7月3日のなのはな
長かった雨が止んで、やっと外に出られる!
野菜の支柱に使う竹取りの作業も、再開しました。
まず、まえちゃんから聞いていた新道具のお披露目です。
「新しいのこぎりを用意したんだ!」
ピカピカと輝く刃に、黒い持ち手の新しいのこぎり。それを持っている、あゆちゃんとまえちゃんも、とても格好良かったです。
新しいのこぎりパワーと、あゆちゃん、まえちゃんパワーが合わさって、次々と竹が切り倒されていきました。そして、なおちゃんとさやねちゃんパワーで、その竹がこちらへと引き上げられて運ばれてきます。
運ばれた竹の笹枝は、すにたちゃんとなつみちゃんパワーで、一瞬にして枝払いされ、つんつるてんになってしまいます。最後は、まちちゃんパワーで梢端がカットされ、軽トラックに積み込まれて、竹や笹が古吉野へと帰って行きます。
みんなのパワーが集結していました。
竹林はどんどんと開けていきます。残された竹が、さわさわさわ、と風に揺れているのが見えます。
先日の作業で、お父さんが、効率よく動きやすい作業レイアウトを作ってくださり、そのレイアウトに沿って今日も作業をしていました。
枝払いは、中央の広いスペースを使う。
竹の長さを揃えるカットは、入り口で行う。
枝払いで溜まった笹枝と竹は、入り口前に山にして、すぐに軽トラックに積めるようにする。
このように、今どこで何をしているのか、それぞれが分かりやすく、やりやすい環境で作業が進められていることを感じました。
どんどんと竹林が、わたしたち仕様に変わっていくのも楽しいです。
どの竹も、とびきり長くて太くて、立派な竹でした。野菜の支柱の長さとして使うのなら、1本の竹から3本の材料が取れるくらいに長いものばかりでした。もちろん重さもしっかりあって、ちょっと運んだだけで、顔からは汗が滴ります。
けれど、すごく得をしているような、嬉しい気持ちになりました。
ナスとササゲの支柱、野菜の日よけなど……。あともう少し、竹が必要です。
野菜が待っている! あらゆるパワーと方法を使って、みんなと頑張ります!
(みつき)
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第1鉄塔畑で育てている、トウモロコシの収穫ができています。今は、畑のなかでも初期に植え付けた“第1弾”が穫れており、後続の株も、順調に実をつけています。
収穫した実は、すぐに台所の大鍋で茹でます。小さなころからトウモロコシをよく食べていた、お父さんは、トウモロコシを収穫しに行くときは、鍋にお湯を沸かして出発するほど、トウモロコシは鮮度が大切なんだと教えてくれます。
湯に通すと、黄色がいっそう濃く鮮やかに。このトウモロコシを塩ずりして、みんなで1本まるごとかじったり、カットして副菜のお皿にのったり、あるいは粒コーンとしてスープに入ったりします。とても味が濃く、粒が一つひとつしっかりとして、美味しい実ができています。
前週末に畑のチーム編成が新しくなった際、これまで手入れをしてきた担当者から、新しい担当者へ、トウモロコシ・カレンダーが渡されました。この時期には、この手入れ。この時期には受粉をするので、雨が降っていたら人工授粉が必要かも……。カレンダーには愛情をこめて事細かに、必要な手入れが記されています。