6月24日のなのはな
お天気さんが、私たちに与えてくれた、雨が降らない期間は3日間。この貴重な時間、なんとしても、ナスとピーマンの支柱を立てたい。しかし、そのためには、まず、竹を伐る必要があります。
取りたい竹の本数は、436本! 1日で150本は伐りたい。膨大な数だけれど、みんなと「やるぞっ!」強い気持ちをもって、竹取り会場である、開墾26a畑へ向かいました。
畑に着くと既に、須原さんとまえちゃんが竹を切り出しはじめて下さっていました。それからも、ひたすら須原さんがノコギリを使って、ドンドコ竹を伐り続けて下さり……。
私たちは竹を林から引き出し運ぶ部隊、それを3メートルにカットする部隊、そして梢端部をカットして、枝払いをする部隊に分かれ、一本一本、工程を流れるように進めていきました。
私は今回、主にまえちゃんが3メートルにカットしてくれた竹、そして梢端部のカットや枝払いが必要な竹を、よしみちゃんや、りんねちゃんたちのところへ運搬したのですが。ノコギリで一本一本カットしているとは思えないくらい、カットのスピードが速く。まえちゃんの手にノコギリが渡れば、それはまるでチェンソー並。
私は、まえちゃんの作業がしやすいように、素早く、カットされた竹を運搬。そして、よしみちゃんたちの所へ届けて行きました。
ひたすら往復し、運搬。みんなとの竹取りの流れの一部となっている感覚がとても嬉しかったし、本当にどの場所に行ってもみんなが竹取りの職人さんのように、ノコギリで切り落としていたり、鉄筋を振り、パンパン! と枝を払っていたり、竹取りベテランメンバーがそろって居るのもあるのですが、着々と竹取りが進んでいることを感じました。
そこへお父さんが、秘密兵器を持って来て下さりました。その秘密兵器は……「電動剪定バサミ」。
これまでは一本一本ノコギリを使って梢端部を切っていたのですが、それだと、切っては竹を移動させて、切っては移動させて、と竹を移動させる時間、そして、いくら細い部分とはいえ、ノコギリでカットするのは、1本につき10秒前後かかってしまっていました。
しかし、電動剪定バサミがあれば、竹を毎回切りやすい場所に移動させて行う必要もなければ、1本につき1秒しか掛からないのです。全く力もいらずに、ウィーンとなったら一瞬にして切れてしまいます。
そんな電動ばさみが入ったことによって、初めに切り出された竹をまとめてちょきっ、ちょきっ、と切ってしまえば、後は、梢端部のカットをしていた人も、一番手が必要な枝払いに回ることができるようになりました。
それによって、もっともっとスピードがアップ! それだけではありません、これまで払った笹の山を何も考えず、近くに山にしてしまっていたのですが。直ぐに軽トラに積める場所に一回一回、山にしていくことを教えていただきました。
竹取りに限らず、作業はいくらでも時間をかけようと思えばかけられてしまいます。しかし、ちゃんと流れを作って、効率良く、スムーズに進められるように、考えていく必要があるし、何よりもスピード感を自分たちの中でしっかりと持って、てきぱきと進めて行くことが大切だということを感じました。
最後は、みんなと、さらにスピード感を持って、今日切り出した竹の枝払いは全て終え、それを古吉野なのはなのグラウンドまで運搬することができました。
今日とれた数は………「135本」。1日の目標には惜しくも届かなかったのですが、半日で135本、たくさん取れたのではないのかな、と思います。しかし、明後日には、これらの竹を加工し、畑に立てるという作業が待っています。
明日はもっと流れを良く、かつスピード感を持って、もっともっとたくさんの竹を取れるように。みんなと団結力を持って、頭と身体を使って頑張りたいです。
(ももか)
***