7月1日(月)「音量、音程、音色……楽器の合同基礎練習」

7月1日のなのはな

 雨の日ならではの、楽器練習。
 トランペットパートは、サックスパートの皆さんと一緒に、基礎練習をさせてもらいました!

 今日の目標は、新しく楽器を持ち始めた子も、全体合奏が出来るように、まずはドレミファソラシドを吹けるようになること。
 わたしは、しばらくトランペットを持たせてもらっているので、基礎は大丈夫だろう。そう思っていたのですが、サックスパートのリーダーさん、さとみちゃんとの練習で、基礎を詰めていくことが、いかに大事かを感じました。

 

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 まずは、ロングトーンから始まります。
 一つ目に意識することは、とにかく大きな音を出す。汚いとか、綺麗とか気にせず、大きな音だけを出すことに意識を持っていきます。
 腹筋背筋ほっぺたの筋肉、全部を全力で駆使してロングトーンをしていると、8拍の間もたせるのが厳しくて、音を出す前は、瞬間的に思いっきり息を吸わないといけないし、そうすることで、鍛えられていくのだなと思いました。

 パーンと大きな音が出てくるようになると、2つ目に意識することを教えてくれました。
 それは、音程。
 なのはなではいろんなメーカーの、いろんな楽器が集まって全体合奏が行われます。
 それでも、音の大きさと、音程が揃っていれば美しい演奏になり、芸術となり、人を感動させるものになっていきます。

 

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〈トロンボーンパートも、地道な基礎練習メニューを積み重ねています〉

 

 複数人で演奏する場合のコツは、みんなの音に合わせようとするのではなく、上手な誰か一人に合わせることだと、さとみちゃんが話してくれて、わたしは楽器練習で、自分と仲間の音が一本になる瞬間が、一番好きな時間だなと思うので、みんなと音を合わせていく練習は、とても難しいけれど、どんどんそろっていくのを感じると、とても嬉しくて、気持ちが良かったです。

 音の大きさ、音程もそろうようになって来たら、最後は音色。
 さとみちゃんが、音の始まりと、音の終わりまでを一本、綺麗な音で揺らさずに出すこと、その一本、ぶれない音が美しいことを話してくれました。
 自分が吹いていても、何か綺麗じゃないと感じていたのは、音がぶれていたからなんだなと気が付いて、パーンと初めから終わりまで華やかなトランペットの音をイメージすると、とってもやり易くなって、自惚れですが格段に上手になったように感じました。

 

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〈フルートやクラリネット、大正琴とキーボード、パーカッションパートも、基礎練習や、小曲の練習を行いました〉

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 ドレミファソラシドのロングトーンだけですが、それだけでも、初めと終わりでは、全然違う人が吹いているような音圧、音程、音色になっていて、さとみちゃん監督の元、みんなでごろんと上達出来たことがとっても嬉しかったし、一段とトランペットが好きになれました。

 畑に出れない雨の日も、コンサートに向けて、少しずつ楽器の地力をつけていく有意義な時間をみんなで作っていけることが嬉しいなと思い、今年の全体合奏が良いものになるように、上達していく練習過程をみんなと楽しみたいです。

(なつみ)

 

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〈畑チームでの見回りへ行ったり、晴れた日の作業のための下準備も進めた1日でした〉
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〈下町川下畑で、ピーマンの実ができはじめています〉