしますが、今日は、その1回目となる土寄せをしました。

 

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 前日には、畝間には管理機をかけてくれていて、とてもふかふかとした土がありました。
 それを見ると、「よし、やっていこう!」と気合が入りました。
 クワをいれると、砂場の砂のように、さらさらと持ち上がって、そのとびきり、ふかふかとした土を、豆の成長点下まで寄せていきます。
 豆にとっても良いベッドができていくようでした。

 

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 うなぎ取りの畑は、大小あわせて、4枚。面積が大きいところからみんなで終わらせていきました。
 多人数の手と、ふかふかの土、土が寄って気持ちがよさそうな豆、それが楽しい要素になって、クワをを振るう手も進みました。

 

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 あけみちゃんが、
「8時15分までに終わらせる目標でいきます」
 と宣言してくれていましたが、実際にはその5分前に、うなぎ取りの4枚の畑の土寄せを終わらせることができて、人参の間引きの作業にも取り掛かることができました。
 朝とはいえ、もう気候は夏で、身体にじわっと汗をかいて、気持ちが良い朝だな、と感じました。
 これから、さらに暑くなって、早朝に作業することも増えるかな、と思い、その時が楽しみになりました。

(ほし)

 

***

 

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 大好きなお父さんをお祝いする、父の日の会の本番まで、残すところあと1日。あっというまに前日が来てしまいました。今までチームのみんなと積み重ねてきた毎日がとても濃くて、明日が本番だということが、信じられないくらいでした。大好きなお父さんに喜んでもらえるような、良いステージにしたい。最後の最後まで、良くしたい。そのための、大切で貴重な1日でした。

 私は『トード・ソング』のチームで、13人という多人数のチームです。『トード・ソング』は、カエルをイメージした曲ですが、今回の『トード・ソング』では、カエルではない、ある生き物になって踊ります。

 

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 人数が多いと、みんなで揃えることが難しいけれど、それだけに、みんなで動きがピッタリと揃うと、ゾクッとするくらいに迫力があります。
 速い動きの多い曲だけれど、ぴったりと緻密にそろえて、私たちだからこそできる、すごみのあるダンスがしたい。時間を決めて、3人ずつのバディにわかれて練習をしました。揃えたいポイントを共通認識してから、バディ練習にわかれました。

 『トード・ソング』は、身体の振りだけでなく、表情の変化も激しいです。表情も振りのひとつ、というより、表情で踊ると言っても良いかもしれません。お互いに、身体の振りも顔の振りも、みんなで揃うように、見合いました。
 客観的に見ると、恥ずかしさを捨てて自分を捨てて、顔いっぱいに目と口が広がるくらいに大きく表情を動かしていると、とても可愛くて魅力的で、見ていてもおもしろくて惹きつけられました。
 ある生き物になり切って、変顔をするときと、白い歯を見せてキラーンと笑うときの切り換えが、身体の振りと一緒になるととても難しくて、何度も何度も練習しました。

 たくさん踊って、滝に打たれた後みたいに汗びっしょりになったけれど、それくらいに全力で踊ると、心も身体も毒が抜けて清められるようで、気持ち良かったです。

 

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〈全8チームがそれぞれに踊る曲を練習しました。寸劇を用意しているチームもあるようです!〉

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 午後からは、リハーサルをしました。チーム以外の人にはじめてダンスを見てもらえる、もうひとつの本番のように感じて、緊張しました。でも、音楽がかかると、私たちはすっかり、あの生き物になりきってしまいました。見てくれている人が反応をしてくれると、より気持ちがのりやすくなって、やっぱり表現は、やる人と見る人との間で成り立つんだと感じました。

 もっと良くするために、あゆちゃんが、アドバイスをいくつかくれました。横を向く振りのときも、お父さんのほうを向いていたほうが可愛いと、教えてくれました。他にも、ある生き物のポーズで飛ぶところのタイミングや、もっと高く飛ぶことなどのアドバイスをくれました。

 

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〈これまで準備してきたものを持ってリハーサルへ。全体の司会進行をする、なおちゃん、あゆちゃんとの打ち合わせ〉

 

 あゆちゃんのアドバイスをもとに、またバディ練習にわかれました。あゆちゃんが教えてくれたことを意識すると、ぐっと難しくなり、お互いに見合って、何度も何度も練習をしました。

 バディ練習のあとは、みんなで揃って練習をしました。リーダーのまえちゃんが、前から見てくれて、
「私を見て、という気持ちで踊って欲しい。わたしがいないとこのダンスは成立しないというくらいの気持ちで」
 と、アドバイスをくれました。
 練習ではあるけれど、衣装を着て、お父さんとお母さんとみんなが見てくれている本番をイメージして、「お父さんがとても大好きなんです!」という気持ちでいっぱいにして踊りました。前で見ていたまえちゃんが、「すっごく良くなったよ」と笑顔で言ってくれたときはとても嬉しかったです。

 

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 午後の最後は、全員で集まって、会のフィナーレで踊る『フラガール』の練習をしました。この曲を踊ると、とても幸せな気持ちになります。はじめて『フラガール』を踊るというメンバーとも一緒に、家族みんなで『フラガール』を踊れることがとても嬉しいです。私たちにとって大切な曲です。

 

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 あゆちゃんが、「目線に逃げないで。遠くに景色を見て踊って」と、アドバイスをくれました。『フラガール』の美しい歌詞にあるような美しい景色をイメージして踊ると、踊りやすくなりました。『フラガール』のような優しい世界を私たちで作ります、と気持ちをこめて、本番も踊りたいです。

 ついに明日で、ドキドキしていますが、しっかりと寝て、明日にのぞみたいです。

(えつこ)