「気持ちを出す機会」 みつき

6月11日

●気持ちを出す機会
 
 雨が上がってから一気に夏がやってきたように感じます。
 冷たい麦茶はおいしいし、汗をかいた身体に吹いてくる風は気持ち良いです。
 
 今日はお客様が、演奏を見てくださいました。笑顔で喜んでくださっている様子や、「ユートピアですね」とおっしゃってくださっていたということもあとで聞かせて頂いて、本当に嬉しかったです。

 久々の演奏の場で、昨晩はあけみちゃんとみんなとダンス練習をみっちりしていました。ペアで振り付けを確認し合ったり、最後は上手下手の半分に分かれて、1曲まるまる見合いっこしました。踊り終わったあとに息を切らして汗だくになっているのも、みんなの気持ちが上昇して、燃え上がっているようでした。
 『ホワイト・フラッグ』を初めて前から見たのですが、本当に格好良かったです。
 みんなの目に力がこもっていて、真剣だけれどどこか余裕があって、頼もしさを感じる姿でした。曲の歌詞のとおり「かかってこい」と言えるような強さが、確かにありました。
 
 この演奏がなのはなの演奏なのだなあ、と改めて感じました。なのはなのみんなの『気持ち』に惹きつけられて、元気が出たり、涙が出てくるのだと感じました。
 自分も、こうやって何度も『ホワイト・フラッグ』を踊らせてもらって、そのたびに、「こうやって本気で生きていきたいんだ」と思わせてもらえることが嬉しいです。演奏のほかにも普段の生活でも、気持ちを出していける場があって、表現をする機会があることはありがたいです。
 けれど、そのいくつもの機会を、流してはいけないです。確実に自分のものにしていくためには、わたしはもっと気持ちを出し切らなくてはいけないし、そのための勇気をつけていきたいと思います。

 あゆちゃんが食事の席で話してくださったことが印象的でした。
 あゆちゃんの言葉に共感していて、確かに「全員がなんでもできる」というのはすごいことだと思いました。農作業だけじゃなくて、ダンスも楽器もできる。人任せにしようと思ったら人任せにできるけれど、それをしない。みんなが自分事であり全員共通で、全てのジャンルに力を入れているのは、ほかではなかなか無いと思います。

 うまく言えないのですが、それは、ここでは誰もが気持ちや心で生きているからだと思います。なのはなのお父さんお母さん、みんなの仲間で居ることは、自分が何が得意で不得意だとか、能力があるかないかじゃなくて、自分の心を見てもらっているということだと思います。自分の心や気持ちを認めてもらっていて、だから、自分もなんでもやってみることができる、こうやってずっと挑戦し続ける生き方ができるんだなあと思います。
 みんなが掬ってくれて、見てくれている自分の心や気持ちを大切にして、表現して、伸ばしていけるようになります。
 これからもっと暑くなると思います。これからの毎日も挑戦の連続です。
 もっと自分をレベルアップさせながら、一度きりのこの夏を、みんなと楽しみたいです。